松木です。

 

楕円チェーンリングの変速性能を改善する3つのパーツ rotor q-rings

楕円チェーンリングを使っていると、

 

  • フレームの剛性不足
  • チェーンやチェーンリングの摩耗
  • FDが、プレートの薄いアルテグラ
  • 変速に関わる各パーツの相性

 

このような要因が、複雑に絡み合った結果、
いくら調整しても変速がうまくいかないことがよくあります。

 

そんな場合の解決策。

 

通常のチェーンリングでも役立つテクなので、
楕円を使っていなくても、知っておいて損はないです。

 

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①WISHBONE FDアダプター(アウターへの変速改善)

WISHBONE 楕円チェーンリングに対応したFDアダプター

FDを7mm後方へ固定するためのアダプター。

 

サイスポの商品紹介記事↓

株式会社コリドーレ(本社:京都府木津川市、代表取締役:中田真琴)が日本総輸入代理店として展開する高性能サイクルパーツメーカー「W...

 

楕円チェーンリングの変速性能を改善する3つのパーツ rotor q-rings

このアダプターによって
FD自体は通常より7mm後方で固定されることになります。

 

すると、チェーンがアウターチェーンリングに
引っかかり始める位置も変わりますから、
それによってアウターへの変速性能が改善されるようです。

 

インプレ記事↓

購入者レビュー

「WISHBONE FDアダプターと RIDEA DAS4 FDアングル スペーサーで楕円のフロント変速は改善されるのか?」

 

②RIDEA DAS4 フロントディレイラーアングルスペーサー(アウターへの変速改善)

RIDEA DAS4 フロントディレイラーアングルスペーサー

FDの取り付け角度を±4度変化させるためのシム。

 

使い方を紹介しているサイト↓

After: FD羽~歯先距離が均一に Before: 歯間距離がリア側で離れている 取付イメージ セミオーバーホールでお預かりした車体。アウター52-53s前提のFD台座とコンパクトギアの組み合わせにありがちな歯間距離が離れている状況でしたので、...

 

考え方は「WISHBONE FDアダプター」に近いです。

 

  • FDの羽をチェーンリングに沿わせる
  • チェーンがアウターチェーンリングに当たる位置が変わる

 

こういった変化によって、
アウターへの変速性能が少なからず改善します。

③WICKWERKS(ウィックワークス) センチネル(両側チェーン脱落防止)

楕円チェーンリングは、変速性能を高めるために
通常よりややアウター側セッティングにしなければならず、
その結果、アウター側へのチェーン脱落も起こりやすくなってしまいます。

 

つまり、インナー側だけでなく、
アウター側へのチェーン脱落防止対策をしないといけません。

 

そこで、次のパーツが役に立ちます。

 

史上初であろうダブルギアでの
アウター、インナー、両側へのチェーン脱落を防止するパーツ。

 

サイスポの商品紹介ページ↓

アメリカのWickwerks(ウィックワークス)社より、デュアルサイドチェーンキャッチャー「Sentinel(センチネル)」が発...

結局、どの方法がベストか?

楕円チェーンリングの変速性能を改善する3つのパーツ rotor q-rings

楕円チェーンリングを使うなら、
兎に角はまず、「センチネンタル」でチェーン脱落を防ぐべきです。

 

その上で、まだ不満が残るなら
「WISHBONE FDアダプター」や「FDアングルスペーサー」を使ってみて
変速性能アップを図ってみる、という順番がベスト。

 

ここまでやれば、変速トラブルは間違いなく改善できます。

 

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