松木です。

 

ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ブラックバーン 『RACEDAY』 収納時サイズ

少し前、
ブラックバーン『レースデイポータブルトレーナー』をレビューしましたが、↓

世界最小ローラー台 BLACKBURN『Raceday Portable Trainer』インプレッション。

 

 

今回は

 

  • なぜハイブリッドローラー台(前輪固定+後輪ローラー)
  • 各メーカーから発売されている5種類の比較
  • 結局、どれが買いなのか?

 

というあたりの話。

 

【関連記事】

 松木です。 初代Tacx「Neo Smart T2800」を使用中。 室内トレーニング用のローラー台は、”ダイレクトドライブ式”の一択だと思ってます。  タイヤとローラーの摩擦音が出ないため、最も静寂性に優れる方式 ローラー用のタイヤやホイールを別途用意する必要が無い そんなメリットもあって各メーカーがこぞって発売しているダイレクトドライブ式ローラー。2014年の元祖『TURBO MUIN』から全てチェックしてきましたし、各モデルの使用者からの色んなインプレッションも耳にしてきました。 あまりに多く、...

 

スポンサーリンク

なぜハイブリッドローラーなのか?

ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 固定ローラー 三本ローラー メリット デメリット
(グロータックのHPより)

「固定ローラー」や「3本ローラー」には、
上のようなメリット、デメリットがあります。

 

そして、それぞれのメリットを掛け合わせたのが「ハイブリッド式」。

 

固定ローラーの”安全性”と、
3本ローラーの”実走感”を兼ね備えます。

 

ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ブラックバーン 『RACEDAY』 収納時サイズ

また、ハイブリッドローラーの中には、

 

  • 優れた”携帯性”
  • 短時間で準備できてしまう”手軽さ”
  • 固定ローラーよりもタイヤを痛めにくい

 

という特徴を活かして、室内トレーニング用ではなく、
ウォーミングアップ用に特化させているものも多いです。

ハイブリッドローラー4社5種を比較してみた

現在、世に出回っているハイブリッド式は、次の5つ。

 

ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。

 

  • ブラックバーン『Raceday Portable Trainer』(右下)
  • フィードバック『(Omnium) Portable Bike Trainer』(左上)
  • ミノウラ『FG220』(右上)
  • ミノウラ『FG540』(左下)
  • グロータック『GT-ROLLER F3.2』(真ん中)

 

  Blackburn
『RACEDAY』
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ブラックバーン 『RACEDAY』
Feedback
『PORTABLE』
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 フィードバック 『PORTABLE』
Minoura
『FG220』
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ミノウラ 『FG220』
Minoura
『FG540』
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ミノウラ 『FG540』
 Growtac
『GT-ROLLER F3.2』ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。  グロータック 『GT-ROLLER F3.2』
キーコンセプト レースへの携帯性 レースへの携帯性 レースへの携帯性 固定式の”安定性”と、3本の”実走感”の融合 「自転車との一体感」と「安全」
収納時サイズ
(縦×横×高さ)
52×18×19
(=1.77×10⁴㎠)
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ブラックバーン 『RACEDAY』 収納時サイズ
66×18×20
(=2.37×10⁴㎠)
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 フィードバック 『PORTABLE』 収納時サイズ
57×22×20
(=2.50×10⁴㎠)
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ミノウラ 『FG220』 収納サイズ
 不明
ミノウラ 『FG540』
 110×16.4×43.5
(=7.84×10⁴㎠)


ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。  グロータック 『GT-ROLLER F3.2』
重量 6.6kg(実測)
6.48kg(公表)
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ブラックバーン 『RACEDAY』 実測重量
6.0kg(公表) 6.1kg(公表)  10.1kg(公表)  9.5kg(公表)
負荷方式 フルード式  マグネット式  不明 マグネット式  マグネット式
負荷段階 2段階
(ローラー部のon/off)
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ミノウラ 『FG220』 負荷調整2段階 最大300w
7段階
(手元のダイアル)
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ミノウラ 『FG540』 7段階 (手元のダイアル)
 10段階
(手元のダイアル)
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。  グロータック 『GT-ROLLER F3.2』 10段階 (手元のダイアル)
実際に出せる
最大負荷
 およそ650w
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ブラックバーン 『RACEDAY』 最大負荷
およそ750w およそ300w  1000w以上  およそ1400w
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。  グロータック 『GT-ROLLER F3.2』 最大負荷
騒音を抑える工夫(基本的には静か)  無  騒音を抑える特殊な樹脂ローラー
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。  グロータック 『GT-ROLLER F3.2』 騒音を極力抑える特殊な樹脂ローラー
床への防振対策 特別な防振スポンジを配置
ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。  グロータック 『GT-ROLLER F3.2』 騒音 防振対策
フロントの
高さ調整
5段階
(0,3,5,8,10%)
 無
 用途  ・アップ
・450wぐらいまでのトレーニング
  ・アップ
・700wぐらいまでのトレーニング
  ・軽めのアップ
・250wぐらいまでのトレーニング
 ・アップ(フロント高さ調整可→ヒルクラ◎)
・あらゆる強度のトレーニング
・アップ用ではない
あらゆる強度のトレーニング
・考え尽くした設計⇒詳細は
こちら
税込価格 ¥58,320 ¥59,400 ¥40,000  ¥51,500  ¥75,384

 

スポンサーリンク

静かなハイブリッドローラーはどれか?

ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。  グロータック 『GT-ROLLER F3.2』 騒音を極力抑える特殊な樹脂ローラー

グロータック『GT-ROLLER F3.2』だけは、
一番高価で、室内トレーニング用というだけあって、
完璧に近い騒音・防振対策が組み込まれています(詳しくはこちら)。

 

 

他の4種類は似たり寄ったり。

どれも集合住宅で気を遣わないで使える
”静寂性”が確保されているとは思えません。

 

『Portable』『FG540』は高負荷まで対応できますが、
もがくとうるさすぎて、「持ち家」限定という気がします。

 

ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ミノウラ 『FG220』 騒音対策ハイブリッドローラー頂上決戦。4社5種を徹底比較してみた。 ブラックバーン 『RACEDAY』 騒音対策 フルード式

負荷があまり掛けられない『FG220』
負荷がフルード式の『Raceday』は比較的静かなものの、

ローラーから発生する振動はいかんともしがたし‥‥

 

そもそも『FG220』『Raceday』の2つに関しては、
完全にアップ用に作られているので、
音を気にするケースを考えなくてもいいかな?

どのハイブリッドローラーが良いのか?

やはりそれぞれの特徴を十分把握した上で、
「自分の用途に合わせて選ぶ」ということが大事。

 

そういう意味で、正解をどれか一つには絞れません。

 

ダイレクトドライブ式ローラー頂上決戦。6社14種を徹底比較してみた。 tacx neo smart t2800

例えば、自分の場合、
家ではTacx「Neo Smart T2800」を使っていますから、

ハイブリッドローラーは、
あくまでウォーミングアップ用と割り切って考えます。

 

その上で、

 

  • 収納サイズが世界最小で、レースへ持って行きやすい
  • アップで入れたい400~500wにも対応できる
  • 負荷のかかり方が自然な「フルード式」

 

というプラス面を考慮して、
ブラックバーン『Raceday Portable Trainer』に決めた訳です。

 

スポンサーリンク