先日、乗鞍で投入予定と話した
チャレンジ『シームレスラテックスインナーチューブ』を入手しました。

 

コイツには愛用しているMichelinの代わりになってもらうつもりで
かなりの期待を寄せて、その到着を心待ちにしていました。

 

……が、いざ実物を精査してみたところ
予想外だった部分が多々あったのです・・・

 

スポンサーリンク

ファーストインプレッション

裏面は7か国の言語で書かれていて国際色豊か(笑)

それから”Made in Taiwan”

 

早速、実測重量(バルブキャップ抜き)を計ってみることに……

重量

えっ……56.3g Σ(・□・;)!?

 

事前情報だと74gだったんですけど……

SOYO(実測51g)、Vredestein(実測52.5g)並みに軽いのか。。。

 

しかしながら、実際に触ってみると
ペラッペラのSOYOなんかと違って、少なからず”肉厚感”がありますね。

 

19cタイヤに対応できるほど幅を狭めにしている分(実測23㎜)
多少厚みを持たせることが出来ているのだと考えられます。

 

 

ちなみにですが、4本の合計が226.1g。

1本平均56.5gですから、先の1本だけが特別軽かった訳ではないですよ!

バルブ長

パッケージにはバルブ長47.5㎜と記載されていますが、
太い筒の部分で計測すると42.5㎜しかありません。

 

つまり「45㎜ハイトのリムだからギリ足りるかな?」と当たりを付けたらダメ。

バルブエクステンダー無しでOKなのは40㎜ハイトまでですねぇ~(^^;

 

 

このバルブの根元部分……なんだか見覚えがあるぞ……

 

4社ラテックスチューブ徹底比較インプレッション SOYO ミシュラン ビットリア vredestein ヴェレデスティン

左がSOYO、右がVREDESTEIN。

 

フレームなんかと同じで、
チューブも製造元は案外一緒だったりするのでしょうか?

それともバルブ部分だけ同じ所が作っているのでしょうか?

品質

続いて、表面を見たり、なぞったりして品質をチェック。

 

う~~ん……なんかちょっと凸凹してる部分が散見されるぞ、、、

 

肌荒れのような感じで、周囲よりゼロコンマ㎜凹んでます。

他のラテックスチューブではあまり目にしない状態。。。

 

大きめのシワなんかもありますねぇ……

 

まぁ極端に薄くなっている訳ではないですから、
これらが直接パンクに影響することは、見た目程はないと思われます。

ですが、”ゴムの均一さ”という品質面は、お世辞にも良いとは言えませんね(^^;

 

 

…………少し空気を入れてみて、
これらの凸凹やシワがどうなるかチェックしてみようかな?

本当に”シームレス”なのか?

あっ、やってもたw

 

分厚いミシュランなんかと同じ調子でポンピングしちゃったよ・・・(^ω^;

 

一度膨らんでしまった箇所は ご覧の通り伸びてしまいます。

使えなくはないですが、使わない方が無難。

一発アウトです。

 

仕方ない……このチューブには検体になってもらいましょう( ̄~ ̄)ニヤリ

 

✂シャキ~~~ン✂

 

(チョキチョキチョキ)

 

 

こちらがバルブの裏側です。

3本ほど縦に”筋”が入っていますね。

 

触ってみた凸凹具合からして、どうやら矢印の2本が接着箇所のようです。

 

「シームレス」だからと言って「つなぎ目が無い」わけではありません。

「つなぎ目が分からない」という意味なのです。

 

外側からだと特に接着部分は判別しにくく、
とてもキレイに仕上げられていますね(^^)

厚さ

厚さの実測は0.5㎜

SOYOとVredesteinは0.4㎜、Michelinが0.65㎜ですから、
ちょうどその中間的な厚みです。

 

ただ、先ほども話した通り、所々に厚みのバラツキがあります。

そのため薄い箇所は0.4㎜しかなく、逆に厚い箇所は0.6~0.7㎜あったりもします。

 

 

……まぁ「全長渡って厚みが同じチューブ」という方が珍しいのは承知しています。

とは言え、ちょっと厚みの均一さに欠けている気もしますね……

まとめ:とりあえず乗鞍での投入は保留

このチューブを乗鞍で使おうと思った理由の一つに
「適度な厚みがあり、パンク耐性がそこそこ高そう」というのがありました

 

しかしながら、思った以上に軽い(想定よりも薄い)

その上、お世辞にも品質がそれほど高そうには見えない。。。

 

信頼性が未知数なこのチューブをいきなり実践投入するのははばかれますし、
次戦の乗鞍で使用するのはひとまず止めて、別の機会にでも試すことにします。
(1本ダメにしましたが、まだ新品が3本あるw)

 

そんでもって
「耐パンク性能」「空気の抜けやすさ」「乗り心地」などの実走情報が取れた上で、
今度このチューブを決戦用として本採用するかを決めたいと思いますね(^^)


スポンサーリンク