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DAY21の走行データ
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DAY21前編 トラブルは続くよどこまでも
(-.-)Zzz・・・(○_○)パチリ!
6時半起床。
昨日は8時に寝たので、10時間以上の熟睡。
久々に気持ちの良い朝を迎えられましたね~(^^)
「さてと、大雨に降られた自転車をメンテしに行くかぁー」
改めて自転車を目の前にすると、
バッグはビショビショ、フレームはドロドロ。。。
チェーンも終わっとるΣ(・□・;)ギョッ
……まぁ結構伸びちゃってますし、
今日明日が終わったら交換しようとは思ってたので、もう別にいいけどw
(フキフキ。ポタポタ。シューー!)
砂利・汚れの拭き取り、チェーン・可動部の注油。
30~45分ほど最低限のメンテをした後に出発いたしました。
まずは米子市街地を9号線で大山(だいせん)方面へ。
路面は湿っており、時折パラパラと雨粒も当たりました。
「思ったよりどんよ~りしてるなぁ……山のほうの天気は大丈夫なんかね?」
本日の予定は大山登頂。
さすがに雨の中で登山などしたくありません。
それどころか雨がある程度強ければ、
寒さ・滑り・機材防水の面から諦めざるを得ません。
明日にかけて回復していく予報ではあるものの、
上空に広がる、分厚く灰色の雲を見ると心配になるな……
そんなことを思って漕ぎ進んでいた折に、
「ばしゅん!!!」
突如として後輪から爆破音が鳴り響きました。
「うわっ、遂に来ちゃったよ……」
”驚き”や”戸惑い”より先に
”納得”や”承知”の思いが浮かびました。
それもそのはず、
ケーシング丸見え、ヒビ割れまくりのタイヤで走ってましたからね。
しかもこれ、出発した数日後にめくれていることに気づいたのですが、
見て見ぬふりして、そのままの状態で2週間以上やり過ごしてました。
実際パンクしていたのは、
パターン部分のひび割れが貫通したことによる
チューブバーストでした。
みなさんはこの例を反面教師として、
早めにタイヤ交換してくださいな(笑)
「まーた いらん時間を食っちまったなぁ……」
道端の歩道で、予備のタイヤとチューブに交換。
明日帰ったら新品タイヤに付け替えようと
固く心に誓いつつ再スタートを切りました。
その後、9号線から24号線へと入りました。
ここで標識を見て初めて知ったのですが、
今日この先走っていく予定の
「24号線⇒大山環状道路⇒蒜山大山スカイライン」の一連の道には
『大山パークウェイ』という名が付いてるらしい。
まーっすぐ伸びた緩い登り(2~4%)
時々雲間からのぞく太陽に安心感を覚えます。
まーーっすぐ伸びた登り(5~7%)
進むにつれて左右の緑が増えていき、
大山が近づいていることを実感します。
まーーーっすぐ伸びたキツイ登り(8~10%)
路面の色が白くなって更に勾配上昇。
正面には聳(そび)え立つ山々が垣間見えてきました。
左には「標高600m」の看板。
「600mってことは………もうかれこれ500mも登ってんのね(^^;ハアハア」
まーーーーっすぐ伸びたドギツイ登り(12%)
1時間以上まっすぐの坂道で頭がおかしくなりそう……
しかも、もてあそばれているかのように
ジワジワと勾配を上がっていくことに対して
変な理不尽さが込み上げてきました。
「何やここマジで!!!!!(#´Д`)ゼエゼエ」
標高800mを越えた時、ついに叫び声を上げてしまいましたよ(^^;
予備知識なしでここを登ったら、おそらく誰もがキレるはず(笑)
その悲痛の叫びが届いたのでしょう。
その数分後に、
大山の麓にある大山寺参道に到着。
おそらく雲に覆われているのが大山でしょうか?
「登山前に何か腹ごしらえでもしとくかー(´Δ`*)ハラヘッタ」
大山参道市場
ガラス越しにパンが見えたので入ってみます。
おっ、なんかこれ美味しそう!
(ぱくっ)
「なんやこれ………」
「うっめぇ~~~( ゚д゚)ウマー」
大山産抹茶の芳醇な渋みと甘みのバランスが絶妙!
しかもほんの~り温かくて”とっろとろ”
そのクリームと相性抜群な
もっちもち白パン生地とのハーモニーにより
高みの逸品に仕上がっておりました。
世の中に美味しいパンは数多くありますけど、
このパンの「完成度の高さ」は、
私が口にしたものの中で5本の指には入りますね!
