松木です。
少し前、
ブラックバーン『レースデイポータブルトレーナー』をレビューしましたが、↓
世界最小ローラー台 BLACKBURN『Raceday Portable Trainer』インプレッション。
今回は
- なぜハイブリッドローラー台(前輪固定+後輪ローラー)
- 各メーカーから発売されている5種類の比較
- 結局、どれが買いなのか?
というあたりの話。
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なぜハイブリッドローラーなのか?
「固定ローラー」や「3本ローラー」には、
上のようなメリット、デメリットがあります。
そして、それぞれのメリットを掛け合わせたのが「ハイブリッド式」。
固定ローラーの”安全性”と、
3本ローラーの”実走感”を兼ね備えます。
また、ハイブリッドローラーの中には、
- 優れた”携帯性”
- 短時間で準備できてしまう”手軽さ”
- 固定ローラーよりもタイヤを痛めにくい
という特徴を活かして、室内トレーニング用ではなく、
ウォーミングアップ用に特化させているものも多いです。
ハイブリッドローラー4社5種を比較してみた
現在、世に出回っているハイブリッド式は、次の5つ。
- ブラックバーン『Raceday Portable Trainer』(右下)
- フィードバック『(Omnium) Portable Bike Trainer』(左上)
- ミノウラ『FG220』(右上)
- ミノウラ『FG540』(左下)
- グロータック『GT-ROLLER F3.2』(真ん中)
Blackburn 『RACEDAY』 |
Feedback 『PORTABLE』 |
Minoura 『FG220』 |
Minoura 『FG540』 |
Growtac 『GT-ROLLER F3.2』 |
|
キーコンセプト | レースへの携帯性 | レースへの携帯性 | レースへの携帯性 | 固定式の”安定性”と、3本の”実走感”の融合 | 「自転車との一体感」と「安全」 |
収納時サイズ (縦×横×高さ) |
52×18×19 (=1.77×10⁴㎠) |
66×18×20 (=2.37×10⁴㎠) |
57×22×20 (=2.50×10⁴㎠) |
不明 |
110×16.4×43.5 (=7.84×10⁴㎠) |
重量 | 6.6kg(実測) 6.48kg(公表) |
6.0kg(公表) | 6.1kg(公表) | 10.1kg(公表) | 9.5kg(公表) |
負荷方式 | フルード式 | マグネット式 | 不明 | マグネット式 | マグネット式 |
負荷段階 | 無 | 無 | 2段階 (ローラー部のon/off) |
7段階 (手元のダイアル) |
10段階 (手元のダイアル) |
実際に出せる 最大負荷 |
およそ650w |
およそ750w | およそ300w | 1000w以上 | およそ1400w |
騒音を抑える工夫(基本的には静か) | 無 | 無 | 無 | 無 | 騒音を抑える特殊な樹脂ローラー |
床への防振対策 | 無 | 無 | 無 | 無 | 特別な防振スポンジを配置 |
フロントの 高さ調整 |
無 | 無 | 無 | 5段階 (0,3,5,8,10%) |
無 |
用途 | ・アップ ・450wぐらいまでのトレーニング |
・アップ ・700wぐらいまでのトレーニング |
・軽めのアップ ・250wぐらいまでのトレーニング |
・アップ(フロント高さ調整可→ヒルクラ◎) ・あらゆる強度のトレーニング |
・アップ用ではない ・あらゆる強度のトレーニング ・考え尽くした設計⇒詳細はこちら |
税込価格 | ¥58,320 | ¥59,400 | ¥40,000 | ¥51,500 | ¥75,384 |
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静かなハイブリッドローラーはどれか?
グロータック『GT-ROLLER F3.2』だけは、
一番高価で、室内トレーニング用というだけあって、
完璧に近い騒音・防振対策が組み込まれています(詳しくはこちら)。
他の4種類は似たり寄ったり。
どれも集合住宅で気を遣わないで使える
”静寂性”が確保されているとは思えません。
『Portable』『FG540』は高負荷まで対応できますが、
もがくとうるさすぎて、「持ち家」限定という気がします。
負荷があまり掛けられない『FG220』と
負荷がフルード式の『Raceday』は比較的静かなものの、
ローラーから発生する振動はいかんともしがたし‥‥
そもそも『FG220』『Raceday』の2つに関しては、
完全にアップ用に作られているので、
音を気にするケースを考えなくてもいいかな?
どのハイブリッドローラーが良いのか?
やはりそれぞれの特徴を十分把握した上で、
「自分の用途に合わせて選ぶ」ということが大事。
そういう意味で、正解をどれか一つには絞れません。
例えば、自分の場合、
家ではTacx「Neo Smart T2800」を使っていますから、
ハイブリッドローラーは、
あくまでウォーミングアップ用と割り切って考えます。
その上で、
- 収納サイズが世界最小で、レースへ持って行きやすい
- アップで入れたい400~500wにも対応できる
- 負荷のかかり方が自然な「フルード式」
というプラス面を考慮して、
ブラックバーン『Raceday Portable Trainer』に決めた訳です。
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