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DAY1の走行データDAY1 旅立ちの日(実家→吉野→紀ノ川沿い→フェリーで徳島→眉山)五時に起きて諸々の準備を済ませて七時出発。通過ルート、現在位置の分かるLIVE TRACKも予定通り起動できました。激励のコメントをくださった方々ありがとうございます(^ ^) 自宅よりしばらくは交通量が多いエリア。怖いので川沿いを走ってみたりするも、バイクどめが連発して思うように進みません。。。 「まぁしばらくの我慢だな…」 と思ったのも束の間、あまりに入り組んでいてグネグネと曲がって、逆に遅くなっていたので、結局交通量...

DAY2の走行データ

 

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DAY2 突然の洗礼(宿→鳴門スカイライン→大塚国際美術館→吉野川沿い→旧学校宿)

7時15分に起き、朝食、諸々の準備を済ませ、
9時半に延原さんと合流しました。

今日も徳島をご案内してくれます^_^

 

徳島城跡、東西に流れる吉野川なんかを通過しつつしばらく北上。

北側の海が見え始めたあたりで「鳴門スカイライン」に乗りました。

 

鳴門スカイラインは元有料道路でしたが、1996年に無料開放された道路。

今ではバイク乗りや観光客、そして私たちサイクリストに人気の道となっています。

 

大空への一直線に伸びた、天への坂道。

そして左右に視線を向ければ、
透き通ったエメラルドブルーの海、
桜もチラホラ見える深緑の森林が目に飛び込んできます。

 

「すげぇ……」

 

交通量もほとんどありませんし、こりゃ人気なわけだ!

 

その後も十分に堪能。

鳴門スカイラインの終点に、次なる目的地の「大塚国際美術館」があります。

 

ここで延原さんとはお別れです。

ありがとうございました!!!!

 

延原さんがいなかったら、
夜の眉山、徳島ラーメン、鳴門スカイライン、
全部見ずに通り過ぎるだけでした。

 

調べるにしても、やはり私一人では限界があるので、
コメントなりで皆さんのおすすめスポットをご教授いただけると助かりますm(_ _)m

 

 

では美術館に入るとしますか!

 

入ってすぐに80〜90段ほどの階段、その隣にはエスカレーター。

さながら運命の分かれ道のよう。

 

「タッタッタッタッ」

 

階段を選択。

なんだか長い階段を見ると無性に登りたくなる性格でして、
京都駅の大階段を初めて見た時も、全力で駆け上がってしまいました。

この性癖はやはり「坂バカ」の片鱗があるからでしょうかね?笑

 

館内はこのような具合です。

山の一部が垂直に繰り抜かれて、
そこを美術館とした感じの面白い構造をしております。

 

B3が古代・中世、B2がバロック・ルネッサンス、
B1が近代・バロック、そして1〜2階が現代美術館という時代別で展示。

 

海外の有名な礼拝堂や聖堂などの模造、
それから「快楽の園」「モネの大睡蓮」をモチーフにした作品など、
空間を利用した美術品が数多く展示されておりました。

 

その中に入ってぐるーと見渡してみると、
ただ絵画を見るだけとは違った、不思議な感覚が呼び覚まされましたよ(^ ^)

 

もちろん有名どころの絵画の複製ももれなく展示されており、
その展示数はなんと1000点以上にのぼります(°◇°〃) ほえー

 

それから実物のサイズを忠実に再現しているのも良かったです!

ピカソの代表作ゲルニカなんか
こんな馬鹿デカイなんて知りませんでしたし!(3.49m x 7.77m)

 

ゲルニカ以上に大きい作品も複数ありましたし、
たとえその作品を知らなかったとしても、そのスケール感だけで圧倒されます。

 

空間作品や実物大などは、大塚国際美術館の独自性であります。

 

つい上を見てしまいそうになる絵。

 

よくパロディに使われる絵(「民衆を導く自由の女神」)

 

………………絵?

 

お土産屋で欲しくなったタオル。

 

 

・・・とまぁこんな感じで一人色々楽しんでいると、
予定より1時間以上も長居してしまいましたね〜

ちょっと先を急がんと!

