松木です。
2020年7月20日『最強ヒルクライマー8人が教えるヒルクライムテクニック』が発売されました。
現在「自転車・サイクリング」カテゴリーにおいてAmazonベストセラー1位
2019年2月に発売されたのは『最強ヒルクライマー5人が教えるヒルクライムトレーニング』
5人⇒8人と豪華になっていますね(笑)
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最強8人とは?
前作にも取り上げられていた森本 誠さん、中村 俊介さん、兼松 大和さんの3名加え、
大野 拓也さん
佐々木 遼さん
加藤 大貴さん
嘉瀬 峻介さん
梅ぴょん
この5名は全員、2019年「Mt.富士ヒル」「乗鞍」においてTop6に入った選手です。
やはりこの二レースが”アマチュアクライマー最強”の指標なのでしょう。
【2019 Mt.富士ヒルクライムリザルト】
順位 | 名前 | 記録 | +Top |
---|---|---|---|
1 | 佐々木 遼 | 57:43.43 | +0:00 |
2 | 濵野 巧勝 | 57:44.84 | +0:01.41 |
3 |
西村 育人 | 57:45.41 | +0:01.98 |
4 | 加藤 大貴 | 57:45.96 | +0:02.53 |
5 |
大野 拓也 | 57:46.08 | +0:02.65 |
6 |
森本 誠 | 57:46.47 | +0:03.04 |
【2019 乗鞍リザルト】
順位 | 名前 | 記録 | +Top |
---|---|---|---|
1 | 中村 俊介 | 54:47.117 | 0:00.000 |
2 | 森本 誠 | 54:48.484 | +0:01.370 |
3 | 梅川 陸 | 54:56.759 | +0:09.645 |
4 | 加藤 大貴 | 56:27.203 | +1:40.089 |
5 | 嘉瀬 峻介 | 56:47.405 | +2:00.833 |
6 | 中川 真也 | 56:53.098 | +2:05.984 |
どんな事が書かれているのか?
Amazon掲載の目次は次の通り。
興味をそそられる内容が並んでいますね~
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はじめに
対談①ヒルクライムの「スキル」とは?
本書の見方
file 01 中村 俊介さん
体力を推進力に変えるスキル
ペダリングで差がつくヒルクライム
速い人はフォームが崩れない
スキルとフィジカルは別に鍛える
強度を下げて、回数を増やす
パワーが同じでもタイムは違う
下死点でもトルクをかける
ペダルに体重をかける
ダンシングは「忍者」のイメージで
「ヒルクライム=苦しい」は間違い
楽器のように段階を踏む
極端なセッティングは避ける
中村俊介さんのトレーニング
コラム①
file 02 佐々木 遼さん
差をつけるためのスキルトレーニング
アンクリングのロスを減らす
「斜めペダリング」で下死点をクリア
大きな筋肉でペダリングする
みぞおちの下に空間を作る
勾配の変化から脚を守る
休むためのダンシング
脚にこないシフトアップ
トルクを無駄にしないシフトダウン
ペース配分は中盤がポイント
トルクとウィップの関係
佐々木遼さんのトレーニング
コラム②
file 03 加藤 大貴さん
ローラー台より実走が楽しい
高ケイデンスで上る理由
後ろ乗りでサドルを下げる
ステムを伸ばして腹圧を使う
ハムストリングを使えることの意味
ダンシングはするべきか?
呼吸をペースの指標にする
しなりを利用したペダリング
加藤大貴さんのトレーニング
コラム③
file 04 森本 誠さん
ヒルクライムは「簡単」だ
まずは気づいて、次にモノにする
高ケイデンスを諦めた理由
「裏側」の筋肉がカギを握る
裏と表でペダリングする
バウンドするボールのように上死点を通過
脚を使い切ってからスキルを上げる
ホビークライマーの壁「ダンシング」
上死点を重心の下に持ってくる
ダンシングでは引き足を使う
腰をひねらせて脚を引き上げる
下死点は勢いで通過する
タイムアタックは最初と最後がピーク
主観的な「きつさ」を一定にする
勾配変化に対応するスキルを磨く
森本誠さんのトレーニング
対談②次の最強クライマーは誰だ!?
コラム④
file 05 兼松 大和さん
上りでは「超エアロ」な姿勢になる
上りでは股関節の屈曲が大きくなる
脚を大きく回す
裏側の筋肉がカギを握る
ヘソをステムに近づける
体の重心は常に「丹田」にある
二段階のダンシング
常に足底にペダルを感じ続ける
ダンシングでは減速に注意
脚を使い分けて勾配をクリア
峠は15分を境に走り方が変わる
ヒルクライムではクランクを変える
兼松大和さんのトレーニング
コラム⑤
file 06 嘉瀬 峻介さん
ダイナミックなヒルクライム
全身を使うペダリング
トルクが抜けない三角ペダリング
ペダリングは自動的に変わる
体力は序盤に投入する
嘉瀬峻介さんのトレーニング
コラム⑥
file 07 大野 拓也さん
ヒルクライムレースの「逃げ屋」
サドルの上でダンシングする
慣れた峠はハイペースに入る
大野拓也さんのトレーニング
コラム⑦
file 08 梅川 陸さん
新世代クライマー、進化中
上半身を鍛える理由
実際のペダルの位置は?
休むためのダンシング
梅川陸さんのトレーニング
コラム⑧
最強クライマーたちは、ヒルクライムをどう走っているか?
ペダリングスキルとは?
最大の壁、ダンシング
尻上がり?尻下がり?
減速に注意する
ヒルクライムは「簡単」?
おわりに
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富士や乗鞍で上位に入るような強豪ヒルクライマーともなると、
強くなるために試行錯誤を繰り返す中で身に付けていった
それぞれ独自の「身体の使い方」「考え方」「テクニック」を持っているのが伺えます。
「トレーニングしているけど、思うように峠のタイムが縮まない……」
そんな風に”頭打ち”を感じている人は、
「自分に合いそうなものを真似する⇒効果があれば自分の形にして取り入れる」
ことで、”成長の壁”を越える手がかりとなりえる一冊なのではないでしょうか?
他のトレーニング本では決して見られない、斬新な内容になっていると思います(^^)
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