名古屋に4店舗構えるスポーツバイク店「カミハギサイクル」
そちらが販売している世界最小クラスのオリジナル携帯工具です。
どれだけ小さいのか?
そして肝心な部分『使えるツールなのか?』を検証していこうと思います。
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目次
実測サイズ
縦55㎜×横18㎜×高さ18㎜
そこそこコンパクト、かつお手頃なGIZA PRODUCTSの携帯工具。
それと並べるとこんなにも違います。
GIZAを入れるとパンパンだったサイクルウォレットも
カミハギオリジナルだったら、随分余裕ができました(^^)b
重さもおよそ半分。
「車体+ライダー+ウェア類+持ち物」を軽くする事が速さにつながります。
車体の軽量化ばかりに目を向けがちですけど、
他人と差が付きやすいのは、実はそれ以外の3つ。
ですから、この”持ち物”での64gの軽量化はバカにしちゃダメです。
備わっている8種類の工具は何?
【カミハギオリジナル】8種類
+ドライバー(PH1)、トルクス25T、六角レンチ2/2.5/3/4/5/6
【GIZA PRODUCTS】8種類
+ドライバー(PH2)、-ドライバー、六角レンチ2/2.5/3/4/5/6
両者は似た構成ですけど、赤字の部分が異なります。
カミハギの方は”小ささ重視”でドライバーが細く、
そしてディスクローター用にトルクス25Tを採用。
実際に使って検証してみよう!
ここまでは欠点が無いように見えるカミハギオリジナル。
ですが「出先で便利なツールかどうか」はまた別問題。
やはりそこの所は、実車にあてがってシビアな目で確かめねばならぬ(`A´)クワッ
6㎜六角レンチ⇒△
唯一ペダルだけが6㎜です。
ペダル軸は、かなり強さで締められています。
そのため十分な力を加えづらいカミハギのでは
このネジを「緩める」のはちょっと厳しそうか……
(緩んでしまったのを締めるのは出来ますが)
対してGIZAであれば、固着でもしていない限りは外せるでしょう!
5㎜六角レンチ⇒▲
サドルのヤグラ、ブレーキワイヤー、
RD、ブレーキの枕頭式ナットなどが5㎜。
この内ブレーキの枕頭式ナットが、カミハギのだと全然届きませんけど、
GIZAであれば届いちゃいますね。。。
それからSTIレバーの固定ネジも5㎜です。
これもカミハギのでは回せないんですが、
やはりGIZAであれば問題ありません。
STIレバーは何かに当たるとすぐ向きが変わってしまうパーツですから、
ここを締めたり緩めたりできるGIZAはポイント高いです!
「カミハギオリジナル携帯工具はすごく便利!」と言いたいんですけど、
………少しばかり先行きが不安になってきましたねぇ~(^^;
4㎜六角レンチ⇒〇
ロードバイクで多用されている4㎜六角ネジ。
ステム周りのネジはカミハギのでバッチリです!
他にはシートポストクランプ、FD、ブレーキシューのフネなど。
私の車体の場合ですと、
シートポストのネジがやや回しづらいですけど……どうにか可能。
つまり4㎜六角ネジはすべて対応OKでした。
3㎜六角レンチ⇒〇
3㎜六角ネジが使用されているのは、こんな場所。
この内 右2ヶ所に関しては、出先で回す機会など一度も来ないはずw
それに比べてボトルケージは得てして緩みやすい。
3㎜六角レンチが唯一活躍しそうなボルトですけど、
ここなんかはカミハギのコンパクトさが光る箇所ですね!
小回りが利くんで回しやすかったです(^^)
2.5㎜六角レンチ⇒不要!
使い所0………というか今回気付いたんですが、
自分のロードバイクに2.5㎜と1.5㎜の六角ネジが見当たらず。。。
なお、一部のサイコンマウント(REC-MOUNTなど)の固定ネジや
シマノペダルの固定力調整ボルトなどには2.5㎜ネジが使われているため、
「あった方が良い!」という意見の人もいるようです。
2㎜六角レンチ⇒〇
FDとRDの調整ボルトが2㎜です。
(正式名称は、FDインナー(アウター)側調整ボルト、RDロー(トップ)側ストッパー調整ボルト)
ハンガーが曲がった状態のまま走り出してしまい、変速した拍子に
チェーンをロー(トップ)側に落としてしまって車体グチャグチャ!
………なんてのは結構あるあるな悲劇なんですが、
走り出す前にロー(トップ)側ストッパー調整ボルトを締めてRD可動域を狭めておく
だけで簡単に予防できます。
これはロードバイク歴が長いベテランでもやってしまうミスですから、
このRD調整ボルトの活用法だけは是非頭に入れといて下さいねー(^^)
プラスドライバーPH1⇒あって損はない
ロードバイク本体にこの+ドライバーを使う場面は無いでしょう。
ですが、+ネジは身の回りの至る所に存在しますし、
持っていればいつか役立つ時が来るはずです。
それに「何かに穴を開けたい時のツール」としても使えますから、
+ドライバーが付いていて損することはありません。
25Tトルクスレンチ⇒一部のディスクブレーキ車のみ
ディスクローターの固定ボルトが25Tトルクスなんですけど、
今は”センターロック式”が主流だと思いますし、
ほとんどの人にとって無用の長物ではないでしょうか?
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カスタマイズできれば最高なのだが…
バイクにあてがってみた結果、個人的に思ったのは、
- 「2.5㎜六角レンチ」「25Tトルクスレンチ」は不要
- 上記2本を無くす代わりに「長い5㎜(4㎜)六角レンチ」が欲しい
- 一般ツールとして「マイナスドライバー」があったら何かと便利そう
軽さ/形状/ミニマルサイズなどの”構造面”は素晴らしくて◎なんですが、
携帯ツールとしての”実用面”に関しては正直70点ぐらい。
少なくとも自分の理想ではないかなぁ……( ̄~ ̄;) ウ~ム
………と、口を”への字”にしながら眺めていて気付いたんですけど、
これ、各ミニ工具が簡単に外れます。
………ということは、
色んな種類のミニ工具単体さえ用意・販売してくれれば、
自らの理想の構成にカスタマイズする事が可能だぞΣ(゚Д゚)!?
カミハギサイクルさん、こんなアイデアはいかがでしょう?(笑)
P.S.
TOPEAK『Mini 6』
ミニ工具6種類:+ドライバー、六角レンチ2/3/4/5/6
(縦66㎜×横28㎜×高さ18㎜、重さ73g)
あれっ?ちょっと待って……
これだとさっきの私の要望ほぼ叶ってしまってますよねぇ(^^;
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ペダルをこのアーム長で緩めることのできる松木さんて…!ただモノではないですな!?(>o<)
GIZAは結構しっかり握れるので、どうにか出来そうです………まぁガッチリ締まってたら無理ですがw