前日の記事

前日の記事DAY6の走行データDAY6 せいらんの里→パン屋シェムア→佐川橋→四万十ヘブンズロード「しゃこしゃこしゃこ」 歯磨きしながら、部屋のテラスより四万十川を眺めます。空を見上げるとどんよりした曇り空。 「雨が降るかも?下り基調だしジャケット着た方がいいかな?」 6日目にして、運良くまだ雨に見舞われておりません。雨の中1日中走り続けるのって、考えるだけでも疲れてくるなので助かります(^^) 逆に晴天だと火傷ぎみの手足にさらなる追い討ちをかけることになりますから、「曇天」が現状ではベスト...

DAY7の走行データ

スポンサーリンク

DAY7 油断大敵(四万十バンガロー→沈下橋狩り→お食事処「あしがる」→足摺岬→宿毛市)

 

「ぷ〜〜〜ん」

 

バンガローの中で飛んでいる蚊の羽音で
暖かくなってきたのを感じる今日この頃。
(少なくとも4匹はいたw)

 

この日は150kmオーバーの1日目並みの長距離ライド。

大破しかけのビンディングシューズの踵部分に
補強テープをべたべたと貼り付けて準備万端?

7:30に出発しました。

 

「おはようございまーす!」

 

中学生の女の子が挨拶してくれます。

昨日ここに着いた時にも別の子が「こんにちわ!」と言ってくれましたよ(^^)

 

「ええ子たちやで…( ;  ; )」

 

この日はまず四万十ヘブンズロード。

四万十市まで40kmほど走ります。

 

「その間、四万十川に架かっている沈下橋は全部通ってやろうぞ!」

 

名づけて”沈下橋狩り”

 

四万十の沈下橋は有名ですけど、
案内や標識があるのはごく一部だけ。

 

何の看板もない沈下橋がほとんどなため、
自力で場所を調べるなり、注意して目を光らせるなりして
積極的に探し求める必要がありましたねー(^^;

 

岩間(いわま)沈下橋

初めての”金属製”の橋脚(きょうきゃく)です。

 

穏やかな流れと、浅く澄み切った川面が特徴です。

金色の鯉も気持ち良さそーに泳いでましたね!(写真中央右上付近)
(本当に金コイはいたんだぁ!)

 

その後も沈下橋狩りに”いそいそ”と励みます。

 

ぶっといコンクリ橋脚がたくましい屋内(やない)沈下橋

 

すら〜り伸びた美脚が特徴で、
渡ってみると、その高さがちょっと怖い三里(みさと)沈下橋

 

そして最後が、四万十市街の程近くにあり、
観光客も多く訪れる佐田(さた)沈下橋

道幅が広く、大型車も難なく通れてしまいそうなほどでした。

 

鮮やかなブルーの橋脚や屋形船など、
最もインスタ映えする橋でありますね(^^)

 

 

以上、昨日今日と合わせて11の沈下橋を狩ることに成功!

きっとハンターランクは50ぐらい上がったでしょうw

 

個人的なランキングとしては、

1位:どことなく神秘的な雰囲気があり、長居したくなる新谷橋(茅吹手沈下橋)
2位:真夏に飛び込んでみたさMAXの長生沈下橋
3位:代表格として恥じない外観と迫力の佐田沈下橋

 

沈下橋一つ一つに違った表情が垣間見られ、
最後まで飽きなかったですねぇ〜(^^)b

 

 

その先 程なくして、四万十市街地へと辿り着きました。

 

四万十市のシンボル的存在である四万十橋

唐紅(からくれない)色がとても眩しく、
地元民には「赤鉄橋(あかてっきょう)」の名で親しまれております。

 

この橋を渡った後に南へと舵を切り、
四万十ヘブンズロードを離れていきました(*˙︶˙*)ノ”マタネ~

 

 

”ボボボボボ”

風音が耳を打ちます。

 

「くそっ、逆風かよ……」

 

ブラケットの角を握り、上半身を落とした
通称スフィンクスポジションで突き進みます。

 

しばらくして海沿いへと出ました。

ご覧の通り景色はサイコーなり!

