松木です。
OGK KABUTOが、『Zenard(ゼナード)』の進化形
『Zenard-EX』を発表しましたね。
Zephyros(風神)+Tornado(竜巻)
風神、竜巻のごとく、大量の空気を取り込み、
高次元の「クーリング性能」を発揮するヘルメット。
2015年に『レジモス』の後継モデル『Zenard』(S/Mサイズの実測208g)
2017年にエアロで軽量な『Aero-R1』(S/Mサイズ、バイザー無しの実測203g)
2018年に超軽量『Flair(フレアー)』(S/Mサイズ、最軽量仕様の実測169g)
ほぼ毎年、KABUTOは新製品を生み出してきました。
「さて、2019年の目玉は何にしようか?」
↓
「順番としては『Zenard』の後継モデル」
↓
「Zenardの冷却性能は”完成の域”にある」
↓
「Zenardを凌ぐ製品の開発は容易じゃない」
↓
「フルモデルチェンジはしないでOKだろう」
↓
「Zenard-EXの開発に着手する」(EXはEXTRAの略で”改良型”という意味合い)
勝手な想像ですが、上記のような考えあっての
今回の『Zenard-EX』発表なのだと思います。
そのためか、『Zenard』と『Zenard-EX』を比べた際、
共通点が多く、逆に相違点は大きく1つ、小さく2つしかありません。
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目次
『Zenard』と『Zenard-EX』の共通点
左『Zenard』、右『Zenard-EX』。
見て分かる通り、本体はまったく同じ。
故に、両者の「被り心地」は一緒でしょうし、
「空力」を高めるテール部分の絞り込みや、
軽さを維持しつつ「強度」を高めるシステム、
「レインフォースメント・ブリッジ」(左)、
「ダブルレイヤードシェル構造」(右)も健在。
※「ダブルレイヤードシェル構造」は、
「”大きな面を持つ部分”(UPPER)と”強度が出るエッジを立った部分”(LOWER)」
形の特徴が異なる2種類のシェルに、やや仰々しい名を付けたもの。
また、あご紐と、一部のインナーパッドに搭載された
瞬間消臭繊維「MOFF(モフ)」も引き続き採用しています。
余談ですが、瞬間消臭繊維「MOFF」を生み出したのは、
大阪市中央区に本社を構える「プロジェ・ジャパン」。
”「消臭」を通して「人々の幸福と生活の向上」に寄与する”
このことを経営の基本として掲げている会社です(HPはこちら)
「MOFF」のデモンストレーションと仕組み↓
なるほど……さすが日本のナノテク技術!
素晴らしいですね(^^♪
「MOFF」を気に入った方は、「モフ博士」LINEスタンプも。
それにしても、頭の形がなぁ(笑)
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『Zenard』と『Zenard-EX』3つの相違点
①Boa採用「KBF-1」アジャスター
『Zenard』には「XF-5」アジャスターが装備されていましたが、
『Zenard-EX』では、Boa採用「KBF-1」アジャスターを新たに搭載。
これが唯一とも言える大幅な改良点。
「”きめ細かな調整”と”均一な締め付け”を可能にする」と謳われていますが、
その点に関して、果たして「XF-5」に不満があったかと考えると………
とは言え、より細かく調整できるに越したことは無いでしょう(^^)
②エアチャンネルプレートのパッドへの内蔵化
『Zenard』では、上図の赤丸に開けられた小さい穴に
樹脂パーツ「エアチャンネルプレート」をパチパチと嵌めた後、
そこにインナーパッドを貼り付けていました。
結果、インナーパッドを直に本体へ貼り付ける場合と比べ、
- ”点”(発泡部分)ではなく、”面”(エアチャンネルプレート)で支えるフィッティング
- 頭部形状や毛髪量によって起こりうる「フィットの変化」を吸収できる
- 頭部とヘルメットの間に”隙間”が生まれ、より効果的な「冷却性能」が発揮される
以上3つのメリットを得ることが出来ます。
『Zenard-EX』では、
この「エアチャンネルプレート」をインナーパッドに内蔵。
(ただし、付属する全種類のパッドに内蔵されているのかは不明)
「分けておく必要は無い」と考えての変更でしょう。
③目への汗の浸入を防ぐ「ウルトラスウェットパッド」を付属
『Zenard』には、
- 5mm厚、10mm厚の2種類の「ノーマルパッド」
- 虫の侵入を防ぐ「A.I.(Anti-Insect)ネット」
- 冬の冷気を遮断する「Winterインナーパッド」
計4種類のパッドが付属していました。
対する『Zenard-EX』では、
「ノーマルパッド」の厚みが7mm厚の1種類に。
代わりに、目へと流れてくる煩わしい汗を左右へと流す
「ウルトラスウェッドパッド」(一番右)が追加されました。
このパッドだけで『HALOバンド』と同じ働きをしてくれますね(^^)
全国最速で『Zenard-EX』を手にできる場
【サイズ】S/M、L
【カラー】5色展開
【税込価格】¥34,560
【発売時期】2019年春
気になる「重量」は公表されていないものの、
参考までに『Zenard』が、S/M:205g、L:225g。
新旧アジャスターの重量差は小さいでしょうから、
『Zenard-EX』は、この±5gの範囲ではないかと予想。
サイズに関しては、XS/SとXL/XXLが外されてしまいました……
『Zenard』と同じ製造機器が使えるはず。
コスト面での負担は大きくなさそうですが、何故でしょうか?
3日後に迫った宇都宮「ジャパンカップ」。
そこで初お披露目される模様です。
もし気になるなら、迷わずOGK KABUTOブースへとGO!
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