ZWIFTには無数のワークアウトが用意されています。
そのため「結局、どれをやれば良いの?」となりがちです。
そこで、全ワークアウトの中から(一覧「What’s on Zwift」)
目的別に厳選したワークアウト25種類を紹介します。
先に「個人ワークアウト」に関する
下のページを読んでおいてもらえると、
効率的なトレーニングを行うための理解が深まります。
スポンサーリンク
目次
- 1 目的別おすすめワークアウト26選
- 1.1 バランス型
- 1.2 FTP向上
- 1.2.1 Less than an hour「SST(Short)」(50分/SP63) Lv1.5 〇◑
- 1.2.2 60-90 Minutes「SST(Med)」(85分/SP98) Lv2.5 〇〇◑
- 1.2.3 60-90 Minutes「High Intensity Recovery」(81分/SP86) Lv2.5 〇〇〇
- 1.2.4 Less than an hour「Emily’s Short Mix」(30分/SP40) Lv2.5 〇〇〇◑
- 1.2.5 GCN/Race Prep「FTP w/Bursts」(53分/SP61) Lv3 〇〇〇
- 1.2.6 GCN/Power Climbs「SweetSpot w/ steeps」(60分/SP73) Lv3.5 〇〇〇〇
- 1.3 VO2Max
- 1.4 無酸素運動
- 1.5 スプリント
- 1.6 レース実践向け
- 1.6.1 GCN/Race Prep「Random attacks」(70分/SP87) Lv2.5 〇〇◑
- 1.6.2 GCN/Sprint「Sprint B4 Sprint」(60分/SP56) Lv2.5 〇〇〇
- 1.6.3 60-90 Minutes「Mat Hayman Paris Roubaix 1」(81分/SP88) Lv3.5 〇〇〇〇
- 1.6.4 TimeTrials Specific「Dynamic TT Course Work」(61分/SP67) Lv3.5 〇〇〇〇
- 1.6.5 GCN/Flat Out Fast「Race Winning」(80分/SP59) Lv3.5 〇〇〇〇
目的別おすすめワークアウト26選
完遂する難易度を「Lv」で表しました。
「Lv」の低いワークアウトから初めて、徐々に上げていきます。
そして「Lv」の横にある「〇」は、
そのワークアウトの”おすすめ度”を表しています。
「〇」の数が多いほど、時間対効果は高いです。
また、「FTP」「VO2Max」「無酸素運動能力」
「アタック力」「スプリント力」の5種類の内、
どの能力を、どれだけ伸ばせるかも「〇」の数で表現しています。
バランス型
GCN/Sprints「LOAD-UPS」(60分/SP65) Lv2 〇〇〇
【FTP向上】〇〇〇◑(90、100%)
【VO2Max】◑(100%)
【無酸素運動能力】〇〇〇(200%)
【アタック力】〇〇〇◑(200%)
【スプリント力】〇〇(200%)
身体能力が上がってくると物足りなくなりますが、
一定のレベルになるまで行う分には、バランスは高め。
次の段階のワークアウトを行うための基礎固めです。
Less than an hour「Jon’s Mix」(54分/SP62) Lv2.5 〇〇〇◑
【FTP向上】〇〇〇(89%)
【VO2Max】〇〇〇(150%)
【無酸素運動能力】〇〇〇(150%)
【アタック力】〇〇〇(265%)
【スプリント力】〇〇(265%)
「Jon’s Short Mix」と比べて量が長い分、
300%→265%に下げられています。
Less than an hour「Jon’s Short Mix」(30分/SP38) Lv3 〇〇〇◑
【FTP向上】〇〇◑(89%)
【VO2Max】〇〇◑(150%)
【無酸素運動能力】〇〇◑(150%)
