松木です。
2020年7月未明「GUSTO本社に獰猛な二匹のトラが出没した」との情報が入りました。
【関連記事】
『GIANT、MERIDAを凌ぐ超絶コスパGUSTO』
『新たな虎の襲来!GUSTO RCR Team Limited DISC』
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技術力と実力を兼ね備えたGUSTO
”高性能フレーム+アルテグラ+カーボンホイールで20万台”
世界一のコスパ完成車をつくるアタッキ社のGUSTO(グスト)。
安くて高性能なものを作るために開発費を一点集中。
「フラグシップ以外は要らない」という理念の基、
ハイエンド~エントリーに関わらず、
同じカーボン素材(東レT1000&800)、同じ形状のフレームを使用。
異なるのはコンポ(アルテか105か)とホイールだけ。
ただ「安かろう悪かろうじゃないの?」と思うなかれ。
アタッキ社は、多くのバイクブランドに自転車フレームを
OEM供給(相手先ブランド名製造)してきた実績があります。
自社ブランドとして始めたGUSTOにも、
そのノウハウは確実に受け継がれている上に、
必要な性能を引き出すための「左右非対称設計」や
世界一のテニスプレイヤー、ジョコビッチのラケットにもかつて使用されていた
「世界最軽量クラスの軽さ」「剛性」「振動減衰性」を併せ持つ高機能ファイバー
「INNEGRA(インネグラ)」
それを東レカーボン「T1000」「T800」と複合する技術を用いてフレームに組み込み、
「剛性」と「振動吸収性」を高次元で両立させるなど、GUSTOならではテクノロジーも搭載。
故に「安いのに走らせてみてもべらぼうに良し!」
試乗インプレ『RCR Team Limited』8.5点
試乗インプレ『RCR Team Legend』8.5点
試乗インプレ『RCR RCR Team Duro』8.75点
ブランド旗揚げの際にGUSTOが抱いた
「優れた商品を手頃な価格でユーザーに供給する」という使命は
確実に果たされていると感じます(ここ数年一切値上げしてませんし)
2019年TOJにおいてステージ優勝したベンジャミン・ヒル、
そして、雨澤毅明(あめざわたけあき)選手も所属する
UCIコンチネンタルチーム「リュブリャナ・グスト・サンティック」にフレームを供給。
最前線を突き進むSpecialized、TREKほどでは仮にないにしても、
”プロも認める一線級のレーシングバイク”であるのは間違いありません。
2021年Newモデル『Ranger』(レンジャー)とは?
2021年モデルGUSTO『RCR Ranger Limited』
【仕様】ULTEGRA R8020、アタッキ社オリジナル45mmカーボンクリンチャー
【価格】328,000円(税抜)
全体的な構造・形状は、
これまでの最上位『RCR Team Limited Disc』の基本デザインを引き継ぎつつも、
ガラリと様相を変えたトップチューブ~シートステイ。
トップチューブは角張り、シートステイ接続部は下へと移動。
トップチューブ同様、チェーンステイも屈強に(右)
この改良によって「剛性・反応速度」は高まり、
よりレーシングバイクとしての純度を上がったという。
”Ranger=突撃部隊員”
その名から想像される通り、獰猛さを増してしまった虎。
運動性能が上がったのは喜ばしい半面、乗り手は選ぶようにもなっているでしょう。
(前の『RCR Team Limited』でも既に「剛性」は高めだと感じていた)
「鋭い走りで他を圧倒したい!」という競争心旺盛なレーサーなら最高の相棒になりえますが、
そうじゃない人が気軽に手を出したら痛い目を見そうな気が……
この虎『Ranger』は、良い意味でも悪い意味でも凶暴なはず。
ちなみに余談ですが、
「シートステイの接続部下降」に関しては、
各メーカーによって意見が異なっています。
例えば、BMCは「シートポストの後方への可動域が広がって快適になる」
先日のTarmac SL7とかReactoなんかは「空力が良くなる」
として採用しているのに対し、
TREKは
「脚で乱流が発生するため、シートステーの空力はあまり重要ではない」
「フレーム重量が50g重くなってしまう」
「フレームの強度を上げなければならず、快適性が損なわれる」
と考えていて、上の写真のように2021 Emondaはシートステイが下げられていません。
現在の流行は「シートステイ接続部を下げる」ではありますけど、
下げるデメリットを重く見て、TREKのように採用を見送る選択肢も”アリ”な訳ですね(^^)
・・・閑話休題、Rangerにはもう一匹の虎が登場しています。
2021年モデルGUSTO『RCR Ranger Sport』