足をお運びの際には、是非一度ご賞味あれ(^^)b
斜度15%の参道を登って大山寺入り口まで。
事前の調べでは
大山登山の登り口がこの辺りにあるはずなのですが………さっぱり分からんw
とりあえず登山仕様に着替えて
周辺をウロチョロしていると、
55~60歳ほどの男性が山の方向からやってきました。
両手にトレッキングポール、
シューズはトレッキングシューズ、
リュックも装備万端!といった感じの大容量サイズ。
見るからにベテラン風の方でした。
「こんにちわ(* ᴗ ᴗ)⁾⁾ペコリ」
「こんにちわ。」
ややつっけんどんとした口調でしたが、構わず伺います。
「あのー、もしかして大山を登山されてきたんでしょうか?」
「はい。」
「これから大山を登山しに行くんですが、
登山口はこの先で合ってますか?」
「合ってるよ。どっちに向かうつもりなの?」
「ユートピア小屋(山頂の目印)まで登ろうと思ってます。」
「あー、僕も今ユートピア小屋ルートから下りてきたんだけど、
雪が積もってて危ないから引き返してきたよ。」
「雪ですかΣ(・□・;)!?」
「ユートピア小屋まで30~40分ぐらいの所かな……
雪が数十mぐらい続いててね。」
「数十m………やっぱり滑ったりとかしるんでしょうか?」
「うん。アイゼン(滑り止め爪の付いた靴)を無いと厳しそうだったね。
もし滑ってしまったら、そのまま数十m下まで滑落するよ。」
「滑落、、、」
私の装備はあくまで”トレラン仕様”
距離や標高は体力でカバーできても、雪の斜面には全く対応できません。
「………そこを通らない別のルートとかあったりしますか?」
「行者谷(ぎょうじゃだに)を通るルートがあるけど、
『YAMAP』っていうアプリは使ってる?」
「いえ。」(後々で調べると、登山GPSアプリでNo.1らしい。入れとこうw)
「なら、道がちょっと分かりにくいから厳しいかな。」
「そうですか……」
現在の曇天よろしく、登山の雲行きも怪しくなってきました。
どうしたもんかと途方に暮れます。
「(………あっ、そう言えば!(゚∀゚)ピコーン)」
「夏山登山ルートっていうのは近くにありますか?」
「あー、そのルートなら近いよ。
モンベルの店があるんやけど、その辺りに登り口があるよ。」
「ああっ!さっきモンベルの店を見ました!」
「あのルートはずーーっと階段で単調だけど、
その反面で分かりやすくて初心者向きだよ。」
「なるほど………雪とかありそうですかね?」
「おそらく大丈夫じゃないかな?」
ユートピア小屋ルートを登るつもりでしたが、
安全面を考慮し、階段一辺倒という夏山登山ルートに変更。
初めて大山登山する人は、大体この夏山登山ルートを登るみたいですね(^^)
「どっから来たの?」
「大阪から自転車で来ました。」
「大山以外の山も登ったりしたの?」
「はい。九州で湯布岳と九重連山に上りました!」
「へぇ~、そうなんだね。」
その後も相変わらずクールな口調でしたけど、
とっつきにくさは感じずに普通にしゃべってくれました。
大山のルートに関して詳しく教えてくださいましたし、
夏山登山口付近でまた会った際も「入り口はそこの細い階段だよ」と。
登山ルートに無知すぎる私は、毎回助けられてますねm(__)mアリガトウ
ここが夏山登山口。
「よっしゃ、行くか!!」
……っとその前に
大山登山のルートについて簡単に説明しておきましょう。
私が登っていくのは、青色のほぼ一直線のルート。
標高800m⇒1700mでおよそ900mUP。
戻ってくるまで3時間ぐらいかな?
ちなみに、さっき私が登ろうとしていたユートピア小屋ルートは、
「赤丸の行者登山口⇒左上のユートピア避難小屋」でした。
こちらは中級者向けですが、
景色は開けており、ルート自体もバラエティに富んでいて楽しいらしい。
こちらは鳥瞰図(ちょうかんず)。
大山はお菓子のカールみたいな形なんですねぇ~(^^)
剣ヶ峰1729mが大山最高峰ではあるんですけど、
そこに辿り着くのはなかなか危険で難しく、
一般的には弥山(みせん)1709mが大山山頂ということになっています。
そして私がこれから目指すのはそこ。
「昨日からトラブル続きだけど、大丈夫かねぇ……」
初見の山に相対する時、いつも期待と不安が入り混じります。
ですが、ここまでの良くない流れのせいで、今回は不安のほうが優勢。
待ち受けるは天国か地獄か………はたまた生か死か(笑)
なんやかんやあってもう12時30分。
いざ大山登山スタートです!
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松木様
以前出雲エリアについてコメントした者です。
地元を楽しんで頂きたかったですが、この春一番の大雨で、機材も壊れてしまい、何だか申し訳ない気持ちでした。
私も同じルートで大山ヒルクライムをしたり、夏山ルートで登山をした事がありますが、同じ日に行うチャレンジはまだです。
やってみたい気持ちはあるのですが、登山中どこに高級自転車をおけばよいか?や登山装備を背負ってヒルクライムとう苦行に一歩が踏み出せません。
今回の松木様のライド&登山は、まさにシートゥーサミット達成ではないでしょうか。
今後もブログを楽しく見続けて参ります。
wacchoさん、こんにちわ(^^)
>地元を楽しんで頂きたかったですが、この春一番の大雨で、機材も壊れてしまい、何だか申し訳ない気持ちでした。
機材は残念でしたけど、出雲観光は楽しみましたよ!日御碕に行けなかったのは心残りですが。また出雲に訪れた際には、別の蕎麦屋と日御碕を堪能しようと思います。
>私も同じルートで大山ヒルクライムをしたり、夏山ルートで登山をした事がありますが、同じ日に行うチャレンジはまだです。
おおぉ、両方とも登られたことがあるんですね!どちらも唯一無二の景色と勾配で、登り甲斐たっぷり楽しめました(^^♪ 同日行うのは達成感あって良いものでしたよ。今度はユートピアルートにも登ってみたいですね!
>やってみたい気持ちはあるのですが、登山中どこに高級自転車をおけばよいか?
高級自転車だと確かに抵抗感あるかもしれませんね。私のバイクはお手頃かつド派手なので、盗難という面では安心感ありますw もちろんABUSのLEVEL6チェーンは掛けていますが。