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DAY2の走行データ
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DAY2 突然の洗礼(宿→鳴門スカイライン→大塚国際美術館→吉野川沿い→旧学校宿)
7時15分に起き、朝食、諸々の準備を済ませ、
9時半に延原さんと合流しました。
今日も徳島をご案内してくれます^_^
徳島城跡、東西に流れる吉野川なんかを通過しつつしばらく北上。
北側の海が見え始めたあたりで「鳴門スカイライン」に乗りました。
鳴門スカイラインは元有料道路でしたが、1996年に無料開放された道路。
今ではバイク乗りや観光客、そして私たちサイクリストに人気の道となっています。
大空への一直線に伸びた、天への坂道。
そして左右に視線を向ければ、
透き通ったエメラルドブルーの海、
桜もチラホラ見える深緑の森林が目に飛び込んできます。
「すげぇ……」
交通量もほとんどありませんし、こりゃ人気なわけだ!
その後も十分に堪能。
鳴門スカイラインの終点に、次なる目的地の「大塚国際美術館」があります。
ここで延原さんとはお別れです。
ありがとうございました!!!!
延原さんがいなかったら、
夜の眉山、徳島ラーメン、鳴門スカイライン、
全部見ずに通り過ぎるだけでした。
調べるにしても、やはり私一人では限界があるので、
コメントなりで皆さんのおすすめスポットをご教授いただけると助かりますm(_ _)m
では美術館に入るとしますか!
入ってすぐに80〜90段ほどの階段、その隣にはエスカレーター。
さながら運命の分かれ道のよう。
「タッタッタッタッ」
階段を選択。
なんだか長い階段を見ると無性に登りたくなる性格でして、
京都駅の大階段を初めて見た時も、全力で駆け上がってしまいました。
この性癖はやはり「坂バカ」の片鱗があるからでしょうかね?笑
館内はこのような具合です。
山の一部が垂直に繰り抜かれて、
そこを美術館とした感じの面白い構造をしております。
B3が古代・中世、B2がバロック・ルネッサンス、
B1が近代・バロック、そして1〜2階が現代美術館という時代別で展示。
海外の有名な礼拝堂や聖堂などの模造、
それから「快楽の園」「モネの大睡蓮」をモチーフにした作品など、
空間を利用した美術品が数多く展示されておりました。
その中に入ってぐるーと見渡してみると、
ただ絵画を見るだけとは違った、不思議な感覚が呼び覚まされましたよ(^ ^)
もちろん有名どころの絵画の複製ももれなく展示されており、
その展示数はなんと1000点以上にのぼります(°◇°〃) ほえー
それから実物のサイズを忠実に再現しているのも良かったです!
ピカソの代表作ゲルニカなんか
こんな馬鹿デカイなんて知りませんでしたし!(3.49m x 7.77m)
ゲルニカ以上に大きい作品も複数ありましたし、
たとえその作品を知らなかったとしても、そのスケール感だけで圧倒されます。
空間作品や実物大などは、大塚国際美術館の独自性であります。
つい上を見てしまいそうになる絵。
よくパロディに使われる絵(「民衆を導く自由の女神」)
………………絵?
お土産屋で欲しくなったタオル。
・・・とまぁこんな感じで一人色々楽しんでいると、
予定より1時間以上も長居してしまいましたね〜
ちょっと先を急がんと!
13時15分出発。
……とその前に郵便局にピットイン。
昨日の時点ですぐ気づきましたが、荷物が重すぎます。
普通のキャリアと違ってシートポスト1点固定のために
ただでさえ許容重量がシビアめなのにもかかわらず
それを1kgほどオーバーした状態で出発してました。
走行中にめちゃくちゃキャリアがしなってて その内折れてしまいそうです。。。
加えて、段差を越えた衝撃や軽いダンシングによってキャリアが左右にずれます。
それに気づかずいると、キャリアがホイールのスポークにぶつかって破損……
そんな最悪な未来が見えてしまったため、
現時点で不要と思われる物は実家に送り返すことに。
リストラ組↓
国語辞典→見る時間などないと分かり、ただの重りと化す
グリマーの薄手の上着→寒かったらインナーかダウンジャケットでOK
保湿クリーム→二本持ってきてるから一本に減らした
虫除けスプレー→4月なら虫に悩まされることなど無さげ
リカバリーオイル→三本持ってきてるから一本に減らした
BOOST OILセミドライ→スーパードライタイプ15mlだけで西日本行けそう
これで1kgぐらい減ったはず。
その後は先ほど話した問題も起きず、心配がいくぶん減りました!
