松木です。
楕円チェーンリングを使っていると、
- フレームの剛性不足
- チェーンやチェーンリングの摩耗
- FDが、プレートの薄いアルテグラ
- 変速に関わる各パーツの相性
このような要因が、複雑に絡み合った結果、
いくら調整しても変速がうまくいかないことがよくあります。
そんな場合の解決策。
通常のチェーンリングでも役立つテクなので、
楕円を使っていなくても、知っておいて損はないです。
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目次
①WISHBONE FDアダプター(アウターへの変速改善)
FDを7mm後方へ固定するためのアダプター。
サイスポの商品紹介記事↓
このアダプターによって
FD自体は通常より7mm後方で固定されることになります。
すると、チェーンがアウターチェーンリングに
引っかかり始める位置も変わりますから、
それによってアウターへの変速性能が改善されるようです。
インプレ記事↓
「WISHBONE FDアダプターと RIDEA DAS4 FDアングル スペーサーで楕円のフロント変速は改善されるのか?」
WISHBONE(ウィッシュボーン) FDアダプター 楕円チェーンリング用
②RIDEA DAS4 フロントディレイラーアングルスペーサー(アウターへの変速改善)
FDの取り付け角度を±4度変化させるためのシム。
使い方を紹介しているサイト↓
考え方は「WISHBONE FDアダプター」に近いです。
- FDの羽をチェーンリングに沿わせる
- チェーンがアウターチェーンリングに当たる位置が変わる
こういった変化によって、
アウターへの変速性能が少なからず改善します。
③WICKWERKS(ウィックワークス) センチネル(両側チェーン脱落防止)
楕円チェーンリングは、変速性能を高めるために
通常よりややアウター側セッティングにしなければならず、
その結果、アウター側へのチェーン脱落も起こりやすくなってしまいます。
つまり、インナー側だけでなく、
アウター側へのチェーン脱落防止対策をしないといけません。
そこで、次のパーツが役に立ちます。
史上初であろうダブルギアでの
アウター、インナー、両側へのチェーン脱落を防止するパーツ。
サイスポの商品紹介ページ↓
結局、どの方法がベストか?
楕円チェーンリングを使うなら、
兎に角はまず、「センチネンタル」でチェーン脱落を防ぐべきです。
その上で、まだ不満が残るなら
「WISHBONE FDアダプター」や「FDアングルスペーサー」を使ってみて
変速性能アップを図ってみる、という順番がベスト。
ここまでやれば、変速トラブルは間違いなく改善できます。
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