松木です。
9月25日にMINOURAの新ダイレクトドライブローラー『LSF9300』が発表される模様。
それに先立って7月31日、8月22日とティザームービーが公開されていますね。
7月31日分は神社本殿へと入っていくだけの意味深な映像で終わるのですが、
上の8月22日分にはバッチリ新型の片鱗が映し出されていました!
しかも「New Standard Design」と謳っていることから、
”性能・ソフト面のブラッシュアップ”ではなく、
”機能・ハード面の改良”がメインテーマなのは間違いありません。
見える情報を頼りに「LSF9300は一体どういった特徴を持っているのか?」
妄想を膨らましてみましょうか(^^)b
動画から見えるミノウラ『LSF9300』の特徴
動画7秒。後輪側のメインユニットが現れます。
………なんだか現行モデルLSD9200と似てる?
こちらがLSD9200。
「フライホイール付近のデザイン」「ボディの形状」
「ネジの位置」「中身の見えるスリット」「接続状態を表すLEDライト」など
すべて同じです。
これはどういうことだ??
………とにかく次へ。
こっ、これは一体Σ(~ロ~;)!?
LSD9200では見られない装置……
どうやらこれが『LSF9300』の鍵を握ってそうですねぇ。
動画15秒。先ほどの装置を斜め上から。
この三脚具合は………前輪固定ユニットではないか?
ミノウラには『FG220』というハイブリッドローラーがあるのですが、
この前輪固定部が『LSF9300』に見られる装置と瓜二つなのです!
動画17秒。いよいよ使用中の映像。
ここまでの情報を元にすれば、こちらは”真正面から”のものだと分かります。
手前の三脚が「前輪固定ユニット」で、
奥に見えるのが「後輪固定ユニット(メインユニット)」です。
………この動画部分を見てふと思いました。
「LSD9200ってこんなに左右に揺れてたっけ?」
こちらの26~27秒を見みるに、前輪固定ユニットは、
『FG220』の頃から既に左右に揺れることが出来ていました。
しかしながら、
現行『LSD9200』は左右に傾くことが出来ません!
地面の接する3点は「フットアジャスタ」で、
ただ単に「高さ」を調整するためのもの。
左右揺れとは一切関係ありません。
「どうやって『LSF9300』は左右に揺れているんだろう?」
その疑問の答えは動画24秒に映っていました。
ステップバーと本体の接続部にエラストマー。
『LSD9200』では、ここは2つのバルブネジで固定されているだけだったんですよ。
『LSF9300』では、そこに左右揺れを実現させる「エラストマー」、
さらに「前輪固定ユニットとつながるブリッジ」も追加されており、
『LSD9200』に比べて大分と複雑な作りであることが伺えます。
『LSF9300』の”構造面の要”は間違いなくココ。
動画26~27秒。本体に配置されたセンサー接続状態を示す3灯式LEDライト。
これはLSD9200も同じ。
動画36秒。最後にバックショット。
本体背後には持ち手(LSD9200にもある)
それから、三脚の左右に伸びる脚(至って普通)
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前輪固定ユニットに存在意義はあるのか?
以上『LSF9300』について判明した事をまとめると、次の2つ。
- 「前輪固定ユニット」と「後輪固定ユニット」から構成されており、両者はつながっていると思われる
- 後輪固定ユニットは『LSD9200』と共通点が多い。ゆえに「ステップバーと本体の間にエラストマーを追加した『LSD9200』だろう」と予想できる。
逆にまだ残ってる謎もあります。
- 『LSD9200』ユーザーは『LSF9300』にグレードアップできるのか?(ステップバーと本体の接続部の形状が異なるため、おそらく”不可”)
- Wahoo Kickr V5のようにエラストマーは数種類存在し、傾き具合を調整できたりするのか?
- ソフト面の性能UP(パワー/勾配反映速度、負荷の実走感、静寂性)は図られているのか?
- 『LSD9200』(税込118,800円)と比べ、どれぐらい高くなるのか?
それから個人的に一番不可解な謎としては、
「そもそもなぜ前輪固定ユニットを追加するのか?」
『FG220』などのハイブリッド式ローラーは、
3本ローラーの”落車の危険性”、固定ローラーの”非現実性”、
それぞれのデメリットをカバーし合うために生まれました。
加えて、レースに持って行きやすい「軽さ」「コンパクトさ」もその魅力。
しかし、ダイレクトドライブ式ローラーに
前輪固定ユニットを組み合わせるメリットって有りますか??
Wahoo Kickr Climbのように”勾配再現”のためなら得心がいきますけど、
『LSF9300』の前輪固定ユニットが上下運動できるようには到底見えません。
それに、
- 前輪固定ユニットを取り付ける手間が増える
- パーツ点数が増えて持ち運びにくくなるし、価格も上がってしまう
- ZWIFTの新機能「ステアリング」に対応できなくなる(前輪下にElite Sterzo Smartを置く)
なんかのデメリットも大きく、蛇足になる恐れもあると思うんですよ(^^;
『LSF9300』の前輪固定ユニットには、
「フロントも自然に揺れ、より高い実走感!」というアピール以上のものを淡く期待。
(「勾配再現の上下運動」「ステアリング機能対応」いずれかは必須だと思いますが…)
全面解禁動画は9月25日に投稿されます。
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ブログ拝見しました。自分も気になっている箇所でした。そこについて考えたのですが、エラストマーの負荷を分散させるためかなーと思いました。
前輪固定は、やはりエラストマーとの相性を考えて……の可能性は高そうですよね!ご意見ありがとうございます(^^)