その後は吉野川沿いの12&14号線を
西に向かって70kmひた走るのみです( ´°ω°)ウオオオオ
西にまっすぐ平坦70km……昨日のデジャブやんけw
でも、昨日と違って今日は追い風基調。
同じパワーで踏んでも+5km/h出るんでかなりありがたい!
昨日はお店ののぼりが自分側に向いているのを見る度に
失望と憤怒の念に駆られまくりましたけど、
この日はのぼりを見ると「後押しされてる!」とポジティブになれましたね。
あとは、道路のサイドにアスファルトの”うねり”が頻発するんで、
その点は特に気をつけまねばな、、、
そう言えば昨日延原さんが、
「徳島はお金がなくて道路がちょっと……」的なことをおっしゃっていたような。。
……なるほどね。
そんなことを感じつつ走っていると、
「一番」
ん?なんかおっきい看板に気になる文字が目に入った気がするぞ?
くるりとUターンして見ると、
四国第一番霊場「霊山寺」
まぁ四国走っている間にどこかで霊場に巡り合うとは思ってましたけど、
まさか一番最初に一番霊場に出くわすとは思わなんだなぁ〜
本堂の釣り灯籠は荘厳なり。
あと敷地内に散在する 謎の石像の数々は一見の価値あり?
八十八ケ所巡りの出発点として、お遍路用品も豊富ですよー
ここが良い感じに休憩替わりになりました!
ひたすら延々と西に向かうだけなので、
とにかくなんでも良いので、面白そうなものを見つけないと
長い高速道路を走っているみたく意識がボーッとして来るんですよねぇ^ ^;
その後、昼食がてらコンビニ休憩を一回挟んで数十キロひた走ると、
うだつの町並み。
平日だったためか、やたらと閑散としておるな。。。
往復する間にすれ違ったのは、
おもちゃの車に乗る子供と、そばで見守るお母さんだけでした。
週末にはもう少し賑わうんでしょうか?
さらっと見てから更に西へと10km。
ようやく西地獄から抜け出し、進路を宿のある北方向へと移します。
………と、その前に行くとこがあった!
本日泊まる宿は山頂にありまして、近くにお店など皆無。
だから食べものを買い出しておく必要があるんですよ。
西地獄の間に「何買おっかなー」って考えていた食材達をGET!!!
前日のピンチの時に”頼みの綱’として活躍した結果、
今や全幅の信頼を置いているツナマヨおにぎり。
そいつだけ頬張って、後のものはポケッタブルリュックで背負いました。
生卵だけは死守せねばw
名もなき坂道を登り始めます。
ずーっと2車線でかなり広いです。
「………ちょい斜度がキツイな…」
事前調べて ある程度は覚悟しておりましたが、
最終盤で疲れているのもあってか、インナーロー固定状態。
体感7〜8%ってところでしょう。
我ながらあまりにトロ臭いため、
おかげで卵が割れる心配は吹っ飛びましたw
「でもまぁこんぐらいなら、多少長くてもなんとかなるな。」
「ボチボチ行くべ!」
そう決め込んだの束の間、、、
アスファルトの怒張が浮かんだ、真の姿(激坂)を現した。
「ひょっっええ〜〜、そらないで(||´Д`)」
すでに下げ切っているギアを
思わず何度も下げようとしてしまう程の鬼坂!
斜度11%以上ありそうです。。。
たまらずジグザグ走行へと切り替えました。
おにぎりパワーを持ってしても なんともならず。
ひたすら耐え忍ぶのみ!
