松木です。
自分は
「ロードバイクフレームへのガラスコーティングは必須」
という考えです。
最初の1時間程度の手間をかけることで、
半永久的に、
- 艶による高級感
- 洗車の時間短縮
- キズが付きにくくなる
こういった特殊性能がフレームに付加されます。
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目次
20台ほどのガラスコーティングの経験
ショップで勤めていた当初、
『ガラスの鎧』『カガミの甲冑』を使って
色んな種類のフレーム20台ほどに施工しました。
その当初のブログです↓
マットフレームやホイール、中古車体など、
様々なシチュエーションを経験していましたから、
ロードバイクへのガラスコーティングがどういったものなのか
よく理解してもらえると思います。
施工によって、極薄のガラス被膜に覆われますから、
マットフレームへの施工の場合でも、
マットの質感は完全には消えず、マット色の深みが増す程度です。
『ガラスの鎧』『カガミの甲冑』の欠点
性能面での不満は、特にありませんでした。
ワックスと違って、極薄の塗装のようなものなので、
1年以上経っても、施工当初の状態と何ら変わりなく持続しています。
ただ、『ガラスの鎧』の場合、
一般販売しておらず、ショップに頼むしかありません。
施工工賃はそれほど高くはありませんから、
信頼できるショップがあれば、そこに頼めばいいんですが、
長らくショップで働いていた自分なんかは、
「自分の車体のことは自分で整備して責任を持ちたい」と思っています。
特に、ガラスコーティング施工というのは、
腕の差がはっきりと出る作業です。
大雑把な人がやると、
「ムラを残される」
「細かい所までちゃんと塗れていない」
ということが、高確率で起こりえます。
だから、自分と同じように、
「できれば自分でコーティングしたい」と考える人も多いでしょう。
一般販売している自転車用ガラスコート剤「クリスタルグロウ」
シクロワイアードの記事↓
新製品のように紹介されていますが、
2016年11月には、すでに発売開始していました。
そもそも「クリスタルグロウ」というのは、
業者に頼まず、自分で車にガラスコーティング施工するための
「洗車の王国」が一般販売している商品です。
それに「ウォークライド」の名前を入れてもらい、
量やセット内容を自転車用にしているだけで、
本家のものと中身は同じものに間違いありません。
「クリスタルグロウ」の性能
- 硬度(キズのつきにくさ)
- 撥水・撥油性(汚れの付きにくさ、取れやすさ)
- 持続性
ガラスコーティング剤に求められる
こういった性能は大丈夫でしょうか?
硬度と撥油性の実験です↑
5分50秒あたりから見てみてください。
長方形のケースの半分を施工無、
もう半分を施工有の状態にして比較しています。
こちらは、施工一週間後の撥水状態をチェックしている動画です。
動画から分かるように
硬度、撥水・撥油性は十分のように感じます。
最後に、持続性について。
「どれぐらい効果が持続するの?」というのは、
ショップで働いたときにも何度も質問されていたことですが、
マリオのスター状態みたいに、いきなり100が0になるのではありません。
時間の経過とともに徐々に効果が薄まっていくイメージです。
この「クリスタルグロウ」に関しては、
過酷な条件で走り続ける車で3年ということですから、
自転車ならかなり長い期間、高い効果を発揮し続けると考えられます。
一度施工すれば、半永久的に効果が発揮し続けますが、
「常に完璧な状態を」と言うのであれば、
OHのタイミングで、数年のスパンで再施工してもいいかもしれません。
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「クリスタルグロウ」の施工方法
ウォークライドのHPに施工方法が記載されています↓
車への施工ですが、下の動画のほうがイメージしやすいです↓
やってみると分かりますが、作業は簡単です。
ただ、次の3点は十分注意しないといけません。
- 汚れと油分を念入りに落とす
- なるべくスピーディーに行う
- 拭き上げには細心の注意を払う
①汚れを念入りに落とす
前処理の「汚れ落とし」は重要。
汚れが残っていた場合、
ガラスコーティングとともに硬化してしまい、
一生取れない汚れが残ります。
それに油分が残っていた場合、
ガラスコーティングが十分定着しなかったり、
ムラができる原因になってしまいます。
ショップで「ガラスの鎧」を施工していた際も、
施工前の「汚れ落とし」には、かなり気を遣っていました。
②なるべくスピーディーに行う
施工中にガラスコーティング剤が硬化し始めてしまうと、
確実にムラが残ります。
「ガラスの鎧」は普通でしたが、
「カガミの甲冑」は硬化するスピードが速かったです。
この「クリスタルグロウ」の硬化速度は分かりませんが、
速く作業するに越したことはないでしょう。
③拭き上げには細心の注意を払う
ガラスコーティングを綺麗に仕上がるために
一番重要なのは、間違いなく「拭き上げ」です。
ムラが残った状態で硬化してしまったら終わり。
修正することはできず、ムラを消すことはできませんから、
他の作業はある程度適当な気持ちで問題なくても、
この「拭き上げ」だけは全神経を集中させないといけません。
- ムラの確認しやすい明るい場所で行う
- 裏側も見えるように地面から離れた位置にフレームを置く
- ムラができていないか、いろんな角度からチェックする
こういった点に注意してすれば、
ムラなく綺麗に仕上がります(^^)
自転車用「クリスタルグロウ」の購入方法
ウォークライドのウェブショップから購入できます↓
もしくは、以下のページに載っている取扱店からも直接購入できます。
手持ちの3台には「ガラスの鎧」を施工済みですが、
いつか新しくフレームを購入した際には、
この「クリスタルグロウ」を使ってガラスコーティングしたいと思います。
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