松木です。
東京で開催されているサイクルモードで、
初披露されたOGK Kabutoヘルメット『FLAIR(フレアー)』。
Kabuto史上最軽量と謳っていて、
なんと”ヒルクライマー”がメインターゲットのヘルメットです!
今回、最注目アイテムの一つでしたから、徹底的に見てきました。
おそらく誰もが気になる実測重量も測っています(^^)
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OGK KABUTO史上最軽量『FLAIR』
「通気性」「軽量化」を意識して、
ベンチレーションの数は29もあります。
「FLAIR」に投入される主な”7つの技術”
- ”軽さ”と”衝撃吸収性”を両立した日本製高性能ポリスチレン
- 限界まで肉抜きされたポリカーボネイト製シェル
- ”軽さ”に特化したアジャスター「SLW-1」
- ”軽さ”を追求して、あご紐のアジャストロックを排除
- 全体にベンチレーションが設けられ、登坂中の低速域でも通気性が高い
- 目への汗の侵入を防ぐスウェットパッド
- 坂での上目使いしても、ヘルメット先端が視界を妨げないようにカット
模様のように見えるのは、シェルの肉抜きです。
くり抜かれた部分には、代わりにポリスチレンが埋められています。
これで3gの軽量化。
アジャストロックもなく、完全に縫われています。
アジャストロックとは、
耳たぶの下の合流位置を調整する機構のこと。
ここの調整は、特に必要って訳でもありませんから、
排除してシンプルにしてしまったんでしょう。
あご紐に極薄軽量素材を採用していることも合わせて、
あご紐全体では5gの軽量化を果たしています。
標準⇔軽量の仕様変更
『フレアー』は、
”使い勝手”と”軽さ”のどちらを重視するかで、
3種類の仕様変更が可能です。
一つ目が、おでこの汗をサイドへと流すスウェットパッドの有無。
ヘルメット内部からは若干浮いたフローティング構造になっていて、
おでこにピタッと密着してくれます。
これによってフィット感は上がりますし、
汗は確実にサイドへと流れてくれます(^^)
二つ目が、内部パッドの交換。
こちらが標準仕様で、虫の侵入を防ぐネットあり。
そして、こちらがネットを無くしたバージョン。
主に「通気性向上」が狙いではありますが、
わずかながら軽量化にも貢献します。
二つ目が、後頭部アジャスターの交換です。
通常は、ダイアル式のアジャスター「XF-7」で使いますが、
1gでも軽くしたいヒルクライムレース等では、
大胆に肉抜きし、ダイアルも廃止してしまった
決戦用アジャスター「SLW-1」に変更できます。
簡単に言えば、”頑丈なタイラップ”(笑)
「SLW-1」にすることで、12g軽量化できますが、
”耐久性”を考えると、普段は「XF-7」を使ったほうが無難です。
実測重量
さて、「フレアー」を購入するとなれば、
間違いなく実測重量は気になるはず。
もちろん自分も気になりましたので、
スタッフの方に了解を得て、スケールで測ってみました。
およそ170gだと言っていましたが、果たしてどうか‥‥
S/Mサイズ、スウェットパッド有り、ネットありパッド、ダイアルアジャスター。
フル装備の”使い勝手”を重視した仕様で184.6g。
S/Mサイズ、スウェットパッド無し、ネットありパッド、ダイアルアジャスター。
スウェットパッドを取り外した仕様は、7.1g軽い177.5gでした。
超軽量アジャスター仕様のものも測りましたが、
「そちらは発売までに微調整するかもしれないので控えて欲しい」
ということだったので書かないでおきます。
被り心地
実際にかぶってみて「見た目」「かぶり心地」なんかも確かめます。
サイドの張り出しの大きい”キノコ”にはならず、
全体的なデザインも悪くありません。
「見た目」に関しては合格(^^)!
そして、肝心の「かぶり心地」ですが、『AERO-R1』に近いと感じました。
日本人の丸型頭に合うように横幅はしっかり確保されていて、
ヘルメット前部と後頭部アジャスターで支えている感覚です。
頭と干渉して痛くなりやすい
側頭~頭頂の間の赤丸部分は
特に広めにスペースが取られていました。
「合わない」という人は限りなくゼロだと思われます。
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カラーラインナップ、価格
まずは6色のカラー展開でスタートします。
マットホワイト。
マットブラック。
マットレッド。
マットイエロー。
それから、写真はありませんが、マットブルー。
最後にGWG。
この奇抜なカラーリングが、通常ラインナップなのは驚きますね(^^;
『フレアー』の価格は、税抜19,500円。
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