カフェインの効果を最大化することを目指した清涼飲料水。
それがマトリックスパワータグ吉田隼人選手が手がけしBOOST SHOT(ブーストショット)
少しばかり説明続きますから、先に要点をばw
- 運動機能向上必要量とされるカフェイン180mgを含み、
- ガラナが、そのカフェインの効能の持続性を高め、
- タウリンやビタミンCが、カフェインの内臓への攻撃性を抑え込む
目次
BOOST SHOTを作った経緯・効果【本人インタビュー】
- 吉田選手自身、かつてはサプリメントの効果を明確に実感したことが無かった
- 海外でレース活動していた際、スプリンター選手にカフェイン系のドリンクを進められた
- 内臓がしんどくなるようなカフェイン独特のデメリットも感じる事も無くて好印象だった
- これについてチームドクターに相談したところ、カフェインの効果を持続させたり、内臓の負担を軽減する成分があることを知った
- 所属チームが変わり、活動拠点が日本に移ったが、似たような配合のカフェイン系ドリンクは見つからなかった
- そこで自ら製薬会社と契約し、BOOST SHOTの開発に着手。2020年3月に発売開始した
自分自身、ロードバイクに乗り始めて13年。
色んなサプリメントに目移りしては、一通りの商品を試してきましたけど、
やはりほとんどの物で効果が実感できず、リピートせずに摂らなくなりました。
そんな取捨選択の中で、
- タンパク質不足解消のための「プロテイン」
- 無数の実験によりその効果が証明されている「カフェイン」
この2つだけが私の中で自然淘汰されず、今でもなお取り入れています。
そしてBOOST SHOTが
この内の一方である「カフェイン」に特化したドリンクとあれば、
当然興味をそそられない訳がありませんでしたね(^^)!
BOOST SHOTが効くメカニズム(丁寧語略)
先にビンに貼られているパッケージと
その中でポイントとなる部分を赤で囲っておくとしよう。
カフェインの効果・摂取方法
【効果】
- 集中力UP、頭がシャキッとする、眠気解消
- 持久力UP(グリコーゲンの再合成速度UP、VO2max向上などによる)
- MAX筋力UP(ゆえにスプリントや筋トレにも効果あり)
- 脂肪燃焼、代謝の促進
【効果的な摂り方】
- 20分以内に体内へと吸収されて血管へと流れ始める
- 20~30分で脳へと到達。30~60分で血中濃度は最高となる
- 血中濃度の半減期は2時間半~10時間。完全に抜けるのが大体その倍
続いて、代理店HPの「摂取するタイミング」を確認し、それぞれの理由を考えてみよう
- 空腹時を避ける
⇒副作用が出やすいから(「空腹」「カフェイン」で検索すると多数ヒットする)
- 競技時間が短い(1時間以内)競技の場合、競技開始60分前の摂取がオススメ
⇒吸収が遅い人でも、60分後には血中濃度が最高に到達しているから - 競技時間が長い(4時間以上)競技の場合、競技終了90分または60分の摂取がオススメ
”4時間以内”⇒半減期の短い人は4時間以内にカフェインの効果がだいぶと薄れてしまう
”競技終了90分または60分”⇒「血中濃度が最高になって1時間ぐらいが効果のピーク」
・・・・・・・・・・・・・「ラスト30分はレースが活性化しやすい」 - 競技中摂取の場合は自分にあった摂取タイミングを見つけることをオススメします
⇒カフェインの吸収速度、血中濃度が最大になるまでの時間、半減期には個人差があるから
【実験・論文を元にしたワンポイントアドバイス】
- 毎日摂った場合、1日目の効果が最も大きく、その後下がっていき6日でほぼ効果が無くなる
⇒そのためここぞという時に絞って摂るのが効果的 - 1kgあたり3mg前後が効果が望める最低ラインとされる⇒故に180mgは決して多すぎない
逆にコーヒーやレッドブルに含まれるカフェイン量は、運動機能向上を狙うには少なすぎる - 一日1本が目安になっているが、2本分のカフェイン量360mgまでなら問題無い人が大半
⇒「レース前に1本、4時間以上の競技ならレース中に更にもう1本」がベスト - 2本目以降は、ボトルに混ぜてチビチビ摂取。マイルドに効果を持続させるのもオススメ
ガラナエキス末の効能
吉田選手に「何故ガラナエキス末を入れているのですか?」と質問させて頂いたところ、
「カフェインの効能を長続きさせると言われています」と答えて下さった。
これは、ガラナに含まれるタンニンやサポニンなどの働きによると考えられている。
その他にも、ガラナに含まれる多種多様な成分により
疲労/倦怠感の軽減、心臓/循環器系の不調改善、頭痛/偏頭痛の軽減、下痢止めなど、
その効能は多岐に渡る。
ちなみにだが、
ガラナ種子から調製された粉末自体にも4%前後のカフェインが含まれているため、
BOOST SHOTに含有するカフェイン量は180mgよりも若干多いはずだ(184mg前後)
タウリンとビタミンCの効能