【アタック力】〇〇〇(300%)
【スプリント力】〇〇〇(300%)
短時間で満遍なく鍛えられる万能ワークアウト。
FTPが高めの人にとって10秒300%×3は結構難しいです。
FTP向上
Less than an hour「SST(Short)」(50分/SP63) Lv1.5 〇◑
【FTP向上】〇〇〇◑(89、96%)
【VO2Max】〇◑(96%)
【無酸素運動能力】×
【アタック力】×
【スプリント力】×
ある程度走れる人にとっては効果は小さめですが、
体力に自信がないなら、まずはこのワークアウトから。
60-90 Minutes「SST(Med)」(85分/SP98) Lv2.5 〇〇◑
【FTP向上】〇〇〇〇◑(89、96%)
【VO2Max】〇〇(96、110%)
【無酸素運動能力】◑(110%)
【アタック力】×
【スプリント力】×
FTP向上のスイートスポットの強度で長時間。
良いワークアウトだとは思いますが単調です。
60-90 Minutes「High Intensity Recovery」(81分/SP86) Lv2.5 〇〇〇
【FTP向上】〇〇〇◑(95、106%)
【VO2Max】〇〇〇(106%)
【無酸素運動能力】◑(106%)
【アタック力】×
【スプリント力】×
「SST」の次のステップとなるワークアウトで、
VO2Maxに18分間刺激を与えられます。
レストが長いと感じれば、途中でスキップしてもいいでしょう。
Less than an hour「Emily’s Short Mix」(30分/SP40) Lv2.5 〇〇〇◑
【FTP向上】〇〇〇◑(85、100、115%)
【VO2Max】〇〇〇(115%)
【無酸素運動能力】〇(115%)
【アタック力】×
【スプリント力】×
85%、100%、115%という3種類の強度により、
短時間でFTPに効果的な刺激を与えることが可能。
合計6分間の115%では、VO2Max向上も見込めます。
GCN/Race Prep「FTP w/Bursts」(53分/SP61) Lv3 〇〇〇
【FTP向上】〇〇〇◑(100%)
【VO2Max】〇〇◑(130%)
【無酸素運動能力】〇◑(130%)
【アタック力】〇〇(130%)
【スプリント力】×
28分間100%以下にならず、なかなか辛いワークアウト。
130%は、実際にレースで多用する強度です。
GCN/Power Climbs「SweetSpot w/ steeps」(60分/SP73) Lv3.5 〇〇〇〇
【FTP向上】〇〇〇◑(90%)
【VO2Max】〇〇〇◑(130%)
【無酸素運動能力】〇〇〇◑(130%)
【アタック力】〇〇〇◑(130%)
【スプリント力】×
90%が集団が落ち着いている時、
130%45秒が集団が活性化した時。
レースにおけるパワー変化に近い、実践的なワークアウトです。
VO2Max
Less than an hour「The Gorby(ゴルビィ)」(60分/SP68) Lv3 〇〇〇
【FTP向上】〇〇◑(110%)
【VO2Max】〇〇〇◑(110%)
【無酸素運動能力】◑(110%)
【アタック力】×
【スプリント力】×
VO2Maxを刺激できる強度で長時間。
110%で強度が高めな分、平均パワーの底上げをが期待できます。
Less than an hour「The McCarthy(マッカーシー) Special」(60分/SP75) Lv3.5 〇〇〇〇
【FTP向上】〇〇〇◑(100、112%)
【VO2Max】〇〇〇〇◑(100、112、125%)
【無酸素運動能力】〇〇〇◑(125%)
【アタック力】〇〇◑(125%)
【スプリント力】×
無理なく125%まで上げていけるようにデザインされています。
125%3分のブロックでは、無酸素運動能力も十分に高められます。
GCN/Power Climbs「Steeper & Steeper」(60分/SP74) Lv4 〇〇〇〇