スタートから実に40分後、宿の案内看板を発見ε-(´∀`*)ホッ
もうちょっと頑張り、ついに宿へと到着しました。
旧重清北小学校を改装した宿「山人(やまんと)の里」です。
改装とは言っても、ほとんど手付かずのまま。
この空間だけが12年前から時が止まっているかのように感じます。
自分の母校じゃないのに、
閉校前にはたくさんの子供達がはしゃいでいた様子が目に浮かび、
”懐かしさ”のような”物寂しさ”のような………
ちょっと複雑な感情が湧き起こってきました。
「あなたの部屋は2Fの5年5組ね。」という聞き慣れないフレーズを伺うと、
すぐにその校長先生?は出て行かれてしまい、
広い校舎に自分一人だけが”ポツネン”と取り残されました。
「………こんなん非日常的すぎるやろ…」
なんだか変に面白い気持ちになり、
思わず笑みがこぼれそうになりました。
「ふむふむ、こんな感じなのかぁ〜」
マップを参考にしつつ
さながらダンジョンをクリアしていくかごとく
1つ1つ部屋を覗きに行きましたo(^-^)oワクワク
一通り散策を終えたのち、
荷物整理やらシャワーやらを済ませました。
そして、いざブログを書かんとすると……
「……なんか急に気分が悪くなってきたぞ…」
激しいダルさと眠気、そして胸焼けに襲われます。
加えて暖房ガンガンのはずなのに寒気もするし。
「これはマジで何も手につかねぇ!でもまだ作業が山積み!」
「ちょっと寝よう……」
ダウンジャケットを着て布団にくるまり、目を瞑りました。
「……………」
「……………」
「……………」
「……………キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン」
「んっ、ん?」
1時間ごとに鳴り響くチャイムの目が覚めました。
時計を確認すると、どうやら45分ほど眠っていたらしい。
「いかんいかん、今日のブログを書かんと………」
「カチカチカチ」
「カチャカチャカチャ」
「………なんかやっと食欲が戻ってきたな。」
「買ってた食材で飯作るか!」
1Fの調理室へと向かい、深夜の調理開始!(すでに日付変わってました)
鯖缶丼。433円なり。
この料理は自宅でも定番メニューなんです^_^
今回はタンパク質強化で目玉焼きを乗せましたけど、
標準仕様は「鯖に練り生姜を加え、目玉焼き無しの刻みネギだけ」
そこへ最後に七味唐辛子をパッパとふりかけると一丁上がり!
バリエーションとして
鯖をバターで炒めたり、チーズを乗せてレンチンしてとろ〜り溶かすと
風味やコクが増して、極上の逸品に仕上がりますよ!
ちなみに鯖缶のおすすめは、伊藤食品の金ピカのやつ。
私は元々鯖缶が好きじゃないのですが、
これ食べて鯖缶のイメージが一変しました。
脂が乗っていて嫌なパサパサ感がなく、
味噌、砂糖、食塩だけ使って鯖本来の美味しさも光ってますね!
健康に良いのはそうですが、普通に好きなんで、
もう100缶以上は開けてると思います。
とまぁこんな感じで怒涛の2日目を終了。
普段味わえないような体験づくしで、
もう10日ぐらい旅してる感覚です(笑)
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そうなりますよね。めちゃくちゃ気持ち分かります。
いつもの楽しい完成度の高いブログはやはり大変ですよね。しかも毎日となれば・・・
頑張ってくださーいとか、毎日楽しみにしてまーすとか、無責任な外野の声は、ひとまず置いておいて、
まずは御自身が、この日本一周の旅を、人生でそうそう無いであろう素晴らしい機会を楽しんで下さい。
荷物重いですよね。自分はテント込みで約8kgでした。4日目に北海道富良野の青い池への標高500mのヒルクライムの後、かなり腰が痛くなって、もうダメかと思いました。でも人間て不思議な?素晴らしい?もので、その荷物の重さにも段々足が慣れてきて、それが普通になってきました。元々、自分より遥かに足がある松木さんなら13kgでも必ず慣れてくると思います。
TamaChefさん、こんばんわ!
>いつもの楽しい完成度の高いブログはやはり大変ですよね。しかも毎日となれば・・・
大変ですが、こうして温かいコメントいただけたり、ブログで一緒に走る機会が生まれたりして、おかげでさらに充実していると感じます(^ ^)これからも毎日追われながらも更新頑張ります!
