この記事の所要時間: 231

 

松木です。

 

ちょっと気になるホイールがあるので、そいつを取り上げます。

 

スポンサーリンク

ジップ 454 NSW カーボンクリンチャーホイール

 

ZIPP 454 NSW カーボンクリンチャーホイールのインプレ

 

ジップ 454 NSW クリンチャー ノコギリ状リムを採用した新設計エアロホイール - 新製品情報2017 | cyclowired
空力性能を追求したカーボンホイールを世に送り出し、ロードレースからトライアスロンまで幅広い支持を得ているZIPP(ジップ)。クジラのヒレに発想を得た、世界に類を...

 

詳しくはこちらをどうぞ(笑)
基本的な情報はだいたい書いてくれてます。
ちなみに実測重量は1530gで、ほぼ公表重量(1525g)通りです。

 

僕が話したいのは、このホイールに対するインプレ

 

乗ったことがあるわけありませんが、
サイクルモードでZIPPのホイールに触れることができたので、
その時のことと絡めて説明します。

 

※追記 シクロワイアードのインプレ記事↓

ジップ 454 NSW 波状リムで空力性能を高めた話題のクリンチャーホイールをテスト
高い空力性能を有したホイールラインアップで、ロードレースからトライアスロンまで幅広い支持を得ているZIPP(ジップ)。特殊形状リムによってエアロダイナミクスをさ...

ZIPPというホイール

ZIPPホイール

まずは、ZIPPホイール全般について言えることですが、
およそホイールに必要な性能を、すべて高い次元で兼ね備えています。

 

ZIPPホイールを使うアルベルト・コンタドールが何度もツールで優勝し、
ガベンディッシュがZIPPホイールで何十回とスプリントで勝利し、
TT世界選手権で後続に1分以上の差をつけて勝利したカンチェラーラが履いていたのもZIPP。

 

「速さを突き詰めていけばZIPPにたどり着く」
というのは紛れもない事実です。

 

 

特に、空力に関する力の入れ方が半端じゃなく、
全メーカーの中で間違いなくナンバーワン。

 

空力が如実にタイム差となって表れるトライアスロンとかTTで結果を出したいのに、
ZIPPホイールを使わないのなら、「本気で勝つ気があるの?」という所。

 

 

でも、「みんなZIPPホイール使いましょう!」
と声を大にして言いたいかと言えば、そうでもないです^^;

 

 

事実、ZIPPユーザーがそれほど多いわけでもないですし、
「ZIPP、めっちゃ良いわ~!!」
みたいな声もあまり聞きません。

 

つまり、「ZIPPホイールは良さが体感しにくい」という弱点があるんですね。

 

 

たとえ「最速だ」「競合メーカーと比較して●●W削減だ」と主張しても
それは体感することが難しいレベルの違いでしかありません。

 

それに比べると、他のメーカーのほうが体感できる良さがあったりします。

 

例えば、

”官能性のあるマビック”

”加速感バリバリのフルクラム”

”信頼性抜群のシマノ”

”見た目の良いカンパニョーロ”

”コスパの良いホイール”

など。

 

「乗った感じが気持ちいい」、「分かりやすい魅力がある」
ホイールのほうが選ばれやすかったりします。

 

ZIPPが最高のホイールの一つであることは間違いないんですが、
最終的な「体感できる良さ」という部分が弱いと感じます。

 

スポンサーリンク

ジップ 454 NSWの魅力

AXIAL CLUTCH TECHNOLOGY

454に関しては、
その”分かりやすい良さ”
みたいなものがあるでしょうか?

 

まず、他のメーカーにはない独特の機構を備えた新型ハブ
(※フロント110g、リアハブ225g)

 

磁力でフリーのラチェットが離れて、
空転時の抵抗が半分程度になる構造になっています。
(※構造上、潤滑する必要はありません)

 

僕自身、発表当時からすごく気になっていて、
サイクルモードで見つけたんで、
期待ながら手で回してみたんです。

 

すると

 

「えっ!?めっちゃ抵抗感じるけど!?」

 

普通より重いぐらいだったんですね(^^;

 

高速ほど威力を発揮するのかもしれませんが、
この点、新型ハブにはがっかりしてしまいました。

 

 

それなら、454の代名詞である波打つリムはどうか?

 

これによってもたらされる
「横風にあおられにくく、減速感が少ない」
というのは、ちゃんと感じられると思います。

 

gcn_Retro_Vs_Modern_How_Much_Faster_Are_Modern_Wheels

旧型の404との比較です。
(2009年という、ずいぶんと古いホイールを持ち出したな‥^^;)

 

正面からの風に対しては、違いはありませんが、
ヨー角10~15度に関しては5W近く削減できてますね。
(おそらく時速40kmぐらいで走っている状態の話)

 

やはり、波打つリムの効果は科学的な実験上は
ちゃんと証明されているようです。

 

ただ、実用上は7.5°程度までの風はほとんどで、
その内0°の風が50%程度を占めるそうですから、
速く走るためには、0°付近の空気抵抗が一番重要になります。

 

まぁ、「急な横からの突風に煽られにくい」というのはあるでしょうね。

ZIPP 454 NSWは”買い”か?

別に「買いだ」とまでは思いません。

 

「確かに速いけど、乗ったときの気持ち良さは感じにくいだろうな~」
という印象なのが、最大の理由ですね。

 

価格も57万以上で、バカ高いですし、
それに、見た目を嫌がる人も多そうです(^^;

 

興味を持たれる方は多いかもしれませんが、
自分で購入してまで乗ってみたいという人は少なそうです。

 

ただ、金銭的な余裕があるトライアスリートなら良いかもしれません。

 

『ZIPP 454 NSW』
性能評価:75点
コスパ:20点

スポンサーリンク