ですが……

 

「……このカンカン照りは俺に効く……」

 

今も後遺症が残っている手脚への
情け容赦のない直射日光だけが心配です。。。

 

ちなみに今はとても見せられない酷い状態になってますねぇ…(^^;

 

 

そんな具合に強風と暑さに苦戦しつつ30kmちょい走り、
海に面した土佐清水市街地へと辿り着きました。

 

「ふふふ、いよいよだぜ!」

 

実は、ここに楽しみにしていたものがあったんですよー(^^)

 

でん!

 

ばん!!

 

どどん!!!

 

この地で水揚げされたブランド鯖「清水さば」であります(^^)

足摺岬周辺の水深200メートルまでの大陸棚域に生息するゴマサバを、立縄漁という独特の漁法で一匹ずつ釣り上げる。漁船上ではサバが傷まないように、たも網ですくい、生け簀に入れて持ち帰る。港に着くと、漁協職員が駆け足で漁協の水槽に移す(地元で「サバダッシュ」と呼ばれる)

 

サバダッシュwww

 

「うん、美味い!( ゚Д゚)クワッ」

 

鮮度抜群!脂の乗りも素晴らしい!

そして締まった身に歯を立てると”コリッ”とした食感もします。

 

「飯進むわ〜(ガツガツ)」

「他にどんなメニューあるんやろ?」

 

ペラペラとお品書きをめくります。

 

「ん(・_・)?この料理はなんじゃい!?」

 

「すみませ〜ん、これを追加でお願いできますか?」

「はい、◯◯ならありますので、少々お待ちください。」

 

清水さばを食らいつつ待つこと5分。

その料理が運ばれてきました。

 

さばのウスゴロ(心臓)塩焼き

 

一つが枝豆より少し大きいぐらいのサイズ感ですね。

早速いただきまましょうか!

 

「ほうほう、こんな感じなんねぇ〜」

 

端的に言えば、茶色の部分が「臭みのないレバー」

そして白いしっぽには弾力感があって「貝」のような感じです。

 

そこにパラパラと振りかけられた塩。

こりゃあ120%酒のつまみにピッタリですわ(笑)

 

 

そんな鯖づくしの料理に白米がもりもりと進み、
大盛り頼んだのに、さらにおかわりまでしちゃいましたね!

 

「ご馳走様でした!(。-人-。)マンゾク」


 

「さてと。お腹も満たされたことだし、頑張るぞい!」

 

向かい風にも負けず、足摺岬への海岸線沿いを15kmほどひた走ります。

 

うねうねアップダウンの道でしたが、
個人的には単調でメンタルがやられがちな平坦路よりも好きですね(^^)
(もちろん脚が残ってればの話ですけどw)

 

ここ数日で身につけた特技、
キャリアに負担をかけない”振らないダンシング”を駆使して快調に飛ばす!

 

そして、、、

 

四国最南端の足摺岬に到着!

 

ここから先、あの灯台を拝むには、
ツバキのジャングルの中を歩いていかなければません。

 

今から100年以上も前の1914年に建設され、
老朽化に伴って1960年に今の「ロケット形」へと改築された足摺岬灯台。

 

高さは18.1mあり、光の強さは46万カンデラ。
(車体に装着しているキャットアイURBAN2は1700カンデラです)

そして光の届く距離は、なんとフルマラソン並みの38km!

