少し前に買っておいたヨネックス『タッキーフィットグリップ』
本来はバドミントンのラケットに巻く物なんですが、
これをロードバイクのハンドルに巻きたいと思います。
ただ強く握るだけのロードバイクのハンドルと違い、
バドのラケットは”ブンブン”全力で振り回します。
しかも、そういった厳しい使用下においても滑ることなく
正確無比にラケットをコントロールしなければならないため、
バドの持ち手に求められる
「グリップ性能」「吸汗&ウェット性能」「耐久性」は
ロードバイクハンドルのそれを凌ぎます。
故に、このアイテムには期待できそうです(^^)
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YONEX『Tacky Fit Grip』の特徴
まずは裏の説明書きを読んでみましょう。
- 汗をかくほど強力グリップ
- 特殊加工により大量の汗でもしっかり握れるウェットタイプ
- 吸汗性に優れ、汗をかいても滑りにくく、オールシーズン快適なプレイをサポート致します
ふ~む、、、再三「汗でも滑らない」と強調されているあたり、
グリップ力には相当自信があるグリップと見える・・・
サイズに関しては幅25㎜、長さ1200㎜が1本。
一般的なバーテープは幅30㎜、長さ2000㎜が2本入ってますから、
ロードバイク1台分には3本分ぐらい必要かな?
厚さは0.7㎜。
これはCerveloに巻いているOGK『BT-06』と同じ厚さですねー
いざ開封!
先に裏面から。
バーテープであれば全長に渡って両面テープが貼られているのが一般的ですけど、
これは一方の端っこにチョロっとだけ……??
続いて表面も見てみます。
表面には薄~い透明フィルムが貼られており、
それを剥がしてみると網目状の模様。
ひとまず触ってみる……ლ(╹◡╹) サスサスサス
ふむふむ……
どうやら艶のある”網目模様の特殊加工”が強い「グリップ力」を発揮し、
その間の”目”の部分が「吸汗性」を担っているように感じますね。
そして、この表面自体にグリップ力=粘着力もあるため、
裏面には両面テープが必要ないのでしょう。
(巻いた際に重なった箇所で強い接着力が生まれるからズレない)
中心の厚紙の芯を除いた実測重量は7.4gでした。
巻いた後、表面の透明フィルムと余った切れ端を計ったら1.0gでしたから、
ハンドルに巻いた正味の重さは6.4g
ちなみに、同じ長さのOGK『BT-06』が約14g。
『Tacky Fit Grip』はバカ軽いなぁ(^^;
ハンドルに巻いてみた
ZWIFT用バイクに巻いて行きます。
諸般の事情でこの裸状態で使っていましたが、
下ハンスプリント時にはめっちゃ滑ります(笑)
さすがに裏のほんの一部にしか両面テープが無いのは心許なかったので、
巻き始め(写真)、巻き終わりの2ヵ所だけは両面テープを貼っておきました。
そして、パッケージ裏の説明書通り、
しっかりと伸ばしながら巻いて行きます。
(グイーーッ、グルグルグル……)
(グイーーッ、グルグルグル……)
「ほほう……これは結構伸びるな~!!」
ジェルのバーテープ程よりは伸びませんが、十分に巻きやすい。
少なくともOBK『BT-06』よりはよく伸びますし、シワも出来にくいです!
(『BT-06』は布地に近いバーテープ)
完成しました。
STIレバーのバンド部を”たすき掛け”しなければ、
ハンドルの肩の部分もカバーできました。
もしバンド部分を隠すために”たすき掛け巻き”するのであれば、
写真よりも3㎝ほど後退し、肩の途中あたりで巻き終わるでしょう。
つまり、車体1台分、上ハンドルを含めて巻くためには、
バド用グリップは3ないしは4本必要だということです。
とは言え、
仮に4本使ったとしても1,500円。安いバーテープと同等の価格。
自分は上ハンには巻かない主義ですから、
上手くやれば2本で事足りて750円と非常に経済的です(^^)b
早速握ってみましょう。
ふむふむ……もっちり肌のような”しっとり感” ”べっとり感”があるなぁ
「Tacky(べたつく、粘着性のある)」という名前、
そして「ウェットタイプ」と書かれていたことに納得。
次にOGK『BT-06』と握り比べてみる。
………『Tacky Fit Grip』の方がややグリップ力が高い。
『BT-06』のグリップ力を100とした場合、
『Tacky Fit Grip』は105~110ぐらいかな?(『BT-06』も相当高いが)
最後に「汗でも強力にグリップ」が本当かを検証。
水道水でビショビショに濡らした手で握ってみました。
おお~~~こりゃイイ!!全く滑らんぞぉ(^ー゚)b
体感ではドライ状態のグリップ力とほぼ変わりません。
「吸汗性」=「水はけの良さ」も効いている印象ですねぇ。
対して『BT-06』は表面のヌルヌル感が増して、
明らかにグリップ力が落ちてる……
ドライ時の『BT-06』のグリップ力を100とした場合、
ウェット時の『BT-06』が65~80(びしょ濡れ~ちょい濡れ)
ウェット時の『Tacky Fit Grip』は90~105
ドライに近い状態であれば『BT-06』でも問題ありません。
ただ、乗車中は汗や雨によって手は濡れ、ドライである方が珍しいですから、
濡れに強い『Tacky Fit Grip』ならかなりのアドバンテージが得られそうですねー
YONEXの電子カタログ(12~14ページ)を見てみると、
今回巻いた『Tacky Fit Grip』以外にもたくさんのラインナップが!(28種類)
ラケットとの唯一の接点であるグリップはまさに”命”
「機能」「厚み」「クッション性」「カラー」「柄/質感」
選手たちのこだわりも強いでしょうし、
それに応えるべく開発するメーカーの力の入れようも凄いw
どれもお手頃なので交換する抵抗感は少ないですし、
気になるものを1本1本試していきたいですね~
また1つ楽しみが増えました(^^♪
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めっちゃいいですね〜
ヨネックスさんに直談判すればワンチャンあるのかな……?
展示会/試乗会でヨネックス社員さんにお会いしたら伺ってみます(笑)
ラケットのグリップですか。いいところに目を付けましたね。
スポーツ用品は開発に予算を比較的に掛けてるイメージなので、ロードバイクに転用できる性能だと嬉しいですね、ちょっと安いしw
汗をかいたときを想定しても高評価なので、グローブをしての劣化が少なければホント、海たぬきさんが言うようにワンチャンあるかも。
楽しい企画ありがとうございます。これからも応援しています。
コメント有難うございますm(__)m
おっしゃる通り「グローブとの相性」「耐久性」などを含めれば、また違った評価になるかもしれませんね!
今回はまだファーストインプレ。他のモデルとの比較や、長期使用した際の劣化具合など、更に研究していきたいと思ってます(^^)
いまさらですが、kimony(キモニー) ハイソフトEXグリップテープ KGT100ぼくはつかってますねー。こういうグリップって汎用性ありますよね。専用で出てくれるとなおうれしいのですが^^
あべちゃんさん初めまして(^^)
kimonyですか……初耳です。あべちゃんさんのこだわりが感じられてカッコイイですね!!(バドに疎いのですが、きっと著名なメーカーなのでしょうね)
ロードバイク専用で出してほしいのは激しく同意ですねぇ~。テープ自体はそのままで構わないので、長さを二倍にして……(^^;
ちなみにですが、この記事後に別モデル10種類ほど試して「適度な薄さ」「グリップ力」「質感の良さ」の三拍子揃ったYONEX『AC103』に落ち着きました。