動画には、文字や画像以上に心揺さぶる影響力があります。
「〇〇の動画・映画を見て人生が変わった」という話も珍しくはありません。
以前、ZWIFT動画を5本紹介しましたが、
今回はその後に生まれた名勝負5選。
- 命燃やすデッドヒート(4分02秒/7.17倍)
- 1人 VS 20人 ~決死のエスケープ~
- Japan National Champion 2019 ~数cmの命運~
- 神々のヒルクライムバトル(32分/約7倍)
- 断トツ一番のZWIFT動画 ~目指すべき走り~
ZWIFTのゲーム規模、競技人口が大きくなるにつれ、
その中で披露されるパフォーマンスも年々上がっており、
前回以上に熱く、ハイレベルなものになってますよ(^^)
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目次
命燃やすデッドヒート(4分02秒/7.17倍)
【レース】2020/4/28 PM18:20「The After Party Race」
【コース】「Leith Hill After Party」、距離41.5km、獲得380m
かつてZWIFT×eSportの先駆けとして開催されていたイベント「CVR World Cup」
その第5回バンクーバー大会の優勝者であるLionel Vujasinさん。
Zwift National Champion 2019のベルギー優勝者でもあり、
FTPはなんと420w、、、まさに”フィジカルの鬼”
どの動画のパフォーマンスもサイボーグレベルなんですけど、
中でも凄かったのが、上のレースの最終ヒルクライムバトル(動画1:00:52~)
500~600wで強豪Zwiftter達とバチバチの乱打戦を繰り広げ、
最後はプロのOvettさんの追撃を振り切ってV。
(OvettさんはVirtual Tour de France Stage 4優勝者)
レース後、「ア゙ア゙ア゙ァァーーー(音量注意w)」と力尽きて倒れ込む姿も印象的です。
ちなみにKOMタイム4分02秒は、当時の世界記録でした。
1人 VS 20人 ~決死のエスケープ~
【レース】2019/1/31 AM4:00「KISS Super League Round 2」
【コース】「Innsbruckring」4周回、距離35.6km、獲得308m
CVRで勢いづいたZWIFTの”eスポーツ”という新分野。
次なる一歩として、初めてプロチームを招いたイベント「KISS Super League」を開催。
動画はその第2ラウンドの模様です。
動画38:40~、ラストラップに入る直前の平坦。
集団がやや落ち着いたタイミングで一人飛び出したHopperさん。
”ヌル~”と動いただけに「おっ、誰かが少し前に行ったか?」と薄い反応で済み、見逃されます。
とは言え、Innsbruckringはほぼ平坦で、残り8km以上。
しかも、追走が剛脚揃いのプロ20名ともなれば、逃げ切れる可能性は限りなく0。
「どうせすぐ捕まるだろう」と高を括って観戦していましたが……
その結末はどうぞ動画の方でご覧ください(^^)
Japan National Champion 2019 ~数cmの命運~
【レース】2019/2/24 AM11:00「Japan National Championship」
【コース】「Watopia Figure 8」2周回、距離60km、獲得508m
優勝者には「日の丸ジャージ」の着用が許される全日本選手権。
見応えある男子レースは動画8:05~1:22:25。
短めのZWIFT KOMが計4回、明確なヒルクライムの無いコース。
ハイペースな展開で徐々に人数を減らしながらも、
決着は15名の集団スプリントに持ち込まれました。。。
残り250mでTakasugiさんが14倍で先行するも、
「許すまじ!」とばかりに猛追してきた2名の選手、kikuchiさんとKaitou Kittoさん。
kikuchiさんは正真正銘日本人。
ですが、Kaitou Kittoさんはあのキャラのように、中華最凶クラスのZhao氏が扮した姿。
特にスプリント力が鬼で、彼が競り負けた姿は見たことがありませんでした。
狂気に満ちた16~18倍の鍔迫り合いは、
ゴールラインを越えるその瞬間まで続き・・・
先着したのはkikuchiさん!!
なんと二年連続の0.01秒差という劇的な決着。
ZWIFT動画の中で、史上最も白熱したスプリントバトルでした。
2020年は開催されなかったZwift National Championships。
来年以降、果たして復活することはあるのでしょうか??
神々のヒルクライムバトル(32分/約7倍)
【レース】2020/7/18 PM22:58「Virtual Tour de France Stage 5」
【コース】「La Reine」距離22.5km 獲得1205m
コロナの影響で2か月延期となってしまったツール・ド・フランス。
そのポッカリと穴の開いてしまった気持ちで迎えた7月に
ZWIFT内で開催されたイベントが「Vitual Tour de France」
2020ツールに出場予定の22チームの内、
20チームが参加したガッチガチにeスポーツレースでした。
男子レースは動画1:05:15~、前半の平坦区間終わりらへんからスタート。
そして、モンヴァントゥを完全再現した超級山岳は1:12:45から。
1km過ぎた残り10kmで、まず5名が先行。
その後残り7.5kmで2名が脱落し、
EFプロサイクリングのWoods、そしてNTTのPozzovivoとMeintjesの3名に絞られます。
モンヴァントゥ区間、30分以上を6.8倍で踏んだPozzovivo。
その更に上を行ったWoodsはおそらく7倍近かったでしょう。
30分6倍出せれば、乗鞍でも十分3位以内を狙える登坂力。
それを考えれば、7倍というのはまさに「神々の争い」に他なりません。
断トツ一番のZWIFT動画 ~目指すべき走り~
【レース】2019/1/13 PM18:00「Zwift Fondo Series」
【コース】「 Zwift Gran Fondo」×3周、距離99km 獲得1200m
前回も「尊敬している日本人ズイフター」として紹介させてもらったRyo Misakiさんの動画。
化け物みたいに強いZwifterは世界中たくさんいますけど、
彼の勝負所で果敢に攻めるレーススタイルにとても惹かれます。
特に上の動画は「走り方」「BGM」「動画クオリティ」
すべてがセンスの塊で、完全に魅了されてしまいました。
Messineoさん(彼視点の動画)、Gatesmanさんという力の拮抗した2人のライバルたち。
序盤から出し惜しみなどせずに互いに魂のぶつけ合うことで、
終盤になるにつれ、とんでもない底力が引き出されていく事になります。
ボクシングではこの状態を「Mix Up(ミックスアップ)」と呼ぶのだそう。
「脚を溜めて最後に勝つ」というのがセオリーで、それまではその通りに走ってましたが、
この動画を見た後は「それが本当に求める走りなのか?」と疑問を抱くようになりました。
まだまだですが、彼ら3人のような走りがいつか出来るよう
”肉体”と”心”、その両方を鍛えていきたいと思っていますね(^^)
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