松木です。
サイクルコンピューターで不動の人気を誇るガーミンの”Edge”シリーズ。
その頂点に位置する「1000J」が、
3年ぶりに『1030J』へとモデルチェンジしました。
サイコンとしては既に高性能だった「1000J」ですが、
『1030J』になって、どのように進化を遂げたのか?
早速見ていきましょう(^^)
(★の数で「役立ち度」を表しています)
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目次
『1030J』と「1000J」の本体&画面サイズ比較 ★★★★
「1030J」の本体サイズは、
縦114mm×横58mm×幅20mmと
「1000J」に比べて少し大きくなりました。
重量も+8.5g増の123g。
対して、画面サイズは大幅に拡大。
3インチから3.5インチに変更され、
面積にすると、およそ36%も大きくなっています。
これを可能にしているのは、
ボタン位置の下側面への移動です。
タッチパネルの感度が向上 ★★★★
「1000J」と同じく、
「タッチパネル」と「下のボタン2つ」で操作します。
タッチパネルの感度が上がっているらしく、
特に「雨天時」や「指ありグローブ越し」の際に
より快適に操作できるようになっています。
上手く操作できないイライラが減りますね(^^♪
稼働時間が+5h ★★★★★
「1000J」の最大稼働時間は15時間でした。
ですが、ナビ機能を使った場合は、
バッテリーは10時間前後しかもたないため、
ロングライドの後半で切れてしまうことがありました。
対する『1030J』の最大稼働時間は20時間。
この+5時間の延長によって、
ナビ機能を使ったとしても13時間以上もつ計算になりますから、
「ギリギリでバッテリーが無くなる」状況が激減すると考えられます。
マウントの裏に取り付けられる
「拡張バッテリーパック」(税込¥17,280)も登場。
本体のバッテリーと合わせて
稼働時間を40時間まで増やすことができるので、
夜通し走るブルベなんかでは役立ちそうですね。
※追記 下の実走実験によると、持続時間は十分の模様。
端子が直接接続されるため、
「拡張バッテリーパック」からワイヤレスで充電可能です。
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ナビ機能のクオリティーアップ ★★★★
ナビゲーションで一番ストレスなのが、
見当違いの案内をされる「ミスリード」です。
『1030J』では、より完璧なナビゲーションを目指して、
「Trendline Popularity Routing」が追加されました。
日本語にすると「多くのサイクリストが通っている人気ルート」といったところでしょうか?
ガーミンが無料で提供している「Garmin Connect」ソフトに蓄積された
サイクリストの走行ログを元にしたルートを作成してくれるため、
地図上からでは知りえない最適なルートへと導いてくれます。
加えて「急カーブの警告」「坂道の長さの表示」など、
まるで人間さながらの”きめ細やかな案内”も実現しています。
「出発地点」と「走行したい距離」を入力すると、
同じ道を通らない数パターンのコースを設定してくれたりもします。
仲間同士で定型メッセージを送受信できる ★★
遅い人を待っていて「あれ?なかなか来ないな?」と心配したり、
「パンクしてしまって置いていかれた‥‥」
なんていう不遇な目に遭うこともたまにあります。
そんな場合に役立つのが、
「ライダー間メッセージ送受信」機能です。
上のように、あらかじめ作っておいた定型文だけですが、
常に見ているサイコン画面に表示されるので、
LINEよりも早く伝わりやすいというメリットがあります。
そう滅多に使う機能ではなさそうですが、
あると便利だと感じる人もいるでしょう。
完璧なトレーニング機能 ★★★★★
ここまでは「使い勝手」に関わる部分の紹介でしたが、
「トレーニング機能」のほうも、更に充実。
一つ一つ上げていくとキリがないので割愛しますが、
トレーニングのモチベーションを高め、
強くなるために適切な練習内容を示してくれる
”パーソナルコーチ”としての役割も十分に果たしてくれます。
また、代表的なトレーニングアプリ
「STRAVA」「TRAINING PEAKS」「BEST BIKE SPILIT」
との連携も強化され、より扱いやすくなっているそうです。
以上のように、ガーミンエッジ『1030J』は
もはや”完成の域”にあるサイコンと言っても過言ではありません。
「1000J」に比べて便利になっただけにとどまらず、
新しい機能を使いこなすことで「トレーニングの質」は自然と上がり、
同じ練習量でも、今まで以上に速くなれると思います。
まずは税込¥92,880のセット販売のみですが、
じきに本体単体でも発売され始めるでしょう。
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