【FTP向上】〇〇(90%)
【VO2Max】〇〇〇〇(125%)
【無酸素運動能力】〇〇〇〇(125、150%)
【アタック力】〇〇〇◑(125、150%)
【スプリント力】×
125%13.5分、150%1.5分。
持久力や平均パワーに伸び悩んでいるなら、
これぐらいの高めの強度を長くやるのがオススメ。
GCN/Flat Out Fast「SUPER Fast」(92分/SP120) Lv4 〇〇〇〇◑
【FTP向上】〇〇〇◑(105%)
【VO2Max】〇〇〇〇〇(105、125%)
【無酸素運動能力】〇〇〇◑(125%)
【アタック力】〇〇◑(125%)
【スプリント力】×
105%40分、125%8分は、かなり長くて辛いでしょう。
その分、平均パワー向上の見返りは期待できます。
無酸素運動
GCN/Power Climbs「Hill Sprints」(60分/SP68) Lv3 〇〇〇〇
【FTP向上】〇〇〇(85%)
【VO2Max】〇〇◑(85、130~150%)
【無酸素運動能力】〇〇〇(130~200%)
【アタック力】〇〇〇〇(150~200%)
【スプリント力】〇〇(200%)
130→200%の後だと、85%も楽ではありません。
結果、常にツラい状態の中、色んな強度で踏むことになるため、
能力アップのトータルバランスは高いです。
GCN/Power Climbs「Hill Attacks」(61分/SP59) Lv3.5 〇〇〇〇
【FTP向上】〇(81、140%)
【VO2Max】〇〇(140%)
【無酸素運動能力】〇〇〇〇(140%)
【アタック力】〇〇〇〇(140%)
【スプリント力】×
140%1分10本はかなりツラくて、
筋疲労で後半には脚も動かなくなってくるでしょう。
ただ、この強度をコンスタントに出せるようになれば、
レースで簡単に千切れることは無くなります。
GCN/Sprint「Power」(60分/SP66) Lv3.5 〇〇〇〇
【FTP向上】◑(81%)
【VO2Max】×
【無酸素運動能力】〇〇〇〇(200%)
【アタック力】〇〇〇〇◑(200%)
【スプリント力】〇〇〇(200%)
200%20秒は何本かは可能だとしても、
10本ともなると簡単ではありません。
ただ、レースで第一集団に確実に残りたいなら、
これぐらいは普通にこなせるようになっておきたい所。
「The Wringer」の前段階としてやっておくべきワークアウト。
GCN/Sprint「Microbursts」(60分/SP77) Lv4 〇〇〇◑
【FTP向上】×
【VO2Max】×
【無酸素運動能力】〇〇〇〇(150%)
【アタック力】〇〇〇〇〇(150%)
【スプリント力】×
15秒ごとにアタックが60回繰り返される地獄。
このワークアウトをやり遂げられるようになれば、
アタック、ペースアップに相当な自信がつくはずです。
Less than an hour「The Wringer(リンガー)」(44分/SP60) Lv4.5 〇〇〇〇◑
【FTP向上】×
【VO2Max】×
【無酸素運動能力】〇〇〇〇〇(205%)
【アタック力】〇〇〇〇〇(205%)
【スプリント力】〇〇〇(205%)
205%30秒というのが長い上に、
それを12本というのだから、かなり上級者向け。
200%を比較的簡単に出せるようしておくために、
先にワークアウト「POWER」で鍛える必要があります。
スプリント
GCN/Sprint「Crit Sprint」(59分/SP85) Lv4.5 〇〇〇〇〇
【FTP向上】〇〇〇(85%)
【VO2Max】〇〇◑(105~150%)
【無酸素運動能力】〇〇〇〇(125~300%)
【アタック力】〇〇〇〇〇(150~300%)
【スプリント力】〇〇〇〇◑(200~300%)
「Hill sprints」を強烈にしたワークアウト。
クリテリウムを想定していて超実践的。
