DAY1の走行データ

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DAY1 旅立ちの日(実家→吉野→紀ノ川沿い→フェリーで徳島→眉山)

五時に起きて諸々の準備を済ませて七時出発。

通過ルート、現在位置の分かるLIVE TRACKも予定通り起動できました。

激励のコメントをくださった方々ありがとうございます(^ ^)

 

自宅よりしばらくは交通量が多いエリア。

怖いので川沿いを走ってみたりするも、
バイクどめが連発して思うように進みません。。。

 

「まぁしばらくの我慢だな…」

 

と思ったのも束の間、あまりに入り組んでいてグネグネと曲がって、
逆に遅くなっていたので、結局交通量が多い道路へと戻りましたがw

 

 

その後、しばらく走っていると
目の前に通勤中と思しきローディーを発見。

ピナレロ乗り。

格好もかなり決まっている。

その上チェーンステイに自身で施したと見られる
カーボンシートを巻きつけた補修の後。

 

信号待ちの際に私に気づき、軽く会釈を交わしました。

 

「話しかけようかな…」

 

信号待ちで幾度となくそう思うが、
なんとなく憚られてなかなか声をかけられず。

 

「よしっ!次の信号で止まった時こそは!」と腹を括りましたが、
ちょうど次の信号で左折して行かれてしまいました^ ^;

 

「あー残念、、、」

 

好きでやってる一人旅ではありますが、
やはり寂しさも感じておりまして、
なるべく人との関わりは大事にしたいと思ってます。

 

同じロードバイク乗りなら、
声をかけられてまぁ悪い気はしないはずですし、
今後もこのような機会があれば、すかさず話しかけよう!

 

20km走ってようやく石川沿いのサイクリングロードに抜けました。

 

「うおおおーーー走りやっす!!!」

 

ストップ&ゴーを余儀なくされていたストレスフルな状況から一変、
楽園のように走りやすく、マイナスイオンを感じるすがすがしい道。

 

「ずっとこんな道だったら良いのになぁー」

 

清らかな川の流れる音に癒されながらしばらく走り続けます。

 

「・・・あれ?待てよ……ここって走る予定だったっけか?」

 

一番最初は石川沿いを走るルートで組んでみました。

ただ、そうすると309号線、通称「水越峠」を通らなければ吉野に辿り着きません。

しかしながら
この水越峠がなかなかの獲得標高だったため、
別のルートを組むことにしたんだった…

 

サイコンRIDER750もとっくの昔に「ルート外」と表示され、
案内ルートから大きく外れていたのに気づきませんでしたP^_^テヘッ

 

「そう……石川が呼んでいたんだ。『おいでおいで』ってさ。」(・・・意味プーで草)

 

おかげで久々に「石川サイクル橋」や「PLの塔」を見れたけども。

 

 

水越峠は予想通りにかなりキツくて長い。

しかも13kgもの荷物のおかげで体感+3%の斜度。

1%でも顕著に速度は落ちますし、
6%が激坂、10%だと5〜6km/hしか出せません。

 

「石川の天国から地獄に急転直下だぜ。。。( ;´Д`)はあはあ」

 

 

その後、山頂付近のトンネルを避ける脇道の坂へと進入。

常時10%近く、メチャクチャきつい!!!

 

どんどん山奥感増してきたし、途中車進入禁止の鎖なんかも貼ってあって
なんだかすごく嫌な気がするけど……

 

「オーマイッガット!!!」

 

やっぱりか。。。

2km近いの激坂が無駄骨に。

今日の道程は長いってのに、ここで詰まるのはマズい。

 

しかもいざトンネルを通ってみると、
全然怖さも危なげも無くって、なおさらショックでしたよね、、、

まぁゴチャゴチャ考えても仕方ないので切り替えます。

 

一気に下って「紀ノ川」沿いに出ました。

ここが追い風で一気に吉野に近づきます。

 

「おっ!?遠くの山の中にちらほら桜が見えてきたぞo(^_^)oワクワク」

 

何年も前から今年こそはと思っては行かずじまいだった吉野の桜。

いよいよ拝む瞬間が目前へと迫ってきたことを実感しました。

 

吉野11時10分着。

そして、前日に組んだルート通りに吉野へと入っていくと……

 

「……桜1本生えてない、ただの峠道……だと……!?!?」

 

吉野の道は入り組んでて適当にルートを選びましたが、
どうやらこの坂道は中千本へと直通するための道路だった模様。

 

満開の桜見ながら登れるんかなーって思ってましたが、
そんな淡い期待は一瞬で弾け飛びました。

 

「キッツ……」

 

体が順応していない一日目は、経験上軽めが良いのですが、
…………すでに相当足にキてんだがw

 

 

しばらく我慢して登っていると、
車や人が多くなってきて、
辺りに優しいピンク色をした桜も増え始めてきました。

 

「中千本」です。

 

吉野は麓から近い順に
「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」
とエリアが分けられ、名付けられているのです。

 

猿引き坂。斜度20%あります。

「坂道✖️桜」って そこはかとなく乙ですねぇ〜

 

この先のエリア「上千本」「奥千本」にも足を運びたかったですが、
時間が押しているため、後ろ髪を引かれる思いで下り始めました。

 

乗らずに下りながら吉野の雰囲気を満喫。

 

百花繚乱の桜、美味しそうな名物、観光客で賑わう商店、荘厳な佇まいの蔵王堂。

 

色んなものに目移りしますが、マジで時間が無い……

徳島に渡るためのフェリーの時間が決まっているんです!(16時25分発)

 

「いつか奥千本まで登ってみたいし、お店もじっくり巡ってみたいなぁ〜」

 

吉野を堪能するには、正直ロードバイクはあまり向いてないかなーって感じましたね^_^;

 

 

12時15分、あとは紀ノ川沿いを和歌山港までの70km強をひた走るのみ!