13時15分出発。

 

……とその前に郵便局にピットイン。

 

昨日の時点ですぐ気づきましたが、荷物が重すぎます。

 

普通のキャリアと違ってシートポスト1点固定のために
ただでさえ許容重量がシビアめなのにもかかわらず
それを1kgほどオーバーした状態で出発してました。

 

走行中にめちゃくちゃキャリアがしなってて その内折れてしまいそうです。。。

 

加えて、段差を越えた衝撃や軽いダンシングによってキャリアが左右にずれます。

それに気づかずいると、キャリアがホイールのスポークにぶつかって破損……

 

そんな最悪な未来が見えてしまったため、
現時点で不要と思われる物は実家に送り返すことに。

 

リストラ組↓

国語辞典→見る時間などないと分かり、ただの重りと化す
グリマーの薄手の上着→寒かったらインナーかダウンジャケットでOK
保湿クリーム→二本持ってきてるから一本に減らした
虫除けスプレー→4月なら虫に悩まされることなど無さげ
リカバリーオイル→三本持ってきてるから一本に減らした
BOOST OILセミドライ→スーパードライタイプ15mlだけで西日本行けそう

 

これで1kgぐらい減ったはず。

その後は先ほど話した問題も起きず、心配がいくぶん減りました!

 

 

その後は吉野川沿いの12&14号線を
西に向かって70kmひた走るのみです( ´°ω°)ウオオオオ

 

西にまっすぐ平坦70km……昨日のデジャブやんけw

 

でも、昨日と違って今日は追い風基調

同じパワーで踏んでも+5km/h出るんでかなりありがたい!

 

昨日はお店ののぼりが自分側に向いているのを見る度に
失望と憤怒の念に駆られまくりましたけど、
この日はのぼりを見ると「後押しされてる!」とポジティブになれましたね。

 

あとは、道路のサイドにアスファルトの”うねり”が頻発するんで、
その点は特に気をつけまねばな、、、

そう言えば昨日延原さんが、
「徳島はお金がなくて道路がちょっと……」的なことをおっしゃっていたような。。

……なるほどね。

 

 

そんなことを感じつつ走っていると、

 

「一番」

 

ん?なんかおっきい看板に気になる文字が目に入った気がするぞ?

くるりとUターンして見ると、

 

四国第一番霊場「霊山寺」

 

まぁ四国走っている間にどこかで霊場に巡り合うとは思ってましたけど、
まさか一番最初に一番霊場に出くわすとは思わなんだなぁ〜

 

本堂の釣り灯籠は荘厳なり。

あと敷地内に散在する 謎の石像の数々は一見の価値あり?

八十八ケ所巡りの出発点として、お遍路用品も豊富ですよー

 

ここが良い感じに休憩替わりになりました!

ひたすら延々と西に向かうだけなので、
とにかくなんでも良いので、面白そうなものを見つけないと
長い高速道路を走っているみたく意識がボーッとして来るんですよねぇ^ ^;

 

その後、昼食がてらコンビニ休憩を一回挟んで数十キロひた走ると、

 

うだつの町並み。

 

平日だったためか、やたらと閑散としておるな。。。

往復する間にすれ違ったのは、
おもちゃの車に乗る子供と、そばで見守るお母さんだけでした。

 

週末にはもう少し賑わうんでしょうか?

 

さらっと見てから更に西へと10km。

ようやく西地獄から抜け出し、進路を宿のある北方向へと移します。

 

………と、その前に行くとこがあった!

 

本日泊まる宿は山頂にありまして、近くにお店など皆無。

だから食べものを買い出しておく必要があるんですよ。

 

西地獄の間に「何買おっかなー」って考えていた食材達をGET!!!

 

前日のピンチの時に”頼みの綱’として活躍した結果、
今や全幅の信頼を置いているツナマヨおにぎり。

そいつだけ頬張って、後のものはポケッタブルリュックで背負いました。

 

生卵だけは死守せねばw

 

名もなき坂道を登り始めます。

ずーっと2車線でかなり広いです。

 

「………ちょい斜度がキツイな…」

 

事前調べて ある程度は覚悟しておりましたが、
最終盤で疲れているのもあってか、インナーロー固定状態。

体感7〜8%ってところでしょう。

 

我ながらあまりにトロ臭いため、
おかげで卵が割れる心配は吹っ飛びましたw

 

「でもまぁこんぐらいなら、多少長くてもなんとかなるな。」

「ボチボチ行くべ!」

 

そう決め込んだの束の間、、、

 

アスファルトの怒張が浮かんだ、真の姿(激坂)を現した。

 

「ひょっっええ〜〜、そらないで(||´Д`)」

 

すでに下げ切っているギアを
思わず何度も下げようとしてしまう程の鬼坂!

