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DAY19の走行データ
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DAY19 移動日につき写真のみ
DAY20の走行データ
DAY20 最大の阿呆をしでかす…
「………まぁ予定調和の雨だわな。」
何日も前から大雨予報で、
今日まで微動だにしなかった想定内の どしゃ降り(1時間の最大降水量26㎜)
その覚悟はできてたので、抵抗感なく走り始めましたね~(苦笑)
出発は左下の出雲市駅前にあるビジホ。
そんで、まずは右上「松江城」に向かいます。
(悪天候を鑑(かんが)みて、左上の岬「日御碕(ひのみさき)」はパス)
この際、宍道(しんじ)湖までは2つのルートが考えられます。
- オレンジラインの出雲路自転車道(車不可の狭めの自転車専用道)
- 赤ラインの縁結び街道コース(松江市~出雲大社をつなぐ国道431号)
前者の「出雲路自転車道」は、どっかに細々とある道なので見つけられず。。。
そこで、誰でも容易くたどり着ける431号線、通称「縁結び街道コース」で向かうことに。
が、、、
「なんだここ!?走りづらっ!!!」
遠慮なく言って、単なる狭くて交通量の多い国道ですね。
こりゃ~全くもってサイクリングコースでは無かったとです……^^;
「バッシャーーン!!」
「はうぎゃっΣ(゚Д゚)!!」
真横を通り過ぎる車の水しぶきが、
容赦なく私に襲い掛かってきます。
・・・そんな調子で1時間ちょい走ると、
宍道湖沿いへ。
宍道湖は1周47km、向こうにう~っすら見える対岸まではおよそ6km。
なかなかに広い湖ですよねー
そんな宍道湖を横目に さらに東へ走ること15km。
本日最初の目的地へと到着しました。
国宝松江城。
1611年に完成。「住居」よりは「砦」という側面が強い城だそうです(^^)
自転車を置いて歩くこと200mほど、、、
「おおぉ~~!」
思ってたよりは やや小さかったですけど、
江戸時代の風格は残ってるなーという印象。
そしてDAY9で訪れた宇和島城と同じく「現存12天守」の1つです。
では、早速中に入りましょうか!
(ツアー客にぶつかり、激混みだったw)
内部は結構がらんどう。
そこにぽつぽつ展示物が置かれていました。
昭和の城修理の際にお役御免となった2.1mの旧鯱(しゃちほこ)
春日………ではなく鬼瓦。
こちらのこわもては屋根の四隅に配置されています。
などなど、色んな物を見学しながら最上階5Fまで。
眺めはこんな感じです(笑)
天守閣の真ん中に「国宝指定書」がありました。
平成27年っていうことは………およそ7年前ですねぇ。
なんでも柱の特殊な配置「互入(ごにゅう)式通し柱」
(長大な柱を用いずに大規模天守を可能にした方式)
が、国宝指定の大きな要因になったらしいですよー(^^)
(ざぁぁぁぁーーーーー)
「……さすがにちょい寒いな ((>_<))ブルッ」
20℃近くあるとはいえ、濡れっぱだしなw
松江城よりさらに東へ10kmほど。
宍道湖よりも大きい中海(なかうみ)に浮かぶ
大根島(だいこんじま)へと上陸。
(ちなみに野菜の大根とはなんら関係ないですw)
この島内に次なるお目当ての施設がありました。
牡丹(ぼたん)と雲州(うんしゅう)人参の里「由志園」(ゆうしえん)
四季折々の花が彩る日本庭園です。
「すみません。自転車置く場所ありますか?」
「はい、こちらの屋根の下へどうぞー(^^)/」
眼鏡をかけた優しいお姉さんに案内していただき、無事ピットイン。
「うわぁ~、立派な牡丹ですねぇ~!」
「ありがとうございます(^^)」
園内には250種類の牡丹が咲き誇っているのだそう。
しかも4月下旬の今はちょうど
牡丹の見頃だそうですから期待大!
ふむ、風流なり。
見事に手入れされた箱庭です(・ω・)bグッ
牡丹くらべ会場で、静かに写生する女性。
チラっと覗いちゃいましたけど、べらぼうにお上手でした!
あと、出口付近で「雲州人参ミュージアム」というエリアがありました。
ここ由志園は、
雲州人参(朝鮮の高麗人参を雲州(出雲)で栽培したもの)の製造所でもあるんです。
めちゃくちゃ販売口調のおばちゃんの話を受け流しつつ、
高麗人参液(55gで6000円)を溶かした飲み物を試飲。
飲み終わるや否や、そそくさと逃げるように出口へと向かいました(笑)
「あっ!そう言えば、池一面に浮かぶ牡丹は見れんかったよな?」
「あのー、このチラシにある催しはやっていないんですか?」
「そうですねぇ~。池泉(ちせん)牡丹は29日からなんですよ。」
「そうですか……(´・ω・`)ショボーン」
くっそぉー!3日早かったかぁ~
毎年GWに合わせているのでしょうか?
少しばかり後ろ髪を引かれる思いで、由志園を後にしました。
・・・その後、中海に浮かぶもう一つの小さい島「江島(えしま)」へ。
この坂道、誰でも目にした事はあるんじゃないでしょうか?
