松木です。

 

【2018年モデル】MERIDAエアロロードバイク新型『リアクト』が明かされる。

2013年の登場より4年。

ついに、メリダの「REACTO」がモデルチェンジされます。

 

REACTO 新城

リアクトと言うと、新城幸也選手がよく使っていて
「オールラウンドなエアロロードバイク」というイメージがあります。

 

新型「リアクト」の詳細を見ていきましょう。

 

【関連記事】

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ヘッドチューブに出っ張り

ヘッドチューブに出っ張り  【2018年モデル】MERIDA新型エアロロードバイク『リアクト』が明かされる。

まずはヘッド周り。

 

ステムの後ろ側に「コブ」があります。

 

ヘッドチューブに出っ張り  【2018年モデル】MERIDA新型エアロロードバイク『リアクト』が明かされる。 ZXRS 剛性

タイムの「ZXRS」なんかも同じような造形です。

これは剛性を高めて、ハンドリングを安定させる目的がありました。

 

ただ、メリダの新型リアクトのほうは
「ZXRS」よりも滑らかな形状をしていて
剛性以上にエアロ効果を狙っている部分が大きいように思います。

 

ステム後ろというのは乱気流が発生しやすいですから、

ハンドル⇒ステム⇒トップチューブ

と空気がキレイに流れるようにする工夫です。

フォークとダウンチューブが一体感ある形に

フォークとダウンチューブが一体感ある形に  【2018年モデル】MERIDA新型エアロロードバイク『リアクト』が明かされる。

続いて、フォークとダウンチューブのつなぎ目。

この部分に段差ができないような、一体感ある形になっています。

 

こちらは現行モデルですが、そうはなっていません。

 

cervelo s5 フォーク dogma F10 フォーク

例えば、CERVELO「S5」やPINARELLO「ドグマF10」なんかも
フォークとダウンチューブの段差が無くなるように設計されていて、
この部分の空気抵抗が、意外と大事だということが分かります。

ケーブルの取り回し場所の変更

ケーブルの取り回し場所の変更  【2018年モデル】MERIDA新型エアロロードバイク『リアクト』が明かされる。

新型「REACTO」は、ディレイラーのケーブルと
BB下に位置するリアブレーキのケーブルが、
ダウンチューブからまとめて入っていきます。

 

ケーブルの取り回し場所の変更  【2018年モデル】MERIDA新型エアロロードバイク『リアクト』が明かされる。

今まではトップチューブにケーブルの入り口がありました。

 

これだとケーブルの露出は多くて煩わしいですし、
ケーブルを通しづらくてメンテナンス性も悪かったので、
入り口をダウンチューブに変更したのは得策です。

シートポストの「S-Flex」構造の変更

シートポストの「S-Flex」構造の廃止  【2018年モデル】MERIDA新型エアロロードバイク『リアクト』が明かされる。

シートポストにくびれを持たせてサスペンション構造にし、
更に、そのくびれ部分にゲルを貼り付けた「S-Flex」システム。

 

一見良さそうに見える「S-Flex」も、
その効果はイマイチ体感できませんでしたし、
「ゲルが取れる」なんていう不具合もあったりしました。

 

新型「リアクト」には、「S-Flex」は形を変えて継続されます。

 

旧型より、縦に長く、なおかつしっかりしてそうに見えます。

シートステイが細く、曲がっている

シートステイが細く、曲がっている

「S-Flex」を廃止した代わりに、
シートステイで快適性を発揮させようという考えなんでしょうか。

シートステイは、かなり細身になっています。

 

先ほど掲載した旧型モデルの写真と比べてもらうと、よく分かります。

 

シートステイが細く、曲がっている  【2018年モデル】MERIDA新型エアロロードバイク『リアクト』が明かされる。

シートステイを細くするのに加え、
現行モデルよりもハの字の曲がり方をキツくして、
路面からの突き上げをいなせるような形に
なっています。

 

 

新しい「S-Flex」に加え「細く、ベントさせたシートステイ」によって
従来モデルよりも10%快適性が向上しています。

新旧重量比較

新型 旧型
フレーム(M/L) 1,010g 1,250g
フォーク 368g 406g
シートポスト 206g 300g
ヘッドセット 53g 60g
合計 1,666g 2,016g
-350g

 

「チューブの薄型化」と「カーボンレイアップの最適化」によって大幅に軽くなりました。

 

新型がメチャクチャ軽いってわけではありませんが、
”エアロロード”というジャンルの中ではトップクラスです。

乗車インプレッション

シクロワイアードのインプレッション記事↓

2018年モデルとしてフルモデルチェンジを果たしたメリダのエアロロード「REACTO TEAM-E」をインプレッション。フォルムは前作を踏襲しつつ、エアロダイナミクスの向上と軽量化をより追求したデザインが盛り込まれた1台を紹介しよう。

 

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新型「リアクト」のまとめ

【2018年モデル】MERIDA新型エアロロードバイク『リアクト』が明かされる。 REACTO

ヘッドチューブの、下部ヘッドセットベアリングは
1-1/2インチから1-1/4インチへとスリム化され、
前面投影面積を縮小。

 

FSA「メトロン5D」ステム一体型ハンドルを含めた
車体全体の空気抵抗削減効果は45km/hで-5%(旧型比)、
すなわち、8wの出力削減に成功しています。

 

 

新型「REACTO」は”よりエアロに速く”
”快適性を持たせて乗りやすく”、”軽く”
という分かりやすい正当進化を遂げていました。

 

ケーブルの入り口の位置を含め
ネガティブに感じる変更は1つもありませんし、
現行モデルよりも良くなっているのは間違いありません。

 

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