松木です。

 

ツアー・オブ・ジャパンの堺ステージで優勝したダニエル・サマーヒル(アメリカ)が練習後、自転車に乗りながら住宅街で拳銃を発砲。ユナイテッドヘルスケアから解雇された。

ツアー・オブ・ジャパン関連の残念なニュースがありました。

 

「むしゃくしゃしてやった」

 

‥‥‥(汗)

 

 

今回は「参加チームのバイク機材チェックVol.6」、最終回です。
(画像をクリックすると拡大します)

 

今までの記事↓
『【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.1+【動画】京都ステージの山岳賞の坂を全力で登ってみた。』
『【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.2』
『【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.3』
『【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.4』
『【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.5』

 

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愛三工業レーシング「LITENING C:62

【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.5 愛三工業レーシング cube LITENING C:62

フレーム:キューブ「LITENING C:62」
メインコンポ:デュラエース「R9150」
ホイール:シマノ「WH-R9100-C40-TU」

タイヤ:コンチネンタル「COMPETITION 25c」
ハンドル周り:PRO
パワーメーター:数台にSTAGES

 

愛三工業が駆るのは、ドイツのCUBE「LITENING C:62」。

CUBEは、2016年に塩野自転車が代理店になってから、
少しづつ知名度が上がってきているメーカーです。

 

cube オールラウンド・軽量モデルの「LITENING」エアロフレームモデルの「AGREE」
「LITENING」              「AGREE」


cube コンフォートモデルの「ATTAIN」

「ATTAIN」

オールラウンド・軽量モデルの「LITENING」
エアロモデルの「AGREE」
コンフォートモデルの「ATTAIN」の大きく3種類のフレーム展開。

 

「62」という数字は、カーボン繊維の配合率を表していて、
上に「68」の数字を冠するハイエンドモデルもあります。

 

【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.5 愛三工業レーシング ホイール タイヤ

タイヤはコンチネンタル「COMPETITION 25c」。

プロ限定でない市販モデルでした。

 

【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパン バーレン・メリダ タイヤ

プロ限定供給モデルは「PRO LTD」とプリントされていて、
正面の部分が路面抵抗重視のスリックになっています。

コンパウンドにもグリップ力のあるものが配合されているそうです。

 

「COMPETITION」は人気タイヤなだけに、
「PRO LTD」を市販化すると売れそうなんですけどね‥‥

 

【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.5 愛三工業レーシング ハンドル PRO

ホイールは、他の多くのチーム同様にシマノでしたけど、
40mmハイト以外に、60mmの「WH-R9100-C60-TU」を履かせている車体も3台。

 

WH-R9100-C60-TU

前作「WH-9000-C50-TU」からワイドリム化(24mm→28mm)し、
リムハイトも10mmプラスされたことで、
特に斜めからの風に強くなっています。

 

しかも、C40:1386g、C60:1483gと、実測重量差は100gもなく、
このリムハイトにして”軽快さ”も兼ね備えているんですよね。

多少登りのあるコースでも、問題ありません。

 

【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.5 愛三工業レーシング コースプロフィール メモ

ステムには、
「ニュートラル走行の距離」「スプリントポイントの距離」
「山岳賞の距離」「ゴールの距離」が書かれたメモ。

 

コースの特徴を知って走るのと、そうでないのとでは、
走り方が全然変わってきますから、
コースプロフィールを把握しておくことは重要です。

週末に走る実業団レース「熊野3day’s」では真似ようと思いました。

 

【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.5 愛三工業レーシング ロードバイク 熱収縮チューブ

愛三工業は、ワイヤーをまとめる手段として「熱収縮チューブ」を選択。

熱収縮チューブの場合、
組み立て時にチューブを通しておいて、
「ヒートガン」か「そこそこ熱い風の出るドライヤー」で収縮させないといけません。

 

その点、Vol.1で紹介した「スパイラルチューブ」は巻くだけなので簡単です。

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日本ナショナルチーム「各自」

【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.5 日本ナショナルチーム

最後に、日本ナショナルチーム。

将来有望な若手選手を6人選出して編成されています。

 

【プロバイク機材レポート】2017年ツアー・オブ・ジャパンVol.5 日本ナショナルチーム

右から
BOMA「allumer(アルマー)-α」、
CANNONDALE「SUPERSIX EVO」×2、

ANCHOR「RS9」、
BH「G6」、
AVEDIO「VENUS RS」カスタムカラー

 

 

「BOMA(ボーマ)」は、
カーボン繊維商社を前身とする「ASK TRADING」が、
2006に自転車事業に参入した日本ブランドで、

んだままに動くような人一体の乗り心地を目指す」という想いから
「BOMA(望馬)」と名付けられています。

 

ボーマはフレームだけじゃなく、
ホイール、ハンドル、ステム、シートポスト、フォーク、ボトルケージ
といったパーツも作っています。

 

ですが、お世話になったことがあるのは、
下の「オフセットブレーキシューケース」ぐらいです。

色んなフレームに触っていると、
時々入り用になることがありました。

 

日本ナショナルチームの機材面で、
ザッと見て気になったのは、
BOMAに取り付けられていたゴールドに輝くネジ。

 

ステム、ボトルケージ、ブレーキワイヤー固定ボルト、左クランク固定ボルトなどが
興津螺旋「スポーツサイクル用チタン合金」に交換されていました。

 

通常のネジに比べて重量は半分なのに、剛性は上がります。

見た目も良いし、汗や潮風で錆びないといったメリットもありますね。

自分も似たものを使っています↓

『ロードバイクにベータチタニウムを装着!! 重量とその効果をインプレ。』

 

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