松木です。
2019年2月15日『最強ヒルクライマー5人が教えるヒルクライム』が出版されます。
監修「ロードバイク研究会」、出版社「日東書院本社」。
ということは……
『最強ホビーレーサー6人が教えるロードバイクトレーニング』と同じ。
この本は、強豪ホビー”ロードレーサー”を取り上げ、
6人それぞれのトレーニング内容、考え方をまとめた本でした。
そして、今回出版されるのは、この”ヒルクライマーVer”になりますね(^^)
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内容
Amazonの内容紹介より
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日本のトップヒルクライマー5人のトレーニング法をまとめた1冊。
坂を見ると燃え上がるクライマーたちへ
ロードバイクで急勾配な坂を登るためのトップヒルクライマートレーニング本です。
~日本のトップヒルクライマーたち~
- 森本誠(もりもと まこと)
- 中村俊介(なかむら しゅんすけ)
- 田中裕士(たなか ゆうじ)
- 兼松大和(かねまつ やまと)
- 星野貴也(ほしの たかや)
他、座談会やコース紹介を収録予定。
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う~む、もの凄い面々だ……
「Mt.富士ヒルクライム」のチャンピオンクラス。
過去の富士ヒルで好成績、もしくは別レースで入賞といった条件をクリアし、
主催者に選ばれた選手しか出場できないヒルクライムレース。
レベルも格式も最高峰で、日本一の「乗鞍」にも匹敵します。
そんな富士ヒルの2018年の成績は次の通りでした。
順位 | 名前 | 記録 | +Top |
---|---|---|---|
1 | 田中 裕士 | 57:10.17 | +0:00 |
2 | 星野 貴也 | 57:12.28 | +0:02.11 |
3 | 板子 佑士 | 58:22.42 | +1:12.25 |
4 | 森本 誠 | 58:26.27 | +1:16.10 |
5 | 中村 俊介 | 58:27.00 | +1:16.83 |
6 | 兼松 大和 | 58:31.76 | +1:21.59 |
この結果からも分かる通り、
『最強ヒルクライマー5人が教えるヒルクライム』に掲載される予定の5人は、
プロ顔負けの超一流のヒルクライマーの方々ばかりという訳です。
P.S. 板子さんがFacebook投稿でインタビューして欲しそうでしたので、
もしロードバイク研究会の関係者の方が、この記事をご覧になったとしたら、
板子さんのインタビューもどうぞご検討ください(^^)
本書の読み方
まず第一に、
「生理学・科学的に最も効率が良いとされるトレーニング」
というものが存在します。
そういったトレーニングをまとめている代表的な本が、
ハンタ・アレンの『パワー・トレーニング・バイブル』や
ジョー・フリールの『サイクリスト・トレーニング・バイブル』など。
まだ手にしたことが無ければ、読んでみる価値はあります。
ただ、このような本で話されているのは、
強くなることに特化した「プロ選手向け」とも言えるトレーニングメニュー。
「ホビーレーサー」とは相容れない部分が多くあるのも事実です。
バイブル本に書かれていることを”原則”として、自らの
- 自転車に割ける時間(ワーク・ライフ・バランス)
- 伸ばすべき能力・弱点
- 練習内容の好き嫌い(→好きだったら続く→続けば強くなる)
こういった”パーソナル”な事情を織り込んだ
「自分にとってのベストな練習」を探っていかなければなりません。
料理に例えるならば、
オリジナル料理を作り上げていくイメージが近いでしょう。
「押さえるべき原則」「共通している基本」はあるものの、
やっぱり出来上がる料理に一つとして同じ物は無くて”人それぞれ”。
『最強ヒルクライマー5人が教えるヒルクライム』で話されるであろう内容は、
まさにこの「十人十色のオリジナル料理」のようなものかと。
『最強ホビーレーサー6人が教えるロードバイクトレーニング』も
そんな風な本でしたし(^^)
そうであるならば、食べる者(読者)がすべきことは、
「食べるだけ」でも「完全コピーする」のでもなく、
自分だけのオリジナル料理を作る糧とすることではないでしょうか?
まずは素直な気持ちで「なるほど」と受け入れ、
特に、良さそうだと感じた部分は、アレンジを加えつつ取り入れてみる。
そうやって、今ある自分のオリジナルメニューを更に美味しく作り直す。
本当に強い人たちは、例外無くこの姿勢が身に付いていると感じますね。
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