バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

少し前に買っておいたヨネックス『タッキーフィットグリップ』

本来はバドミントンのラケットに巻く物なんですが、
これをロードバイクのハンドルに巻きたいと思います。


ただ強く握るだけのロードバイクのハンドルと違い、
バドのラケットは”ブンブン”全力で振り回します。

 

しかも、そういった厳しい使用下においても滑ることなく
正確無比にラケットをコントロールしなければならないため、

バドの持ち手に求められる
「グリップ性能」「吸汗&ウェット性能」「耐久性」は
ロードバイクハンドルのそれを凌ぎます。

 

故に、このアイテムには期待できそうです(^^)

 

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YONEX『Tacky Fit Grip』の特徴

まずは裏の説明書きを読んでみましょう。

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

  • 汗をかくほど強力グリップ
  • 特殊加工により大量の汗でもしっかり握れるウェットタイプ
  • 吸汗性に優れ、汗をかいても滑りにくく、オールシーズン快適なプレイをサポート致します

 

ふ~む、、、再三「汗でも滑らない」と強調されているあたり、
グリップ力には相当自信があるグリップと見える・・・

 

サイズに関しては幅25㎜、長さ1200㎜が1本。

一般的なバーテープは幅30㎜、長さ2000㎜が2本入ってますから、
ロードバイク1台分には3本分ぐらい必要かな?

 

厚さは0.7㎜

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

これはCerveloに巻いているOGK『BT-06』と同じ厚さですねー

 

 松木です。 バーテープをオージーケーの『BT-06』に変えました。 OGK KABUTO(オージーケーカブト) プロフィットバーテープ BT-06 ブラックposted with カエレバOGK KABUTO(オージーケーカブト) 2012-08-10Amazon楽天市場Yahooショッピング パッケージのチャートからも分かるようにプロライダーからのフィードバックによって生まれた攻撃的かつ実戦的なバーテープです。 OGK『BT-06』バーテープ『BT-06』の最大の特徴は、何と言ってもその薄さ!厚さは0.7mmしかなく、ぺらぺらです。 リザードスキンズ...

 

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

いざ開封!

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

先に裏面から。

バーテープであれば全長に渡って両面テープが貼られているのが一般的ですけど、
これは一方の端っこにチョロっとだけ……??

 

続いて表面も見てみます。

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

表面には薄~い透明フィルムが貼られており、
それを剥がしてみると網目状の模様。

 

ひとまず触ってみる……ლ(╹◡╹) サスサスサス

 

ふむふむ……

 

どうやら艶のある”網目模様の特殊加工”が強い「グリップ力」を発揮し、
その間の”目”の部分が「吸汗性」を担っているように感じますね。

 

そして、この表面自体にグリップ力=粘着力もあるため、
裏面には両面テープが必要ないのでしょう。
(巻いた際に重なった箇所で強い接着力が生まれるからズレない)

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

中心の厚紙の芯を除いた実測重量は7.4gでした。

巻いた後、表面の透明フィルムと余った切れ端を計ったら1.0gでしたから、
ハンドルに巻いた正味の重さは6.4g

 

ちなみに、同じ長さのOGK『BT-06』が約14g。

『Tacky Fit Grip』はバカ軽いなぁ(^^;

ハンドルに巻いてみた

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

ZWIFT用バイクに巻いて行きます。

諸般の事情でこの裸状態で使っていましたが、
下ハンスプリント時にはめっちゃ滑ります(笑)

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップバド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

さすがに裏のほんの一部にしか両面テープが無いのは心許なかったので、
巻き始め(写真)、巻き終わりの2ヵ所だけは両面テープを貼っておきました。

 

そして、パッケージ裏の説明書通り、
しっかりと伸ばしながら巻いて行きます。

 

(グイーーッ、グルグルグル……)

 

(グイーーッ、グルグルグル……)

 

「ほほう……これは結構伸びるな~!!

 

ジェルのバーテープ程よりは伸びませんが、十分に巻きやすい。

少なくともOBK『BT-06』よりはよく伸びますし、シワも出来にくいです!
(『BT-06』は布地に近いバーテープ)

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

完成しました。

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

STIレバーのバンド部を”たすき掛け”しなければ、
ハンドルの肩の部分もカバーできました。

 

もしバンド部分を隠すために”たすき掛け巻き”するのであれば、
写真よりも3㎝ほど後退し、肩の途中あたりで巻き終わるでしょう。

 

つまり、車体1台分、上ハンドルを含めて巻くためには、
バド用グリップは3ないしは4本必要だということです。

 

とは言え、
仮に4本使ったとしても1,500円。安いバーテープと同等の価格。

自分は上ハンには巻かない主義ですから、
上手くやれば2本で事足りて750円と非常に経済的です(^^)b

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

早速握ってみましょう。

 

ふむふむ……もっちり肌のような”しっとり感” ”べっとり感”があるなぁ

 

「Tacky(べたつく、粘着性のある)」という名前、
そして「ウェットタイプ」と書かれていたことに納得。

 

次にOGK『BT-06』と握り比べてみる。

………『Tacky Fit Grip』の方がややグリップ力が高い。

『BT-06』のグリップ力を100とした場合、
『Tacky Fit Grip』は105~110ぐらいかな?(『BT-06』も相当高いが)

 

最後に「汗でも強力にグリップ」が本当かを検証。

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

水道水でビショビショに濡らした手で握ってみました。

 

バド用YONEX『Tacky Fit Grip』はバーテープとして使えるのか? タッキーフィットグリップ

おお~~~こりゃイイ!!全く滑らんぞぉ(^ー゚)b

 

体感ではドライ状態のグリップ力とほぼ変わりません。

「吸汗性」=「水はけの良さ」も効いている印象ですねぇ。

 

対して『BT-06』は表面のヌルヌル感が増して、
明らかにグリップ力が落ちてる……

 

ドライ時の『BT-06』のグリップ力を100とした場合、
ウェット時の『BT-06』が65~80(びしょ濡れ~ちょい濡れ)
ウェット時の『Tacky Fit Grip』は90~105

 

ドライに近い状態であれば『BT-06』でも問題ありません。

ただ、乗車中は汗や雨によって手は濡れ、ドライである方が珍しいですから、
濡れに強い『Tacky Fit Grip』ならかなりのアドバンテージが得られそうですねー

 

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YONEXの電子カタログ(12~14ページ)を見てみると、
今回巻いた『Tacky Fit Grip』以外にもたくさんのラインナップが!(28種類)

 

ラケットとの唯一の接点であるグリップはまさに”命”

「機能」「厚み」「クッション性」「カラー」「柄/質感」

選手たちのこだわりも強いでしょうし、
それに応えるべく開発するメーカーの力の入れようも凄いw

 

どれもお手頃なので交換する抵抗感は少ないですし、
気になるものを1本1本試していきたいですね~

また1つ楽しみが増えました(^^♪


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