電光石火！Lun HYPER R33乗車インプレッション【感想・レビュー】

声を大にして、自信満々に言おう。

 

 

HYPER33は強烈に速い。

 

 

「強度」「剛性」「加速力」「かかり」
「高速巡航性」「軽さ」「登坂力」「路面追従性」
「快適性」「脚当たり」「横風操作性」「制動力」

おおよそホイールに求められる性能を漏れなく内包し、
それでいて、それぞれの性能が軒並み高い。

 

しかも、カーボンスポーク、考え抜かれた設計/技術により

「強度」と「軽さ」
「剛性」と「快適性」
「巡航性」と「登坂力」

一般的には二律背反とされる特性を、高次元のバランスで両立。

 

ゆえに、
ライダーが持つ「速い」という常識・固定概念を越えた「速さ」を有しており、
心へと訴えかけてくる力、いわば「求心力」ともいうべき魅力が異常！！

 

 

それら高水準にある各性能の中でも、特筆すべきは、

 

カンストした機動力。

 

 

「気持ち良すぎるやろ……(*´ω`*)ｳｯﾄﾘ」

 

 

R33は、前作38㎜より3㎜リムを低くしたことで約40g軽くなりました。

 

その宣伝文句は、確かに私達の購買欲を刺激するには効果的ですが、
「前作以上に加速力、クライミング性能を際立たせたかった」
というのが、Lun開発陣たちが一番に達成したかった狙いだったはず。

 

そして、その想いは見事にR33へと息づいておりました。

 

 

別世界の「軽やかさ」がペダリング一踏み一踏みを彩り、
ダンシングした際の”キビッキビ”の挙動にも酔いしれる。

 

 

その感動は3時間のライド中、一切薄まることはありませんでしたねぇ～(^^)

 

私がこれまで体験した全ホイールの中で、こいつに匹敵しうるのは
『ギップフェルシュトルム』『BORA ULTRA WTO33』などが思いつきますけど、

R33がコスパ&汎用性の高いTLRクリンチャーであるのを踏まえれば唯一無二か…

 

その高みを実現したLunのホイール造詣の深さに感服ですm(__)m

 

 

「高速巡航性」はR45に及ばない。

……が、十分イケるレベルにある。
（点数を付けるならば、R45は9.5点、R33が8.75点）

 

R45の「風を切り裂くような推進力」は感じられず。

しかしながら逆に、悪印象となる空気抵抗感もゼロ。

 

前方、斜めから向かってくる風を乱さず、
空気をホイールにまとわり付かせることもなく、
後方へとスムーズに受け流す機能に優れるのでしょう。

 

この日はやや風がありましたけど、
唐突な横風に対しても、ほとんど微動だにしませんでした。

 

R33は空気を巧みに手なずけます。

 

 

風神のR45、雷神のR33。

 

総合性能は同等。

『エアロ』という特殊能力を得た代わりに『爆発力』を差し出したR45。

『エアロ』は感じないが抵抗ゼロ。全速度域でウルトラスムーズなR33。

 

「たった15㎜でここまで違うものなのか……」

 

実測重量差もわずか53gでありながら、
不思議なまでに乗り味を異にする両ホイール。

 

次はロングライドに繰り出し、R33をより堪能しようと思います！

 

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