この記事の所要時間: 38

 

松木です。

 

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

コンチネンタルが『4000sⅡ』の後継モデルとして14年ぶりに新作を発表。

 

 

『GP5000』

 

 

クリンチャーモデル『GP5000』、
そして待望のチューブレスモデル『GP5000TL』の2種類です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もちろんチューブレスに関心はあったけど、
市場が必要としているからと言って、即タイヤを作る訳ではないよ。

 

私たちがベストな技術を手にし、さらに
タイミングが正しいと感じられて初めて開発に着手する。

 

可能な限り最高なタイヤを世に送り出したいんだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

Continetalがチューブレスタイヤ参入に遅れたのは、

上記の考え方の元、
「簡単かつ安全なフィッティング」
を実現するのに時間を要したのが大きな理由。

 

それと同時に、”史上最高のタイヤ”にふさわしい技術を生み出すために、
想像を超えるような研究室・実走での試行錯誤を重ねたからに他なりません。

 

また、Specialized、Vittoria、Pirelli、Bontrager、Hutchinson、Maxxis、Schwalbe、
これら競合メーカーの製品を上回るために、比較しながら開発を進められたのだそう。

 

「すべての特性を改善した」と豪語する『GP5000』とは?

 

スポンサーリンク

Continental『GP5000』のスペック & 特徴

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由
※画像クリックで拡大

 

『GP4000sⅡ』
(上図左)

『GP5000』
(上図右、下図左

『GP5000TL』
(下図右)
タイプ
クリンチャー クリンチャー チューブレス
公表重量
23c:205g
25c:225g
28c:260g
23c:200g(-5g)
25c:215g(-10g)
28c:235g(-25g)
32c:290g
(23/25/28/32の4種)
25c:300g
28c:345g
32c:370g
(25/28/32の3種)
コンパウンド Black Chili
改良型Black Chili
4000比で転がり-12%
改良型Black Chili
5000比で転がり-5%
(シーラント封入前)
TPI
330TPI / 3レイヤー 330TPI / 3レイヤー 180TPI / 3レイヤー
耐パンクベルト Vectran Breaker
改良型Vectran Breaker
4000比で耐パンク+20%
改良型Vectran Breaker
5000比で耐パンク+5%
トレッド
パターン
葉っぱ模様の溝
 

溝+レーザー加工
(Lazer Grip)

溝+レーザー加工
(Lazer Grip)
振動吸収層 無し Active Comfort Active Comfort
価格(税抜) ¥7000 ¥7000~8000? ¥12000~13000?

 

スポンサーリンク

改良型Black Chiliコンパウンド

コンチネンタル『GP4000s RS』と『GP 4000s Ⅱ』の比較 ブラックチリコンパウンド

その名称こそ変更されていないものの、
練り込んでいる素材の配合を変えることで
グリップ力に影響を与えずに転がり抵抗-12%を実現。

 

これは-15%の『GP4000 RS』とほぼ同レベル。

ただ、「耐摩耗性」も向上しているというのだから驚きです……

 

 

ちなみに、”タイヤの厚み”に関しては、
「転がり抵抗」と「グリップ力」の最適なバランスを追求したとのこと。

 

下の記事でも話してますが、
厚すぎると「ヒステリシスロス」「重量」が悪化し、
薄すぎると今度は「グリップ力」が低下してしまいます。

タイヤ熟考Ver1「転がり抵抗」≠「タイヤと地面との摩擦による抵抗」
 松木です。 何となく使っている「転がり抵抗」という言葉。 冷静に考えると、上図の①のように地面とタイヤはこすれている訳ではありません。(ホイール...

改良型Vectran Breaker耐パンクベルト

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

こちらも名前は変えていませんが、
乗り心地に関係する「柔軟性」を損なうことなく
「突き刺しパンク耐性」だけを20%も向上。

 

ただでさえ、パンクしにくいと評判のタイヤがより頑丈に。

新たなトレッドパターン+レーザー加工「Lazer Grip」

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

トレッドパターンは、
『4000sⅡ』の面影を残しつつもスタイリッシュな模様に改良。

 

そして、その部分にレーザーを照射して多孔質にすることで表面積を増やし、
コーナリング中の「グリップ力」を高める”Lazer Grip”技術を初導入

他の箇所とは表面の質感が異なってますよね(^^)

 

この新しいトレッドパターン、
「”エアロ”はどうなの?」と少し気になりましたけど、
『4000sⅡ』と同じ空力パフォーマンスを発揮するそうです。

タイヤの空気抵抗は馬鹿にできないという新常識
 松木です。 タイヤの「速い、遅い」を決める際に注目されるのは十中八九が”路面抵抗”ですが、実は、前輪に関しては”空気抵抗”がかなり重要だという話です。&...

Active Comfortケーシング

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

Vectran Breaker耐パンクベルトの下のケーシング層には
路面からの衝撃を和らげ、また微細な振動を吸収して
「快適性」向上に効果のあるケーシング層を新採用。

 

これは「Actve Comfort」テクノロジーと呼ばれるのですが、
おそらくケーシング素材自体を変えているのではないかと。

チューブレスタイヤ『GP5000TL』について

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

『GP5000』と『GP5000TL』を見比べた時、
『GP5000TL』の方には、見慣れない「内側の層」「ビード形状」が目に付きます。

 

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由
(左『GP5000TL』、右『GP5000』)

実物を見ても、やはりこの部分の違いは目立ちます。

 

チューブレスの場合、
タイヤが空気を保持しなければいけませんから、
タイヤ内側にブチル製のインナーライナーを追加。

これがチューブの代わりといった所でしょうか。

 

そして、チューブレスにおいて命とも言える”ビード部分”は、
四角く、柔らかいゴムを用いることで、リムとの間の空気漏れを防ぎます。
(とは言え、信頼性を高めるためにシーラントは必要)

 

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

このビード部分の”ゴム素材”、”形状”に関しては、
特に入念に研究されたそうで、

「安全性(=走行中の外れにくさ)」「タイヤのはめやすさ」
「空気の入れやすさ(=リムフックへのタイヤの上がりやすさ)」

これらのベストバランスを達成。

 

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

25c:300gという重めの重量について開発者は、

「他メーカーのいくつかのものよりも重いのは承知しているけど、
それとトレードオフの価値(「耐パンク性」「気密性」など)はあると考えているよ」

 

 

コンチネンタル『GP5000』が史上最強のロードタイヤである理由

以上、ただただ完璧にしか思えない『GP5000』。

 

これから先、何年もの長きに渡って
”ロードバイクタイヤのベンチマーク”として君臨するのは間違いなく、

現在のチューブレスの流行も考えると、
来期は「MAVICホイール+GP5000TL」がド定番化しそうですね(^^)

 

プレスリリースと同時に、海外では既に発売開始しており、
日本代理店へ入ってくるのも、そう遠くはないでしょう。

 

スポンサーリンク