松木です。

 

カメラ一体型サイクルコンピューター
Xplova(エクスプローヴァ)『X5 Evo』が登場しました。

 

サイクルコンピューターとしての通常機能、
「STRAVA」「Training Peaks」などのトレーニングアプリとの連携、
専用スマホアプリ「Xplova Connect」によるルート作成など。

まさにオールインワン!

 

『X5 Evo』は、1年ほど前に海外で発売された「X5」の余分な機能を減らし、
価格を抑えた後継機に当たりますから、完成度は比較的高いと考えられます。

 

 

ありそうでなかった商品で興味が沸きました。

「実際のところ、使えるのか?」といった部分をメインに考えてみようと思います。

 

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Xplova『X5 Evo』の特徴

カメラ一体型の画期的サイコンXplova『X5 Evo』は実際どうか?

カメラ一体型の画期的サイコンXplova『X5 Evo』は実際どうか? スマホアプリ connect video

Xplova『X5 Evo』
【ディスプレイ】3インチ、240×400ピクセル
【防水レベル】IPX7(水深1mで最長30分)
【サイズ、重量】110×62×23mm、120g
【最長持続時間】約12時間
【動画】720p×30fps、120度画角
【データ通信規格】ANT+、Wi-Fi Direct
【専用スマホアプリ】「Xplova Connect」「Xplova Video」
【対応するスマホOS】Andorid 5.0以上、iOS 10以上
【税込価格】53,784円

 

サイズや重量は、GARMIN「Edge 1030」(114×58×19mm、123g)とほぼ同じ。

カメラレンズがある分、『X5 Evo』のほうが少し厚いです。

 

商品の詳細については、下の2つの記事と
サイクルモードでの商品プレゼンで、
ほぼ完全に把握できますから省きます(『X5 Evo』の公式マニュアルはこちら)。

 

国内最大級の自転車パーキング事業などを展開し、サイクルライフをサポートする日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:下條 治、以下 NCD)は、この度、パソコンメー…

 

Xplovaの日本向け窓口サイトです。

 

ガジェットが好き、新しいデバイスの登場に敏感なショップが熱視線を送っているアイテムがある。「Xplova(エクスプローバ)」がそ...

 

 

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Xplova『X5 Evo』のメリット・デメリット

『X5 Evo』の”優れている点”

  • ハンドル周りがスマートになる
  • アクションカムには珍しい循環録画(ドライブレコーダー)が可能
  • 『X5 Evo』はWi-Fi Direct対応機器のため、どこでもスマホとWi-Fi接続できて、
    データの同期が可能。それゆえ
    『X5 Evo』⇔スマホのやりとりが非常にスムーズ。
  • スマホだけあれば、Facebook、YouTubeへ速度データ付き動画をUPできる
  • ルート作成機能がルートラボよりも良さそう

 

まずは「撮影動画アップ」について。

下は、実際に『X5 Evo』で撮られた動画です。

このような動画を、『X5 Evo』とスマホさえあれば、
Facebook、YouTubeへアップできます。

『X5 Evo』が、Wi-Fi Direct対応機器なので、
Wi-Fi環境とケーブルは不要です。

 

カメラ一体型の画期的サイコンXplova『X5 Evo』は実際どうか? 動画編集

ですが、この使い方の注意点としては、
「5分以内の短い動画のアップしか考えられていない」という点。

と言うのも、
スマホアプリ「Xplova Video」の動画編集は最長5分までだからです。

 

ですから、それ以上の速度データ付き動画をアップしたいなら、
やはりパソコンを使う必要があるということになりますね(^^;

 

 

続いて「ルート作成」について。

「ルート作成」は、Xplovaのこちらのページか、
スマホアプリ「Xplova Connect」で行えます。

カメラ一体型の画期的サイコンXplova『X5 Evo』は実際どうか? ルート作成カメラ一体型の画期的サイコンXplova『X5 Evo』は実際どうか? ルート作成

ルートを引いて簡易メモができる程度のルートラボと違い、

集合地点、補給場所、観光地、勾配などには
上のように分かりやすいアイコンで目印を付けることができます。

 

その情報はもちろん『X5 Evo』にも反映されて、
右折、左折に加えて、各目印までの距離なんかをナビしてくれます。

『X5 Evo』の”あまり良くない点”

カメラ一体型の画期的サイコンXplova『X5 Evo』は実際どうか?

  • サイコンとカメラ、別々で買うより割安というほどでもない
  • 最長撮影時間はおよそ2時間(SDカードは使えない)
  • 動画は、高画質とは言えないし、ブレも見られる
  • 動画撮影を行うと、バッテリーは2時間持たない(外部バッテリーは使える)
  • アクションカムのように静止画撮影機能がない

 

「撮影時間」に関して、公式では1時間となっていますが、
担当の方に直接聞いてみた所、
2時間ぐらいまでなら撮影できるそうです。

 

メモリを増やすSDカードの差し込み口などはなく、
内部バッテリーの持続時間なんかも考えると、
2時間を超えるような動画撮影は想定されていないのでしょう。

 

2時間以上走る際に動画を撮るなら、

  1. 撮りたい時間帯だけ撮る
  2. 「タイムラプス動画」モードを使う

しかありません。

 

つまり、「キレイな動画を長時間撮り続けたい」という要望には応えられません。

 

何でもこなせるマルチプレイヤーではありますが、
各性能に80点以上の”完璧さ”を求めるなら、
やはり、サイコンとアクションカムを別々に付けるのが一番でしょう。

 

ですが、これまでのサイコンとは一線を画している『X5』は、
一度使ってみたいと思わせるに十分なアイテムですね(^^)

 

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