多くの方が虎視眈々と狙っているであろう、
そして自身の物欲センサーもビンビン働いている
OGKのNEWエアロロードヘルメット『AERO-R2』
サイクルモードライド大阪で初お披露目されてたので、
舐め回すように見てきました。
目次
カブト『エアロR2』インプレッション
カラー、被った際の見た目&フィット感
赤、青のウェアカラーに合わせられるクリムゾンレッド、ネイビーブルー。
オーソドックスなマットホワイト。
艶あると”安っぽさ”が出がちなんで、艶消しなのは大歓迎。
マットブラック、そしてマットトランスグリーン。
上部は同じで、サイドのカラーだけ異なります。
案外トランスグリーンの主張が強すぎず、ワンポイント欲しい人には良さげ(^^)b
最後にオリーブイエロー。
……この色は、どんなウェアに合わせれば良いんだろうか、、、
カラーコーディネートのセンスが大いに問われようw
S/Mサイズを被るとこんな具合。
左右があまり出っ張らないようにデザインされているため、いわゆる『キノコ感』は問題無し。
フィット感も、これまでのモデルと概ね同じ感触で良好。
「合わん!」と嘆く人は、ほぼほぼいないでしょう。
ちなみにバイザーはAERO-R1と共通なんで、ARS-3ユーザーも継続使用可。
内部構造、そして-4wの立役者『エアパスプレート』
凹凸は少なく、ゴテゴテもしておらず。
空気をスムーズに流すには「シンプル イズ ベスト」なんでしょう。
そして目を引く青いパーツが、エアロ効果を高める『エアパスプレート』
5ヶ所のマジックテープで引っ付いており、
手で引っ張ればバリバリッと外れます。
続いては、
この『エアパスプレート』の有無による
エアロ効果、クーリング性能に関して。
空力性能と通気性能は?
40km/h走行で-4wはヤベェェェェ(´゚д゚`;≡;´゚д゚`)
しかも、普通のヘルメットならいざ知らず、
それなりにエアロであろう『AERO-R1』と比べてですからねぇ~
憶測ですけど、
海外の世界最高クラスのエアロヘルメットと同等、
もしくは上回ってしまっているんじゃないかと……
「でも『AERO-R1』にも空力を高めるオーバーシェルがあるじゃん」
そんなふうに思われるかもしれませんが、
実はこのオーバーシェルは派手な見た目とは裏腹に
それほど空力UPにはつながっていないのだそう(担当談)
なんでも『AERO-R1』の元々のエアフローが十分優れているので、
(=空気の流れがキレイ=空気抵抗が小さい)
オーバーシェルで穴を塞いだところで、空力ほとんど変わらないらしい。
話を伺った方の口ぶりから察して、せいぜいマイナス1w前後じゃないかと。
ですから『AERO-R1』+オーバーシェルと比較しても
『AERO-R2』の方が(おそらくエアパスプレート無し状態でも)「エアロ」は上。
こちらは通気性能のデータです。
42℃⇒35℃まで下げるのに要する時間はそれぞれ
- AERO-R1:133秒
- AERO-R2:127秒(-6秒)
- AERO-R2+エアパスプレート:130秒(-3秒)
ふむふむ……エアパスプレート装着しても『AERO-R1』より涼しいのか。
このデータは、
「ヘルメット内部の空気の流れをなるべくキレイにする」をとことん突き詰めれば、
「相反する空力性能&通気性能の両方を引き上げられる」ことを証明してますね(^^)!!
(「空気抵抗減=穴を塞ぐ」だけでは、通気性の犠牲を省みない浅いアプローチと言える)
天晴ですな。。。
ちなみにですが、上図のように
前面から入ってきた空気①~④は、後方の穴①~④へと抜けていきます。
そして『エアパスプレート』を取り付けた場合、
①の空気流が頭部へ当たらず、サーッと通過していくだけの構造となっています。
その他「ウェイクスタビライザー」「ボルテックスジェネレーター」「重量」
OGKが特許を持っている『ウェイクスタビライザー』なる機能。
英語だと「Wake Stabilizer」、直訳で「乱気流を安定させるもの」
『AERO-R2』ですと、赤丸がそのエリアです。
この技術はOGKが有する多くのヘルメットに採用されておりますが、
ご覧の通り、モデル毎に最適化されているため、その形状は一様ではありません。
………門外漢なんで分かりかねますが、
例えば「ヘルメット後部に乱気流を抑える形状・段差・パーツを施す」
みたいな大雑把な特許を取っているということなんですかね?
前作ではウェイクスタビライザー部分に配置されていた2本の”突起”
専門用語だと『ボルテックスジェネレーター』
『AERO-R2』では3本に増え、さらに前方へと移動。
この理由は、話によると
「『AERO-R1』よりも後部の尻すぼみの度合いが増してるので、
同じように後端に配置すると、効果的に機能しないんです」とのこと。
なるほどなるほどφ(。_。*)カキカキ
以上、エアロロードヘルメット界のホープ『AERO-R2』の分析でした!
【発売予定】6月下旬目標とおっしゃってました
【カラー】上記6色展開
【サイズ】3種類(XS/S、S/M、L/XL)
【税込価格】¥23,100(AERO-R1は¥20,900)
最後一つ、皆が気になっているであろう未公表の「重量」に関して。
調整中つきオフレコのため、伺った具体的な参考重量の明言は避けますけど、
残念ながら『AERO-R1』に比べて数十グラム重くなってしまうと思われます。
どうやらJCF(日本自転車競技連盟)のルールが変更され、
公認(一部レース/イベントで必須)を得るための安全基準のハードルが上がったらしく、
結果、これまで以上にぶ厚く作らざるを得ないのだそうです。
(この煽りを受けて超軽量『FLAIR』は廃版に。名作なんで在庫確保すべし!)
担「なんとか軽くしようと努力しているのですが…」
私たちライダーために 可能な限り良い製品を送り届けるべく、
『AERO-R2』の最終調整に 目下苦心されているご様子でした。
”今春発売予定”だったのが遅れているのも、頑張ってくれている証拠かと。
まぁ私は多少重くなろうが、買う未来に変更はないっす(笑)
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