松木です。
ジャーマンブランドのFOCUS。
エアロロードに手を出していない”最後の砦”とも言える大手メーカーでしたが、
「今の時代、オールラウンドモデルだけでは闘っていけない」と考えたんでしょうね……
エアロを導入した新生『Izalco Max Disc』(イザルコマックスディスク)
”More than just the fastest”(単に最速だけでなく、それ以上)
と銘打たれた機体。
FOCUSが研究を重ねた末に導き出した”形状”、
そして、搭載されている”テクノロジー”はいかがなものなのでしょうか?
スポンサーリンク
『IZALCO MAX DISC』の概要
わざわざ同じ事を話すのも手間なので、まずは上をご参考に。
エアロ
50kmを200wで走った際、
旧『Izalco Max Disc』と比較して90秒速いというエアロダイナミクス。
ステム、ヘッドチューブ、フォーク、
ダウンチューブ、シートチューブ、シートポスト。
それぞれ形は違えど「カームテール」が強く意識されている点は共通事項。
また、他に空力を高める工夫として、
ケーブルの露出を”限りなく0”にまで抑えています。
この2つの工夫によって
『S-Works Venge』『Systemsix』クラスではないにせよ、
かなり空力が良い部類に入っているのではないかと考えられます。
フレーム重量
Mサイズで(51サイズ/トップチューブ長551mm)
小物含めてフレーム939g/フォーク365g。
最軽量クラスのエアロロード『S-Works Venge』を引き合いに出すと、
56mmサイズで、フレーム960g/フォーク385gですから、
この『Izalco Max Disc』が、いかに軽いかが分かりますね(^^)
※9シリーズと8シリーズの違い
- 9シリーズ:素材UHM(ウルトラハイモジュラスカーボン)/フレーム価格440,000円
- 8シリーズ:素材HM(ハイモジュラスカーボン)/フレーム価格388,000円
ステム
専用のエアロステム。角度は-15°。
80mm:225g
90mm:229g
100mm:234g
110mm:241g
120mm:244g
重量が重めなことから判断するに「剛性」は十分でしょう。
ステム部分は、上記赤丸の3つのパーツから構成されます。
ステムを上げたい時は、
『Madone』などと同様の「2ピーススペーサー」を入れて調整。
剛性
こちらが「剛性」を表す数値です(高いほど高剛性、HT=Head Tube)
「Ultra High Modulus Carbon」が使用されている9シリーズは、
ただ「High Modulus Carbon」の8シリーズよりも全体的に剛性高め。
そして、旧モデルと比較しても「剛性」は高くなっています。
特に、ペダリングパワーを推進力へと効率良く変換する
中枢を担う「BB剛性」は”申し分無し”とのこと。
快適性
「快適性」も旧作を上回っています。
その根拠の1つが、D型シェイプのシートポスト(重量215g)。
このD型は、路面からの強い突き上げに対し、
後方にしなりやすい形状なんですね(^^)
また、フレームチューブの中で唯一「シートステイ」のみ
エアロ形状ではなく、横方向に扁平になっているのですが、
これもリアホイールからの衝撃をいなして「乗り心地」を良くする設計。
ディスクブレーキ
デフィスクブレーキのみで、リムブレーキ版は無し。
やはりと言うべきか……
ちなみに、FOCUSが特許を持っているシステム「R.A.T.」
これは「Rapid Axle Technology」の略で、
通常のクイックリリースのように
素早くディスクホイールを付け外しできる構造になっています。
スポンサーリンク
カラーリング
カラーは6種類。
個人的にはブラックが好み。
既に『S-Works Venge』『Madone SLR』『S5』などの
一線級の次世代型エアロロードが出揃ってしまっているため、
この『Izalco Max Disc』に強く惹かれる訳ではありません。
「後出しなのだから、もう少し心躍らされる”ヒネリ”を加えてもらいたかった」
というのが素直な第一印象ですね(^^;
スポンサーリンク
50kmを200wで1分30秒も短縮…わたしのようなへなちょこライダーでも十分効果あるってことですか…
前曳くときは有り難みが感じられそうですね。(^.^;
まんべさん、こんにちわ!
200wなら大概のライダーなら維持できる出力ですから、1分30秒は魅力ですよね~(^^♪