 

「良いプロポーションしてるなぁ〜(゚Д゚)ホォー」

 

舐め回すように、360度から見上げてジロジロと観察。

 

 

「よし戻ろう!………そう言えば、、、
ここに来るまでに”白山洞門”という案内板があったよな?」

 

せっかくだし行ってみましょうか(^^)

 

「でっかΣ(゚Д゚)!!」

写真だと伝わりにくいですけど、
穴の部分だけで さっきの足摺岬灯台に匹敵する高さ16mもあります。

 

その大穴に激しい波が”ざっばーん”と押し寄せ、
なかなかにすごい迫力が生み出されていましたよー(^^)

 

ちなみに、穴の真上のところに小さな祠があるのが見えるんですけど、
斜度70度はあろう階段を登っていけば辿り着けるぽかったです(が、立ち入り禁止)

 

 

「おっとっと、もう14時前かぁー」

 

まだ行程が70kmほど残っているので、ちょい急ぎましょう。

清水さばを堪能した食堂まで戻り、そこから西へと進みます。

 

足摺岬周辺の海沿いの321号には
「足摺サニーロード」という愛称が付けられております。

 

この海岸線の道は本日の宿近辺まで続いているのですが、
それだとかなり遠回りになるため、

 

「ここは いっちょショットカットすべ!」

途中から28号に入って内陸を突っ切りることにしました。

 

……あっ、そう言えば、
321号線沿いにジョン万次郎記念館がありましたよー(^^)

 

ジョン万次郎と愉快な仲間達が、大波に襲われている像。

 

 

・・・閑話休題、28号線へと移動。

 

緩い坂道になってます。

 

普段ここは落石関係の工事のために
しょっちゅう通行止めになっているそうなのですが、
ラッキーなことに この日は解除されておりました。

 

「知らんかった……あっぶねぇ〜(゚д゚lll ) 」

 

「あぁ〜眠っむ。。。」

 

正直脚は残ってたんですが、
睡眠不足がたたって強烈にダル〜くなってきました。

まだ踏めますけど、踏む気が起きません……

 

さらにそのしおれた気持ちに追い討ちをかけるように

 

「……なんか、左膝に違和感を感じるぞ?」

 

どうやら足摺岬らへんの坂で多用したダンシングによって
膝に負担がかかっていたらしい。

ここまで少し無茶をしたツケが回ってきたようでした。

 

「うっわ、、、今日は調子良かったから張り切ってもぅたな……」

 

日本一周は今日だけじゃありません。

明日、明後日、それどころか10日後、20日後だって走らなければなりません。

 

今日この時が好調だからといって無茶をすれば、
それが翌日以降に響いて、旅はたちまち苦難の道へと変わってしまいます。

 

強い眠気と膝の違和感は「油断するなよ!」という私への警告かもしれません。

 

「今後はよく肝に銘じなければな……」

 

 

宿までの道のり20kmをダラダラ騙し騙し進みます。

地域限定臭いコンビニ「SunLife」で小休憩など取ったりしますが、
やはり膝の違和感は消えてくれません。

 

「なんか徐々に違和感が大きくなってきてる気が……」

 

宿の近くまで来ましたが、
違和感がいつ痛みへと変わってしまうのか……

 

痛みなんて出た日には、長期休養を余儀なくされますから、
膝のことばかり気にしながらヒヤヒヤ、おそるおそる漕いでました。

 

「くっ、もう少しで宿なのに……これ以上漕ぐのが怖え!!」

 

「………こうなったら背に腹は変えられねぇ!」

 

”がちゃっ”

 

秘技、

 

片足ペダリング(`д´;)ウオオオオオオオ

 

最初の1km。

 

”くるくるくる”

「意外と滑らかにいけるやん!」

 

残り2km。

高知から愛媛へと県を片脚で越えた。

 

「はあはあ、やっぱ脚が重くなってきたわ……」

 

残り1km。

 

”ガッタンガッタンガッタン”

もはやロボットみたいな不細工なペダリング。。。

 

 

……とまぁそんな具合に緩い坂道3kmを乗り切りまして、

 

なんとか無事に宿へと到着いたしました(;´Д`)ゼエゼエ

精魂尽き果てたで……

 

この日の教訓はただ一つ

「無理は禁物」


DAY8の走行データ

DAY8 移動日、写真のみ(一本松温泉あけぼの荘→56号で宇和島市まで→宇和島オリエンタルホテル)

 

DAY9へ続く…

 

スポンサーリンク