Mt.富士ヒルクライムのゴール地点の標高は2,305m。
標高0mと比べて酸素濃度は76%。
国内舗装道路最高点2,716mである乗鞍ヒルクライム山頂に至っては73%しかありません。
こんな非日常の過酷な環境下で、
さらに心肺機能、筋肉を限界まで追い込むのだから、
まともなパフォーマンスを発揮できる方が難しいでしょう……
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以前、ジム併設の「高地トレーニングスタジオ」を利用したことがあります。
初めてそこでトレッドミルを走った時、
たった30分間、ジョグより少し速い強度だったにも関わらず、
いつも以上に息が上がりやすく、また終了後には身体がフワフワした変な感覚に襲われました。
低酸素の影響が出ていることをヒシヒシと痛感。。。
Mt.富士ヒルや乗鞍の2000m越えのヒルクライムレースにおいても同様です。
普段のトレーニングならまだまだ余裕が持てるような時間・強度においてさえ
心拍数が上がり、思うようにパワーが持続できなくなる症状を経験しています。
その結果、ヒルクライムという競技において
高地トレーニング(スタジオ)は必要不可欠であると確信しました。
なので、近々「高地トレーニングスタジオ」に入会するつもりなのですが、
ここで一つ問題が……
「大会に向けて、いつ、どういった高地トレーニングをすれば効果的なのだろう?」
以前利用していた「高地トレーニングスタジオ」では、
2回目時点で既にいくぶんか楽に感じ始めていたものの、
- 何回まで続ければいいの?
- 頻度は?
- やめたらどれくらい順応期間が持続するのか?
などの知識は全く持ち合わせていませんでした。
ヒルクライムという競技を続けていく上で、高地トレーニングは必要。
だけども高地トレーニングに関してあまりにも無知……
だから「高地順応について一から学びたい!」と突然思い立ったんですよ(^^)
国内で手に入る高地トレーニング本を全て調達。
どれも俗っぽさは皆無。
専門色・学術色が強く、中身は文字列とデータがびっしりで
さながら論文のよう……
一般的な本とは異なるがために
新書で手に入れづらく、しかも定価よりも高値で販売していたりして、
5冊全部購入すると20,000円近くしそうでした。
それなのに、もし購入してハズレ本だった場合が痛すぎる。。。
ですから近場の図書館で借りました。
古いものは2000年、最も新しいものでも2016年と、出版から年月が経っていたこと、
そして学術的ゆえに「図書館に置く価値のある本」と判断されたことで、蔵書していたのかも?
ちなみに5冊合わせて約1600ページもありますwww
こんなのまともに読んでたらMt.富士ヒル終わってるんで、
糧となりそうな部分を”つまみ読み”しながら
2週間ほどで一気に読んでしまいたいと思います(`・ω・´)フンス!
読み終えましたら、また後日感想を書きますねー
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こんにちは!
初めまして。
体のアチコチが痛くて誤魔化しならがヒルクライムを頑張っている46歳です。
高地トレーニングで検索すると、こちらのサイトにたどり着きました。
松木さん!私はローラー台に乗りながら松木さんの2017年頃のYouTube大台ケ原を何度も拝見しています。
本当に尊敬しています。松木さんのその後の高地トレーニングの結果が是非知りたいです。昨年初めて富士ヒルクライムにも参加しました。
よろしくお願いいたします。
大川
大川さん、初めまして。ブログやサイトをご覧いただいているようで嬉しいです(^^)
>松木さんのその後の高地トレーニングの結果が是非知りたいです。
定量的な結果はなく、あくまで主観的な感想になるのですが、高地でのヒルクライム特有の「息が上がりやすく、それに伴ってパワーが下がる」症状が緩和されたと感じました。
いつもの練習通りのパフォーマンスを発揮でき、自らの想定以上のタイムで登り切ることができたのは、直前たった1回の高地順応トレーニングのおかげだと思っています。
>昨年初めて富士ヒルクライムにも参加しました。
もし大川さんもヒルクライムレース中に私と似たような感覚に襲われ、十分に力が出せなかった覚えがあるのであれば、直前に高地順応トレーニングを行ってみる価値はあるでしょう。
そうではなくシンプルに「身体能力の向上」が目的でご質問されたのあれば、ある程度継続(低酸素室トレーニングを数週間継続する、中部地方の高地での合宿など)する必要があるかと存じます。
私の場合、直前1回では持久力やパワーが如実に向上することはなく、あくまでその効果は「本来のパフォーマンスを発揮できる」にとどまりました。