立ち上がりにプロレベルのインターバルがかかり、
その後も集団に残るためのイメージとして
75~85%のパワーで踏み続けなければいけません。
GCN/Sprint「Gearing」 (67分/SP90) Lv4.5 〇〇〇〇◑
【FTP向上】〇〇〇(75、81%)
【VO2Max】×
【無酸素運動能力】〇〇〇(250、300%)
【アタック力】〇〇〇〇〇(250、300%)
【スプリント力】〇〇〇〇〇(250、300%)
「Crit Sprint」ができるようになってから行いましょう。
そして、このワークアウトで300%に耐性をつけてから、
次の「Tractor Pulls」に挑んでいきます。
GCN/Sprint「Tractor Pulls」(60分/SP103) Lv5 〇〇〇〇◑
【FTP向上】〇〇◑(75%)
【VO2Max】×
【無酸素運動能力】〇〇〇〇(300%)
【アタック力】〇〇〇〇〇◑(300%)
【スプリント力】〇〇〇〇〇◑(300%)
300%を比較的容易に出せる「圧倒的パワー」と
それを25秒10本こなせる「疲労耐性」は尋常ではありません。
これを完遂できるなら、世界クラスの脚力の持ち主。
そう簡単にレースで負けないだろうという程の
最高レベルのワークアウトです。
レース実践向け
GCN/Race Prep「Random attacks」(70分/SP87) Lv2.5 〇〇◑
【FTP向上】〇〇〇
【VO2Max】〇〇〇
【無酸素運動能力】〇〇〇
【アタック力】〇〇〇
【スプリント力】×
レースでの激しいパワーの上下を再現したワークアウト。
最後にスプリントブロックを入れたオリジナルを作成して、
より実践的なワークアウトにしてやるのも効果的かと思います。
GCN/Sprint「Sprint B4 Sprint」(60分/SP56) Lv2.5 〇〇〇
【FTP向上】◑(80%)
【VO2Max】×
【無酸素運動能力】〇〇〇(125、200%)
【アタック力】〇〇〇◑(200%)
【スプリント力】〇〇(200%)
「125%で踏んで良い位置に移動して80%でキープ、
その後、200%以上でゴールスプリント」といったイメージ。
パワーの数値が低めな気がするので、
自分で少しカスタマイズしてもいいでしょう。
60-90 Minutes「Mat Hayman Paris Roubaix 1」(81分/SP88) Lv3.5 〇〇〇〇
【FTP向上】〇〇〇〇(81、88%)
【VO2Max】×
【無酸素運動能力】〇〇〇〇(140%)
【アタック力】〇〇〇〇◑(140、278%)
【スプリント力】〇〇◑(278%)
278%×10秒×3本(強烈なアタックに対応する能力)
→81%20分(FTP向上)
→(88%2分-140%20秒)×6本×2セット(散発的なダッシュに耐えつつ、その後もタレない能力)。
マシュー・ヘイマンがパリ・ルーベで優勝するために取り組んだワークアウトです。
TimeTrials Specific「Dynamic TT Course Work」(61分/SP67) Lv3.5 〇〇〇〇
【FTP向上】〇〇〇◑(81、88%)
【VO2Max】〇〇(99%)
【無酸素運動能力】〇〇〇〇(163%)
【アタック力】〇〇〇〇◑(163%)
【スプリント力】×
コーナーが多く、加減速の激しいTT用のワークアウト。
クリテリウム対策にも有効です。
GCN/Flat Out Fast「Race Winning」(80分/SP59) Lv3.5 〇〇〇〇
【FTP向上】〇〇◑(105%)
【VO2Max】〇〇〇◑(105%)
【無酸素運動能力】〇〇〇〇◑(105、150%)
【アタック力】〇〇〇◑(150%)
【スプリント力】×
ゴール数キロ手前でアタックし、
高出力をキープして逃げ続け、
さらにもう一段階上げることを想定したワークアウト。
勝つためには、この形のパワーを出せることも大切です。
スポンサーリンク