斜度11%以上ありそうです。。。

 

たまらずジグザグ走行へと切り替えました。

おにぎりパワーを持ってしても なんともならず。

ひたすら耐え忍ぶのみ!

 

スタートから実に40分後、宿の案内看板を発見ε-(´∀`*)ホッ

もうちょっと頑張り、ついに宿へと到着しました。

 

旧重清北小学校を改装した宿「山人(やまんと)の里」です。

 

改装とは言っても、ほとんど手付かずのまま。

この空間だけが12年前から時が止まっているかのように感じます。

 

自分の母校じゃないのに、
閉校前にはたくさんの子供達がはしゃいでいた様子が目に浮かび、
”懐かしさ”のような”物寂しさ”のような………

ちょっと複雑な感情が湧き起こってきました。

 

「あなたの部屋は2Fの5年5組ね。」という聞き慣れないフレーズを伺うと、
すぐにその校長先生?は出て行かれてしまい、
広い校舎に自分一人だけが”ポツネン”と取り残されました。

 

「………こんなん非日常的すぎるやろ…」

 

なんだか変に面白い気持ちになり、
思わず笑みがこぼれそうになりました。

 

「ふむふむ、こんな感じなのかぁ〜」

 

マップを参考にしつつ
さながらダンジョンをクリアしていくかごとく
1つ1つ部屋を覗きに行きましたo(^-^)oワクワク

 

 

一通り散策を終えたのち、
荷物整理やらシャワーやらを済ませました。

 

そして、いざブログを書かんとすると……

 

「……なんか急に気分が悪くなってきたぞ…」

 

激しいダルさと眠気、そして胸焼けに襲われます。

加えて暖房ガンガンのはずなのに寒気もするし。

 

「これはマジで何も手につかねぇ!でもまだ作業が山積み!」

「ちょっと寝よう……」

 

ダウンジャケットを着て布団にくるまり、目を瞑りました。

 

「……………」

 

「……………」

 

「……………」

 

「……………キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン

 

「んっ、ん?」

 

1時間ごとに鳴り響くチャイムの目が覚めました。

時計を確認すると、どうやら45分ほど眠っていたらしい。

 

「いかんいかん、今日のブログを書かんと………」

 

「カチカチカチ」

 

「カチャカチャカチャ」

 

「………なんかやっと食欲が戻ってきたな。」

 

「買ってた食材で飯作るか!」

 

1Fの調理室へと向かい、深夜の調理開始!(すでに日付変わってました)

 

鯖缶丼。433円なり。

 

この料理は自宅でも定番メニューなんです^_^

 

今回はタンパク質強化で目玉焼きを乗せましたけど、
標準仕様は「鯖に練り生姜を加え、目玉焼き無しの刻みネギだけ」

そこへ最後に七味唐辛子をパッパとふりかけると一丁上がり!

 

バリエーションとして
鯖をバターで炒めたり、チーズを乗せてレンチンしてとろ〜り溶かすと
風味やコクが増して、極上の逸品に仕上がりますよ!

 

ちなみに鯖缶のおすすめは、伊藤食品の金ピカのやつ。

 

 

私は元々鯖缶が好きじゃないのですが、
これ食べて鯖缶のイメージが一変しました。

 

脂が乗っていて嫌なパサパサ感がなく、
味噌、砂糖、食塩だけ使って鯖本来の美味しさも光ってますね!

 

健康に良いのはそうですが、普通に好きなんで、
もう100缶以上は開けてると思います。

 

とまぁこんな感じで怒涛の2日目を終了。

 

普段味わえないような体験づくしで、
もう10日ぐらい旅してる感覚です(笑)

 

DAY3へ続く…

 

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