朝作って持ってきたジャムパンを頬張って、エネルギーチャージ!

 

「そう言えば、さっき吉野に向かう時はもろ追い風(西風)だったけど。」

「………ってことはこの先向かい風ってこと?」

 

嫌な予感というのは往々にして当たるもの。

全身に強い風を感じます。体感5〜6mと強め。

”ボボボボボ”という耳触りな音がつきといます。

 

最初は屁でもなかったのですが、
ボディブローのようにジワジワと体力が削られていきました。

橋本市に入り、残り50kmを切ったあたりから
首、肩、腰が痛くなり、脚全体に鈍痛のような辛さをハッキリ感じ始めます。

 

そうなると1kmがものすごく長く感じまして、
その先は正直苦行の様相を呈してきました。

平地70km4時間という楽勝と思われたノルマ。

時間が経つにつれてサイコンの数字は27km/h、25km/h、23km/h。

 

「ペースがどんどん落ちてる!雲行きが怪しくなってきたぞ……」

「さっきのジャムパンのエネルギーも切れてきた……」

 

急いでコンビニでSAVASのプロテインジュースをカブ飲みするも回復せず。

 

「本気で間に合わんかも……」

 

焦る気持ちとは裏腹にペースはいよいよ20km/h台へと突入。

しかも港に近づくにつれ、心無しか海風が強くなってきた気もします。

 

「もうカラッポやで……」

 

長い向かい風の恐ろしさを嫌ってほど体感しましたね。。。

 

「おいおい、一日目からこんな調子で大丈夫なんか!?」

 

残り20kmを切った時、たまらずスーパーに駆け込んで
おにぎりを購入し、ツナマヨにがっつきました(おかかは予備)

するとまぁ不思議、徐々に力が復活し始めるじゃないですか!

 

「やっぱ日本人は白米なんだよなぁ〜^_^♪」

 

なんとか25km/hまで持ち直し、残りの距離を乗り切れました。

 

出航17分前、フェリーターミナルに到着!

 

「長かったぜ……(›´ω`‹ )ゲソッ」

 

安堵と苦行からの解放感に包まれましたが、
その余韻に浸る間もなく急いで、輪行袋に詰めて乗船しました。

 

ソファーに陣取っておかかおにぎりを食す。

すると、さらに元気が出てきました!

 

「フェリーの中で絶対寝落ちするわ……」って思ってましたけど、
写真の選別なり、コメント返しをして2時間を過ごていました。

 

私は一気におにぎり信者になったんで、
きっとこの先も買いまくると思います笑

 

「ええ景色や・・・」

水面に映える夕日を見ると、なんだか頑張りが報われた気がしました。

 

18時30分、徳島へと上陸。

 

このあと、乗船中に連絡を取っていた知り合いの「延原さん」と落ち合います。

宿近くまでいらしてくれているらしく、急がねば!!

 

「延原さん、お久しぶりです!!(`◇´)ゞビシッ」

 

お会いするのは5年ぶりですが、
あいかわらず優しい雰囲気とSUPERSIXで懐かしすぎる!!

3年前に地元徳島に戻っていたらしく、
連絡を取ってくれて、一緒に走ってくださることになりました。
(※知り合いじゃなくても、一緒に走ってくださる方は常時大歓迎です)

 

明日にもおすすめコースを案内していただくのですが、
「夜の眉山はいかが?」ということで連れて行ってもらう事に。

 

夜間の走行はもちろん、夜の山道など初。

身体はキツいですが、おにぎりパワーと好奇心があれば余裕でし!!!

 

「こっからスタートね〜。先行きたかったらどうぞ。」

 

そんな気など微塵も持っておりませぬ。

 

「はあはあはあ………予想以上に勾配ありますね、、、」

「ずっとこんな感じよー」

 

平均は7、8%ぐらい?十三峠にも引けを取らない急坂です。

 

「ちょっ、イカリングは聞いてないっっっっすwwww」

 

15%あるか!?瞬間的な勾配では十三峠越えてました。

 

その後、苦戦しながらも青息吐息でなんとかかんとか山頂へ。

 

そのに待っていたのは………

 

 

100万ドルの夜景。

 

最高の思い出にができました!

延原さん、ありがとうございますm(_ _)m

 

山頂には他にも色んな建造物がありました。

これなんかは真下から内部を除くと……

 

万華鏡になってるんですねぇ〜

この模様は時と共に激しく移り変わり、しばしの間 釘付けになりました。

 

一通り見終わった後に下山。

 

「ぐうううう〜」

 

すでに夜の8時半。昼は補給食のみだったため 腹の虫が鳴き始めました。

 

「せっかくですから徳島名物、延原さんのおすすめのお店でお願いします!」

 

何から何まで甘えっぱなし。

でもやっぱり地元民の推しなら間違い無いですからね!

 

徳島ラーメン屋「東大」本店。

ラーメン界の東大を目指しているかららしいです笑

 

ほんのり甘さを感じるコ〜ッテリスープと
しっかり味の付いた米に合う飯うまバラ肉!

 

しかも生卵無料でなんとたった590円という破格。

 

「内臓ボロボロでコッテリ系いけるかなぁ……」

 

そんな一抹の不安など、一口運んだ瞬間消し飛びましたね!(゚д゚)ウメー

 

生卵2個ぶち込んで、〆の卵ご飯でフィニッシュ!

 

普段なら炭水化物オンパレードの罪悪飯ですが、
枯渇し切った今日ばかりはベスト飯でしたね^_^

 

DAY2へ続く…

 

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