以前に「欠点は無し」と豪語していたリデア『C88』
思う所があって、こいつを取り外す事にしました。
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RIDEA『C88』を止める2つの理由
①大事なレースを終わらせてしまった可能性の高い機材
2019年の「ツール・ド・おきなわ 140km」での話。
前回6位だった(レースレポ)こともあって、気合が入れて臨んだレース、、、
普久川ダム下りの18km付近、
少し足を逆回転させた際にチェーン落ち(。_。)チーン
しかも、チェーンがクランクの内側に噛み込んでしまったために、
完全停止して手作業………ここで1分ほどロス。
修理して再出発後、必死に踏みましたが、
二度と先頭集団の背中を見ることは無く……
結局、TOP+17分、63位という不本意な結果に終わってしまった。。。
フロント変速時ならまだしも、
足を逆回転させてただけでチェーン落ちなど、
純正ケージであれば、まず起こりえない現象。
レース後にじ~っくり考えたのですが、
純正ケージとの「チェーンラインの違い」(赤が純正、緑が『C88』(事件当時アウターだった))
が大きな要因のような感じがします。
それに「チェーンの長さ(長い程チェーンが暴れやすい)」など
別の要因も複合的に組み合わさって起こってしまった悲劇だったのかと……
この時ほどではないにしても、練習中にも
チェーンの挙動が”少し怪しい”と感じた瞬間は確かにありました。
これは長らく乗っている内に見えてきた事でした。
②カーボン柄が車体に合わない
取り付けた当初は気にならなかったのですが、
UDカーボン主体の自分の車体にカーボン柄(綾織り)は合いません。
他の箇所で言えは、LOOKペダルのカーボンばねも綾織りカーボン柄。
ただし、そこは目立たないパーツなのでOK。
対して『C88』は、その”大きさ”、”形”、”向き”が非常に露骨。
一度気になり始めてしまうと、とても許容できませんでしたねぇ…(^^;
車体全体に統一感を生み出すには、
「色を揃える」というポイントは当然のこととして
他に「色合い」や「質感」にも配慮しなければなりません。
UDカーボンと綾織りカーボンは、カラーこそ「黒」で同じながら
「色合い」という点では対極にあるために相性は良くないのです。
純正ケージに戻す作業
まずはチェーン、リアディレイラー(RD)を外します。
そしてRDから『C88』をアンインストール。
作業自体は六角レンチさえあればできるので単純です。
ですが、ケージには強力なバネが組み込まれており、
このネジの開放力によりケージが大回転してRDと激突して破損したり、
最悪ケージが吹っ飛んで行ったりするので、十分に注意する必要あり!
(手2本だと足りないので、床とか足とか駆使して慎重にw)
それから、ケージ取付部分は細かいパーツが多く、
「付け忘れ」や「取付ミス」にも気を付けるべし!
特に左から2番目の薄いワッシャーとか、やっちゃいがち。。。
純正ケージには、バネの差し込み穴が2つ。
赤丸の方が標準です。
もう一方に差し込むと、チェーンテンションが上がるのですが、
…………この穴はどういう状況で使うんでしょうねぇ~?
標準の穴の方で困ったことなど一度もないですし、
これに関してマニュアルにも特に記載はありません。
もしかすると海外の荒れた路面などでは有効な穴なのかも?
(チェーンテンションが上がれば、チェーンの暴れを抑え込めるから)
・・・まぁこの”謎の穴”の事はひとまず置いといて、
その先「純正ケージの取り付け」「RDの車体への装着」
「チェーンの装着」「チェーン長・Bテンションボルトの調整」を経て
取付完了。
やっぱ純正の方が違和感なくマッチしてるなぁ~(^_-)b
ちなみにチェーンは10リンクも短くなって21.5g減。
ケージ自体も−47g軽くなったので計68.5gの軽量化。
とまぁこんな具合に、Mt.富士ヒルまでの間にボチボチ改良していく所存。
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