【仕様】105 R7020、フルクラム『レーシング900DB』
【価格】238,000円(税抜)
こちらは『RCR Team Sport Disc』の後継機。
『RCR Ranger Limited』のコンポとホイールのグレードを落として、
「手頃なディスク&カーボンフレーム」として打ち出したモデル。
『レーシング900DB』は1880gというハイパー鉄下駄。
「ホイールはいずれグレードアップしてね」というメッセージがひしひし伝わってきますw
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2020~2021年フルラインナップ&オススメモデル
以上2種類の新型Discモデル『Ranger』の登場により、
現在のGUSTOのラインナップは次の11種類となっています。
(各モデルの写真はGUSTO、GUSTO Japanの公式HPでどうぞ)
軽量、高剛性のピュアレーシング RCR Team & Rangerシリーズ |
|||
名称&重量 | コンポ | ホイール | 税抜定価 |
RCR RCR Limited 約8kg (ゴールド) |
R8020 | アタッキ社オリジナル 45mmクリンチャー |
328,000円 |
RCR Team Limited 7.3kg or 7.5kg (ゴールド) |
R8000 | アタッキ社オリジナル 45mmチューブラーorクリンチャー |
TU:268,000円 CL:278000円 |
RCR Team Legend 7.3kg (グラファイト) |
R8000 | カンパニョーロ『シャマルウルトラ』 | 298,000円 |
RCR Team Evo 7.6kg (レッド/ホワイト) |
R7000 |
カンパ『ゾンダ』 |
228,000円 |
RCR Ranger Sport 約8.5kg (レッド) |
R7020 | フルクラム『レーシング900DB』 |
238,000円 |
RCR Team Elite 8.1kg (ホワイト) |
R7000 | カンパ『Calima(カリマ)』 | 188,000円 |
機動力×快適性のレーシングコンフォート RCR Team Duroシリーズ |
|||
名称&重量 | コンポ | ホイール | 税抜定価 |
RCR Team Duro Limited 7.3kg or 7.5kg (ゴールド) |
R8000 | アタッキ社オリジナル 45mmチューブラーorクリンチャー |
TU:268,000円 CL:278000円 |
RCR Team Duro Legend 7.3kg (グラファイト) |
R8000 | フルクラム『レーシングゼロ』 | 298,000円 |
RCR Team Duro Evo 7.6kg (レッド/ブルー/ホワイト) |
R7000 | カンパ『ゾンダ』 | 228,000円 |
RCR Team Duro Ultra Sports 7.6kg (レッド/マットチタン) |
R7000 | アタッキ社オリジナル 45mmチューブラー |
228,000円 |
RCR Team Duro Sports 8.2kg (レッド/マットチタン) |
R7000 | カンパ『Calima(カリマ)』 | 188,000円 |
一つトピックとして、ZONDA仕様の『RCR Team Duro Evo』に新色ブルーが追加。
青系はGUSTOだと初。
全ラインナップ中、一番熱くてオススメなのが
『RCR Team Duro Ultra Sports』
フレームの「乗りやすい上にしっかり速い」味付けが、普通に最高!!
しかも1400g程度のカーボンチューブラー履いて228,000円はぶっ壊れ価格。。。
ただ、売り切れ次第終了とのこと。これは非常に残念……
『RCR Team Duro』シリーズのフレームはホント素晴らしいですから、
このディスクモデル『RCR Ranger Duro』が出たら完璧だろうなと思ってます。
2021年モデルも引き続きGUSTOから目が離せませんね(^^)
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limited のチューブラーモデルは今年度からラインナップ外れてるみたいですよ〜
海たぬきさん、ご指摘有難うございます!GUSTOは時々パーツ構成が変わりますね~^^;
まさか一年でモデルチェンジするとは思いませんよね〜そこら辺が他のブランドとの決定的な違いだったりしてすごいいいと思います。
ちなみにこのバイク、もう予約注文とってるのでパーツ色々換装したら9月くらいに納車される予定なので凄く楽しみです!
おおぉ~~納車待ちですか!私も乗りたくてウズウズしているので羨ましいです(^^)