多めのカフェイン摂取で内臓がしんどくなる体質の人がいる。
(吉田選手もその一人だそうだ)
運動中、ただでさえ弱っている内臓に対して
カフェインでさらに追い打ちをかけた結果、
心身に不調をきたしてしまっては本末転倒だ。
そこでタウリンとビタミンCが活躍する。
先の動画内でもおっしゃっているが、ビタミンCには
カフェインという刺激物が与える、内臓への負担を和らげる効果があるという。
(1000mgはビタミンCサプリの標準的な量)
そして、
一般的に”滋養強壮”のイメージが強いタウリンにも
それと同様の効果が期待できるのだそうだ。
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BOOST SHOTを飲んでみた【効果検証1本目】
個人的にBOOST SHOTにはかなり期待しています(^^)
ですから、1本の記事で結論付けてしまわずに
1本摂る毎に「体調の変化」「パフォーマンスへの影響」を詳細に記録。
長期レビューという形を取りたいと考えています。
レース前
コップに移し替えてみる。若干色味がかった透明。
ZWIFTレース開始57分前に飲みました。
グラニュー糖とアセスルファムKの”ほのかな甘さ”
レモン果汁、ビタミンC、クエン酸の”酸味”
レモン果汁、ガラナエキスの”フルーティさ”
それらのおかげで飲みやすいものの、
”苦み”、”独特の風味”もそれなりにあって「ジュース」という感じではないです。
50mlと少量(ヤクルトでも80ml)で、2~3秒で容易く飲み干せました。
その後、スタートまで身体に起きる変化を観察。
便意を催したり、心拍数が上がってきたりしましたけど、
気合を入れているレース前にはいつもの事ですから、
BOOST SHOTはあまり関係無いように思います。
レース開始10分前、ZWIFTの準備に取りかかりました。
5分前から脚を回し始め、3分前に20秒間450wで一度心拍数を上げておきます。
【コースプロフィール】
レースレポート
スタート6分過ぎ(BOOST SHOT摂ってから63分経過)
4.5kmからEpic KOMの上り開始。
「時間的にはもうBOOST SHOTの効果は出てるはず。」
「350~375wなら余力を残して踏めるけど……まだ序盤、脚の調子は読めないなぁ…」
まだ幾ばくかの不安を抱えながらも
上り開始2km過ぎ、BOOST SHOTの真価を確かめるべくペースアップ!
どりゃゃゃーーーー( *`ω´)フンスッ
「おぉ!?イイ感じに脚が回るぞ!?」
25秒と十分と思えるギャップを付けた所でペースを落とす(4分400w)
その後、
後方集団ではMikamiさんが5.5w/kgで力強く牽引してましたが、
それでもほとんどタイム差を縮められませんでした。
「まだ若干の力は残せているし……この日は確実に”踏めている日”だ!」
(もちろんキツかったですけどねw)
「はぁはぁはぁ……残りはラジオタワーでゴールだ!!」
激坂(1.1km、Av13.7%)を上り始めて375wイーブンを刻む。
そしたら後方からTakagiさんが7w/kgで猛追してきた!! (||゚Д゚)ヒィィィ
後方8mまで詰め寄られるも、そこで最後残していた体力を使って引き離しました(50秒425w)
ヒルクライム19分25秒/363w
上々の出来です(^^)b
最大心拍数はTakagiさんから逃げた際の194bpm。
ここ数年、どれだけ追い込んでも190bpmは越えた記憶はありません。
………ふむ、まだ1本目なので結論を出すのは時期尚早ですけど、
BOOST SHOTが心肺機能、筋力を高めてくれたからだと感じます。
だからこそ、普段100%でないと発揮できないような「パワー持続力」を
多少の余力(感覚95%ぐらい)を残して出せていたのだと思いますし。
レース後
終了30分ぐらい酸欠で少し頭がクラクラしてました。
久しぶりの追い込み具合でしたし、仕方ありません(笑)
レース終了から2時間20分。
自室は2階。
練習後、いつもならこの階段を一段飛ばしで駆け上がった際に
大腿四頭筋周りに乳酸が溜まっているのを顕著に感じるのですが、
この日はその”乳酸感”が非常に少ない事に気づきました。
………そう言えば、レース中も「脚パンでもう踏めない」という感覚にはならなかったなぁ?
(心肺のみ限界に近かった)
もしかするとBOOST SHOTには、
「脚パンの原因物質(乳酸?)を発生させづらくする」もしくは「除去する能力が上げる」
効果も期待できるのかもしれませんねぇ~
その後、寝るまで追い込んだなりの”ダルさ”、”心拍数の上昇”は感じてましたけど、
BOOST SHOTの反動という感じではなさそうかな?
【1本目の感想】かなり良い
今後 本数を重ねるにつれて見えてくるメリット・デメリットもあるでしょう(^^)
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