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松木です。

 

以前、Lightweightホイールを使っていた時期がありました。

 

やっぱりロード乗りとしては、
誰しもが憧れるホイールですし、
大枚はたいて試してみたんです。

 

その時、使用した印象を一言で表すなら、

 

 

”楽しくない”

 

 

期待していただけに、ち~んという感じでしたね(^^;

 

なぜそんな風に思ったのかを
今回、包み隠さず話すとしましょう。

 

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ライトウェイトの中身

先にライトウェイトホイールの基本知識を少し。

 

◆2017年度のラインナップ↓

Lightweight | 株式会社ポディウム
欧州製スポーツサイクルやパーツなどの輸出入・卸の株式会社ポディウムは、チネリ、オルベア、ハッチンソンなど欧州人気ブランドを多数取り扱っています。

 

◆リムの構造↓

 

強化ウレタン素材を充填した、
極薄のカーボンリムの重量は300g。

 

◆ハブの内部構造↓

Lightweight ライトウェイト スポーク

Lightweight ライトウェイト ハブ 分解図

 

竹スポークをハブに巻き付けるように配置させ、
1本の竹にスポーク2本分の役割を持たせています。

 

フリーハブの構造↓

 

フリーハブは、
FFWDやアイオロスなどと同じ「スターラチェット」で、
ここだけは唯一ありふれた構造を採用していますね。

ライトウェイトが突出している性能は”ある一点”だけ

Lightweight ライトウェイト ホイール

ライトウェイトは、その名前の通り「軽い」ホイールです。

 

とは言っても、
他のメーカーの台頭が目覚ましい今現在となっては、
ライトウェイトの重量は、驚くほど軽いってわけじゃありません。

 

 

それに、他の性能は、正直良くないです。

 

ブレーキの効きはカーボンリムの中でも「中の下」ですし、
50mmのディープリム形状も風を逃がすような設計になっておらず、
強い横風が吹くと、ハンドルが容赦なく持っていかれます。

 

特殊なスポークのせいでメンテナンス性も悪く、
何かの衝撃で振れが出てしまったり、スポークが折れたりしたら、
基本的に、もうホイールとしては終わり。

 

50万円のパーツが一瞬でパーになります。

 

 

ここまでデメリットの多いライトウェイトホイールが注目される理由。

 

それは「ある一点」の性能において
他のメーカーのホイールを凌駕し続けているから。

 

 

それが剛性/重量

 

 

ライトウェイトより軽いホイールを作ることは簡単ですが、
そうしたら、高速のコーナリングや、スプリントなどに耐えられない
へにゃへにゃなホイールになりますし、

 

逆に、ライトウェイトよりも剛性の高いホイールを組もうとすれば、
ライトウェイトよりもはるかに重くなってしまいます。

 

 

このライトウェイトにしか実現し得ない重量剛性比こそが、
ライトウェイトが唯一無二の存在のように扱われる最大の要因です。

ライトウェイトホイールの実際の使用感

僕は50mmハイトのチューブラー、
その「ノーマルモデル」と「オーバーマイヤーモデル」の両方を
使っていた経験があります。

 

Lightweight ライトウェイト ホイール インプレッション

 

確かに「踏み出しの軽さ」は、しっかり感じられました。

 

ゼロ発進とか坂道、
特にダンシングする際は、
さすがに気持ち良い。

 

 

ただ‥‥

 

 

それだけのホイールです。

 

 

僕は、ホイールに軽さも求めますが、
それ以上に乗っている際の「気持ち良さ」を重視します。

 

そして、その「気持ち良さ」は、
”巡航性”による部分が大きいんですが、
ライトウェイトホイールは、巡航性がかなり低い

 

 

ライトウェイトホイールは、
低速から一気に40km/hまでもっていくことは得意かもしれませんが、
その速度を維持するためには、力を込めて踏み続けないといけないんです。

 

最近のディープリムホイールだったら、
40km/hぐらい比較的簡単に維持できてしまいますから、
ライトウェイトの「50mmハイトにして巡航性が低い」というのは、
僕の中では、かなり致命的なものでした。

 

 

それ以外にも、
乗り心地は決して良くはないですし、
先ほど話した”ブレーキの効き”、”横風の弱さ”というデメリットもあります。

 

 

各性能に点数をつけるとすれば、

 

加速力:95点
乗り心地:50点
登坂力:90点
コーナリング:60点
ブレーキング:40点
操作性:40点
巡航性:40点

 

軽さと剛性から生み出される
「後ろから押されるような加速力」に特化させている分、
総合的なバランスは決して良いとは言えず、
気持ち良くない、乗りづらいホイールに感じました。

 

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まとめ

Lightweight ライトウェイト ホイール

 

かなり辛口なことを言ってしまいましたが、
もちろん「最高のホイール」だと豪語する人もいるでしょう。

 

事実、強豪ホビーレーサーの中には
Lightweightユーザーは少なくありません。

 

パーツに感じる印象は人それぞれです。

 

 

ただ、客観的に分析してみて
50万円以上を払ってでも買うべきホイールかと考えると、
そこまでの価値はないんじゃないでしょうか?

 

「Lightweightホイールを持っている」ってことで
高級車を乗っているような”満たされる所有欲”はありますし、

 

Lightweightホイールを履いているだけで一目置かれ、
ロードバイク仲間同士の中での”ステータス”は何となく高くなりますが、

 

そんなことは抜きにして、性能だけを冷静に見つめるならば、
以前紹介した『roval CLX 50』のほうが良いホイールだと、僕は思います↓

 

『「roval CLX 50」インプレ。2017年最強カーボンクリンチャーホイールの予感。』

 

重さを比べても、チューブラーモデルなら、
ライトウェイトと100gほどしか変わりませんし(^^)

 

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