>荷物重いですよね。自分はテント込みで約8kgでした。4日目に北海道富良野の青い池への標高500mのヒルクライムの後、かなり腰が痛くなって、もうダメかと思いました。でも人間て不思議な?素晴らしい?もので、その荷物の重さにも段々足が慣れてきて、それが普通になってきました。
確かに腰にもきますね!!慣れるとは思いますが、ギアが圧倒的に足りていないので、東日本前には100%スプロケットを交換するつもりです^ ^;
先日おっしゃっていた通り、早速「選択」「優先順位」を迫られる必要性に直面しています。やはり予定通りにはいかないものですね……特に坂道を舐めすぎており、時間的、体力的にいくつかの峠はバッサリ切り捨てました。とは言え、今のところ大きなトラブルは起こってないのは助かってます。今後も何か「こうした方がいいよ」というアドバイスなどあれば、是非ご教授いただけると嬉しいです^ ^
実は、折角の楽しい旅に不安要素を加える様で、どうしようか迷ったのですが、すいません勝手に心配してしまって・・・
リアキャリアの事なんですが、自分もシートポスト一点固定のキャリアを使用してました。同じ様なタイプかどうかは分かりませんが、自分が、出発した最初の頃に出会った、日本一周中や北海道一周中の先輩旅チャリダーの何人かに、「それ折れるよ」って言われました。でも自分の荷物は、明らかにランドロナーでパニアバッグにキャンプ装備の先輩方に比べて少ないし、まあ制限重量内だし大丈夫かなぁーって思ってましたが・・・見事に16日目に折れました。松木さんにはその様な不幸は起こらないとは思いますが、万が一のことも有るかと思います。自分の場合はホームセンターで金属の棒(かなり太いネジ)と結束バンドで固定して修理しました。その後、むしろ耐荷重性はアップした印象で、トラブルなく日本縦断を最後まで続けられました。
自分のブログに、わかりにくい写真で恐縮ですがアップしてますので、万が一の時は参考になればと思います。
余計なお節介で失礼しました。
破損時(一番最後の写真です。)
http://tamachef.blog.jp/archives/9784303.html
修理後
http://tamachef.blog.jp/archives/9833114.html
TamaChefさん、こんばんわ!お心遣い・丁寧なアドバイスありがとうございます。ブログを拝見しましたが、メチャクチャ楽しまれてますね!これから先、是非スポット検索の参考にさせてもらおうかとw しかも日本どころか海外まで縦断されていてビックリしてしまいましたΣ(゚Д゚)!
>見事に16日目に折れました。松木さんにはその様な不幸は起こらないとは思いますが、万が一のことも有るかと思います。
私のキャリアは、太い芯が最後端まで伸びているため、おそらくTamaChefさんのような真ん中で折れるような可能性はまだ低いと思われます。今のところ一番心配しているのは「シートポストにクランプしている部分」です。ツルツルのカーボンシートポストを選んでしまったために、荷物の重さによってキャリアが左右にズレやすくなっています。そのため相当強く締め付けており、クランプ部分のレバーなりネジなりに相当負担をかけてしまっていますね。。。それをなるべく緩和させるには「荷物を減らす」か「シートポストをざらざらの表面のものにする」しかなさそうで、今のところは前者で対応している次第です。
>自分の場合はホームセンターで金属の棒(かなり太いネジ)と結束バンドで固定して修理しました。その後、むしろ耐荷重性はアップした印象で、トラブルなく日本縦断を最後まで続けられました。・・・万が一の時は参考になればと思います。
とても参考になりました!いざという時はこちらの画像を参考に補強することも考えようと思います(^_^)
鳴門スカイライン、いいですよね。
何年か前に知らずに走りました。
予定外に北側から鳴門大橋に向かうことになった結果の偶然の走行。
行き当たりばったりも時にはいいもんだと。
水越峠、かなり以前から通行止めです。
もっと手前に案内置いとけと思いますね。
行き当たりばったりも楽しいですが、交通規制は事前に確認していくとよいかと。
例えば徳島県だと下記でみれます。
– 国管理:
– 県管理:
こういうの、まとめてみれたらいいんですけどね。
定番の祖谷渓。小便小僧があるところは時間通行止めらしいので行くなら気を付けて。
歴史遺構に興味があれば現存天守12城の一つ伊予松山城は特におすすめです。
四国はほかに、高知城、宇和島城、丸亀城があります。
宇和島城は天守は小さく今一つなのですが、高台であり宇和島の町と港湾と景色が綺麗でした。
高知と丸亀はまだ行っていないのなんとも申し上げられません。
つきなみですが、旅の無事をお祈り申し上げます。
みずしらずさん、初めまして。色々とご丁寧にありがとうございます。
>水越峠、かなり以前から通行止めです。もっと手前に案内置いとけと思いますね。
トンネル手前の分岐のところに置いておいてほしかったですねー(笑)
>交通規制は事前に確認していくとよいかと。例えば徳島県だと下記でみれます。
情報ありがとうございます!今のところ運良く水越峠だけですんでますが、山中を通るときは気をつけたいと思います。
>歴史遺構に興味があれば現存天守12城の一つ伊予松山城は特におすすめです。四国はほかに、高知城、宇和島城、丸亀城があります。宇和島城は天守は小さく今一つなのですが、高台であり宇和島の町と港湾と景色が綺麗でした。
松山市市と宇和島市は通過する予定でいます。おすすめとおっしゃられるのであれば、時間が許せば足を運びたいです^_^♪