松木です。

 

2021年Canyon『Ultimate CFR』ネクストレベル641gと謳っているけど…

代理店や小売店を挟まず、メーカー直接販売で中間マージンをカット。

ハイエンドフレームを他社よりも手頃な価格で購入できるキャニオン。

2021年モデルとして『Ultimate CFR(Canyon Factory Racing)』を発表。

 

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2020『Ultimate CF EVO』 VS 2021『Ultimate CFR』

canyon ultimate CF EVO 6kg

2020年モデルCanyon『Ultimate CF EVO Disc 10.0 LTD』5.99kg(Mサイズ、ペダル無し)

フレーム641g、フォーク285g、重量剛性値137

 

Canyon Ultimate CFR

2021年モデルCanyon『Ultimate CFR』6.2kg(Mサイズ、ペダル無し)

フレーム641g、フォーク285g、重量剛性値137

 

 

………って、フレームとフォーク同じじゃねぇか!!!

 

 

そう、この真実に関してメーカーは、
「『Ultimate CF EVO』を手本にした」とだけボソっと述べてはいるものの、
形状・重量・重量剛性比が完全一致。ゆえに両者は”同じ物”だと考えられます。

 

同じ物である裏付けとして、『Ultimate CFR』のプロモーションページにも
『Ultimate CF EVO』との違いを示す数値データは一切見当たりませんし、
並び立てている美辞麗句も『Ultimate CF EVO』の特徴を復唱しているに過ぎません。

 

2021年Canyon『Ultimate CFR』ネクストレベル641gと謳っているけど…

今回、MTBとロードの両方のハイエンドモデルに
『Ultimate CFR』のリニューアルしたネーミングが与えられました。

 

これまで似たようなモデル名(CF EVO>CF SLX>CF SL)を付けてきたせいで、
「全てCF~で分かりづらい!(そもそも長すぎ)」という意見も確実にあったのだと思いますね。
(例えば『Ultimate CF EVO 10.0 SL』とか)

そこで、最上位モデルを『CFR』とし、CF~シリーズから切り離したのかと。

 

ちなみに『Ultimate CFR』の名を冠したリムブレーキモデルは出ませんけど、
『Ultimate CF SLX』『Ultimate CF SL』のリム版は継続販売されるとのこと。

 

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ラインナップは、完成車2種類とフレームセット

【標準仕様】Ultimate CFR Di2 6.59kg/Mサイズ

Ultimate CFR Disc Di2

【フレーム】Ultimate CFR Disc
【コンポ】Dura-Ace Di2 R9170&R9150(BB86(92)、11-30T)(参考1931g)
【ホイール】新型DT Swiss ARC 1100 DICUT(50mm、公表1472g)
【タイヤ】Schwalbe Pro One TT 25mm(TLEチューブレスイージー、205g)
【ハンドル】Canyon CP10 Aerocockpit CF(320g)
【サドル】Fizik Antares Versus R1 Adaptive(幅139㎜/174g、幅149㎜/180g)
【シートポスト】Canyon S13 VCLS CF
【価格】819,000円(+送料19,200円+梱包箱2,300円+輸入消費税 819,000×0.6×0.08円)
【フレームセット】379,000円(付属パーツ:ハンドルCanyon CP20 Cockpit CF、シートポストSchmolke TLO UD Carbon)
【販売ページ】https://www.canyon.com/ja-jp/road-bikes/race/ultimate/ultimate-cfr/

 

【軽量&高級仕様】Ultimate CFR EPS 6.29kg/Mサイズ

Canyon Ultimate CFR

【フレーム】Ultimate CFR Disc
【コンポ】Campagnolo Super Record EPS(11-29T)(参考2087g)
【ホイール】DT Swiss ARC 1100 DICUT Mon Chasseral (24mm、公表1266g)
【タイヤ】Schwalbe Pro One TT Evo 25mm(TLEチューブレスイージー、205g)
【ハンドル】Canyon CP20 Cockpit CF(270g)
【サドル】Selle Italia SLR C59(幅128㎜/63g
【シートポスト】Schmolke TLO UD Carbon(ø27.2/350mm、87g
【価格】969,000円(+送料19,200円+梱包箱2,300円+輸入消費税 969,000×0.6×0.08円)
【販売ページ】https://www.canyon.com/ja-jp/road-bikes/race/ultimate/ultimate-cfr/

 

ちなみに2020年『Ultimate CF EVO』は、

【フレーム】Ultimate Evo Disc(Ultimate CFR Discと物は一緒)
【コンポ】
SRAM RED eTap(参考2242g)
【ホイール】DT Swiss ARC 1100 DICUT 25th anniversary edition(24mm、公表1265g)
【タイヤ】Continental Grand Prix TT 25mm
【他のパーツ】『Ultimate CFR』と同じ
【価格】1139,000円
【公表重量】5.99kg/Mサイズ
【実測重量】6.07kg/XSサイズ(「ディスク完成車5kg台」と言いたいがために”サバ読み”という咎を…)

 

2021年モデルはeTapじゃなくなったのは痛いですが(EPSで高級感を出したかったのでしょう)
「同じフレーム+同等のパーツ構成」で17万円も安くなっているのはNice(゚∇^d)

 

新型Canyon『Aeroad CFR』に期待

Canyon『Aeroad CFR』

ほうぼうで目撃されているエアロロードモデル『Aeroad』の新型。

全てのチューブの扁平度合が増していますし、
「ケーブルの内蔵」「ブレーキのフレームとの融合」が進んでいるのも見て取れます。

 

つまり”究極のエアロ”がコンセプトなのは間違いないでしょう。

 

もはや限界まで削ぎ落したUltimateシリーズの発展は一先ず置いといて、
どうやら今回は『Aeroad』の開発に注力したようですね!

 

「軽量化」や「運動性能」も向上させているのかは気になる所ですけど、
そう遠くない内に正式発表されそうですし、大いに期待して待ちましょうか(^^)

 

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