松木です。
チャプター2が、NEWモデル『HURU(フル)』を発表しました。
『HURU』とは、マオリ語で「羽と上昇」という意味を持つ言葉で、
チャプター2初となる超軽量フレームです。
※チャプター2は、ニールプライドの創業者がマイク・プライド氏(左)が、
「自分が本当に乗りたいと思うバイクを作りたい」という想いから立ち上げた
彼の”第二章(=チャプター2)”の幕開けを告げるブランド。
去年夏に”オールラウンドモデル『TERE』”
今年4月に”エアロロード『RERE』”
そして今回の”ヒルクライムマシン『HURU』”
ようやく役者が揃いましたね(^^)
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チャプター2『HURU』の外観
まずはマットブラック基調の「標準カラー」。
(リムブレーキ/ディスク両方あり)
ブランドカラーであるターコイズブルーの差し色は、
「シートチューブ」と「シートステイ」に僅かに見られる程度で、ほぼ0。
あとは「エンドキャップ」や「ステム下」にも少々。
そして、ニュージーランド北島の最高峰ルアペフ山の等高線が
「トップチューブ上部」と「シートチューブ裏側」に。
オリジナルバーテープには、
「未開の道」を象徴している
ニュージーランドの先住民族「マオリ」伝統の柄。
フレーム表面のカーボン柄は”マーブル模様”。
それから、フォークが若干前方にオフセットしていますが、
これは「路面追従性」を高めるための形状なのだとか。
シートポストは「軽さ」「しなり」を狙い、細めの27.2mm。
フレームセットにシートポスト『C2 TUMU』は含まれますが、
ステム一体型のエアロハンドル『MANA』は付属せず、別途購入が必要です。
もう一種類のカラーリングが、
マットブラック/オレンジの「500台限定カラー」。
(リムブレーキ/ディスク両方あり)
基本的なデザインは「標準カラー」と同一ながら、
随所に明るいオレンジ色が散りばめられています。
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『HURU』『TERE』『RERE』スペック比較
『HURU』 「羽と上昇」 |
『TERE』 「素早い」 |
『RERE』 「流れる」 |
|
タイプ |
軽量 | オールラウンド | エアロ |
フレームの カーボン素材 |
東レT1000, T800 & 3K | 東レT700, T800 & 3K | 東レT700, T800 & 3K |
フレーム重量 (Mサイズ) |
リム:789g(-161g) Disc:819g(-196g) |
リム:950g(基準) Disc:1015g(基準) |
リム:998g(+48g)
Disc:1050g(+35g) |
フォーク重量 | リム:379g(-11g) Disc:389g(-36g) |
リム:390g(基準)
Disc:425g(基準) |
リム:398g(+8g)
Disc:435g(+10g) |
シートポスト 重量 |
219g(+21g) |
198g(基準)
|
198g(±0g)
|
ヘッドサイズ | 上下1-1/8” | 上下1-1/8” | 上1-1/8” – 下1.5” |
BB規格 |
PF86 | PF86 | PF86 |
リムブレーキ タイプ |
ダイレクトマウント | ノーマル | ダイレクトマウント |
価格(税抜) | リム:¥364,400 Disc:¥381,600 |
リム:¥255,600 Disc:¥265,000 |
リム:¥286,100 Disc:¥301,100 |
『HURU』では、T1000カーボンを戦略的に使用することで、
「軽さ」「剛性」「走りの俊敏さ」の共存を目指しているのが最大の特徴。
そのためか、価格は『TERE』と比べておよそ11万UP。
チャプター2は「お手頃価格」が魅力の一つでしたから、この点は残念ですね(^^;
あと気になった点と言えば、
坂で前乗りしやすいようにゼロオフセット設計にしている
シートポスト『C2 TUMU』が、他のより多少重いこと(笑)
今週末のサイクルモードで展示されるそうですから、
訪れるつもりの方は、Chapter 2ブースは要チェック。
あわよくば試乗することも出来るかもしれません。
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松木様
いつも面白い情報ありがとうございます。 サイクルモードに出展
されるのですね。 ぜひ拝見してこようと思います。 「試乗」と
明記されていますので、乗れるといいですね。
(※試乗スタンプラリーチケットを入手しておきましたw)
今回は軽量系に特化して、乗り比べてこようかと。 TIMEも乗り
たかったですが!
松木様
おはようございます。 昨日、予定通り、サイクルモードに出かけ、
試乗してまいりました。 一番乗りでしたw。
広島のレーサー(その方はREREライダー)の方もおられ、いろいろ
教えていただきました。 それもあって、HULUとREREに試乗させて
いただきました。
いやはや・・・。 HULUはとにかく軽い。 785では感じなかった
平地での巡行性みたいなものを強く感じました。 本当に、背中を
押されているかの如くでした。 軽いんだけど、フワフワしない。
路面に張り付くような走りでグイグイ加速してくれました。
無論、会場内の小さなコースで、その性能をすべて試せるわけは
ないですが、その片鱗だけでも「これ、買う!」と決意するには
十分な感触を得ました。
次にREREにも試乗しましたが、いやはや、これも素晴らしい。
ライダーの方が仰っていた「風が流れるのがわかる」という言葉が
とても適した表現であることを実感しました。 いつもマドンに
乗っていますが、加速については、もしかするとREREに分がある
かもしれないと思ったほどです。 コストパーという点では、明ら
かにREREに敵いませんがw。
松木さんの書き込みで、こんな出会いができました。 これから
世田谷区の取扱店さんに行ってこようと思います。 話次第では
そのまま発注となりそうですw。
ゆうぽんさん、こんにちわ(^^)
コメントになかなか気づかずに遅くなりました。
実は私もCHAPTERには試乗しました。
おっしゃる通りHULUは良かったです!
「全体的なまとまり方が785に似ているな」と感じたのですが、
ホイールの性能なのか「巡航性」の高さが気になりましたね。
REREは見た目通りで速かったですし、
TEREはCHAPTERらしいというか、独特の乗り味を持っていて、個人的には一番好みなフレームでした。
(私はエアロ寄りのフレームが、良い感触に感じることが多いです)
乗り比べてみて感じたのは、
創設者がニールプライドで経験を積んでいるだけあってか
「どれもバランスが破綻しておらず、その上でうまく特徴付けられているな」という事です。
どれを選んでも”当たり”だと思いますし、
「軽快さ」「エアロ」「バランス」
そういった選択肢があるのは嬉しいですね(^^)
松木さま
お忙しい中、いつもご返信いただき、ありがとうございます。
「HULU」ではなく、「HURU」でしたね。 前者は動画サービスでしたw。
僕はHURUのほか、REREにも乗りましたが、コストパー含めて、愛車マドンがかすんでしまうくらいの衝撃を受けました。 マドンを買う前にREREやTEREを知っていたら購入を踏みとどまったかもしれないと思ったほどです(笑)。
HURUもそうですが、REREも、巡航性は松木さんが共感して下さった通りです。 僕には「785とは比較にならない」と強く感じました。 ヒルクライムはもちろん、平地でもグイグイ走っていけそうです。
結局、その週末に世田谷の取扱店にて、半金だけ納めてくるという結論に相成りました(笑)。 カラーも特色のオレンジ仕様のリムバージョン、2月初旬には納車していただけるとのこと。 今から超楽しみです。
ホイールは、エモンダALRからの移植なので、ボントレのアイオロス3になる予定です。 松木さんのご指摘である、試乗車にアセンブルされてたBORA35と違いが出ちゃうのか、合わせて楽しみにしています。
すべては、松木さんのブログのおかけです。 これからも面白い情報、よろしくお願いいたします。