江島大橋の一直線に伸びた上り坂
通称「ベタ踏み坂」です。
「おぉ~、これがかの有名な坂道かぁ~」
(パシャ、パシャ、パシャ✧p◎qω•,,´))
その勾配感を写真におさめるべく
色んな角度から撮影していると、
「バッシャーーーーーン!!」
「のうっ!!!」
通り過ぎたトラックが跳ね上げた水しぶき、
………いや、もはや『波』と言える大量の水が下半身と車体にぶっかかる。
ここまでとことん水浸しになってしまうと、
もはや「濡れる」という事に対する抵抗感は逆に0になってましたねw
いざ上ってみると案外普通なベタ踏み坂(5%ぐらい?)を越えて、
島根県から鳥取県境市へと移動。
水木しげるロードです。
境港駅からおよそ800mの区間、
水木しげる先生が生み出したキャラクターたちの銅像が、
10m間隔おきぐらいに立ち並んでいます。
ねずみ小僧
転職を繰り返す。結婚歴あり(だが、結婚詐欺で全財産を奪われた)
妖怪神社。
なんとも不気味ですけど「妖力にあやかる開運祈願に!」らしいw
水木しげるロードの名物、妖菓「目玉おやじ」(400円/個)
「あれっ?受付の人………マネキンとガイコツやんけ(笑)」
終点付近には水木しげる記念館。
(入館しましたが普通でした)
中のポスターで知ったんですけど、
2022年は水木しげる先生の生誕100周年。
その記念の一環として、
2023年には『鬼太郎誕生』という映画が公開され、
Netflixでは『悪魔くん』のアニメが独占配信される予定です。
これはちょい気になりやしたw
「うおぉぉーー!いい加減 体冷えてきたぁーー(((;゚Д゚)))ガクブル」
何時間も濡れてりゃ当然だわな。。。
「温かいもの………なにか温かいものを!」
頭の中で念仏よろしく唱えながら
松の木が生い茂る弓ヶ浜(ゆみがはま)を米子市まで南下。
そして、
出雲そば『ひの木家』へ駆け込みました。
格式高い感じはなくて”庶民の定食屋”っていう雰囲気。
お客さんもみな、仕事の合間に訪れたと思しき男性でしたねぇ~(私以外)
「あのーすみません。注文いいですか?」
「はい!(パタパタパタ)何にいたしますか?」
「この”特製そば”(メニューの中で一番高い)っていうのは多いですか?」
「え~っと、1.5人前はありますね。」
「大盛り+220円ってありますけど、特製そばでもできますか?」
「はい、できますが………量は一般的な2人前以上になりますよ?」
「分かりました。特製そばの大盛りでお願いします。」
ドドンッ!!!
温かい月見そば大盛り、そして天ざるそば大盛り。
これでもか!というほどの出雲そばづくしセットである。
「いただきます!(。-人-。) 」
一目散に、温かい月見そばを口へと運びました。
(ズルズルズル!!!ゴクゴクゴク!!!)
「はぁ~~あったけぇ・・・(❁´ω`❁)」
味うんぬんよりも先に、その温かみに感動。
しばらく月見そばを貪り食べた後に、天ざるそばへと移行。
今度はちゃんと「出雲そば」の味を堪能しましょうかね(笑)
「ほうほう、こんな感じなんか~」
独特な平麺には、それほどコシがありません。
あと食感もシコシコというよりは、粉っぽさが残っている感じ。
それから出雲そばは、
殻のついたそばの実をそのまま挽き込む「挽きぐるみ」と呼ばれる製法で作られ、
黒っぽい見た目と、蕎麦の香りが特徴。
「・・・という事前情報だったんだけど、
これは見た目も大して黒くないし、
蕎麦の香りもあまり強くないよな(・ω・)? 」
この店だからなのか、出雲そば全般に見られる傾向なのか……
とにかく馴染みある一般的な蕎麦とも だいぶ違いましたよー(^^;
てんぷらは、イカの切り身10本のかき揚げ。
なかなかにボリューミーですけど、
腹ペコの私には造作もありません。
ごちそうさまでしたε-(´∀`*)フウ~
まぁ腹7~8割ってとこでしたねぇー
「さてと、名物も食べたことだし、さっさと宿へと向かうとするか!」
米子駅にほど違い『GOOD BLESS GARDEN』
7F建てのビルに様々な施設が入ってまして、
「豪華なネットカフェ、漫画喫茶」といったイメージでしょうか?
泊まっている客層も比較的若い男性が多かったです。
部屋がこちら。
宿泊ルーム入り口にセキュリティーはかかってますけど、
その中にある各々の部屋はカーテンで仕切られているだけ。
貴重品なんかは金庫に入れて保管……ってな具合です。
「ふぅ~~、さすがにビショビショだわ~」
「どれどれ、荷物を広げて確認してみるか。」
(ガサゴソ、ガサゴソ)
「ありゃま~、やっぱりこれまでの雨の日より濡れてるなぁー」
「パソコンは大丈夫かいな?」
(パカッ!)
「…………」
「…………うっ、」
「うぎゃぁぁぁぁぁーーーーーΣ(ОД○*)!?」
なっ、なんてあられもない姿に…… 。゚(゚´Д`゚)゚。ウワーン
少し操作し、今後使い続けることが困難なことを確認。
そして風前の灯のパソコンで、急いで先の断末魔ブログを更新⇩
宿に到着してブログ更新が日課だった私。
「やることねぇ。。。」
とたんに手持ち無沙汰になる(笑)
同時にここ数日の睡眠不足と疲労によって猛烈な眠気に襲われました。
「…………もう寝るか。」
パソコンが亡くなった悲嘆に暮れつつ、
午後8時、深い眠りへと沈んでいきました・・・
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