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松木です。

 

【実験】アテにならないタイヤ幅の表記。「リム内幅」「タイヤの使用歴」でどれぐらい変わるのか?

サイドに表記されているタイヤ幅。

「測ってみると全然違う‥‥」ってなったことありませんか?

 

「ワイドリムホイールにはめると太くなる」

「タイヤがヘタレてくると膨張してくる」

 

こういったことは経験的に分かっていたのですが、

「リム内幅」「タイヤの使用歴」が、
実際、どれぐらいタイヤ幅に影響があるのかを正確には知りません。

 

【実験】アテにならないタイヤ幅の表記。「リム内幅」「タイヤの使用歴」でどれぐらい変わるのか?

そこで今回、
「リム内幅の異なる3種類のホイール」と
「新品と中古品の2種類のタイヤ」を用意し、
色んな組み合わせで、タイヤ幅を測定してみることにしました。

 

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使用するホイールとタイヤ、測定方法

【実験】アテにならないタイヤ幅の表記。「リム内幅」「タイヤの使用歴」でどれぐらい変わるのか?

エントリーナンバー1番『コスミックカーボンSL』。

ナローリムの代表で、リム内幅は13.6mm(外幅19.2mm)。

 

【実験】アテにならないタイヤ幅の表記。「リム内幅」「タイヤの使用歴」でどれぐらい変わるのか?

エントリーナンバー2番『Race Lite』。

増えてきたワイドなアルミリムホイールです。

リム内幅17.4mm(外幅23.0mm)。

 

【実験】アテにならないタイヤ幅の表記。「リム内幅」「タイヤの使用歴」でどれぐらい変わるのか?

エントリーナンバー3番『Aeolus 5 TLR』。

最近流行りのスーパーワイドなカーボンクリンチャー。

リム内幅は最大の19.5mm(外幅26.9mm)。

 

【実験】アテにならないタイヤ幅の表記。「リム内幅」「タイヤの使用歴」でどれぐらい変わるのか? コンチネンタル 4000sⅡ

そして、タイヤのほうは4000sⅡの23mm。

 

一方は新品、もう一方は1年近く前から使い始めた中古品。

中古のほうは、
「走行距離1500~2000km」
「ずっとホイールにはめられていた」
というもので、新品よりも少なからず膨らんでいると思われます。

 

【実験】アテにならないタイヤ幅の表記。「リム内幅」「タイヤの使用歴」でどれぐらい変わるのか? ノギス

7気圧まで空気を入れた状態にし、
ノギスで0.1mm単位まで測りました。

実験の結果

「3種類のホイール×2種類のホイール」の
計6パターンの測定結果を表にまとめました。

 

新品タイヤ 中古タイヤ
『Cosmic』
(内幅13.6mm)
22.9mm(基準)
(ポンピング25回)
23.4mm(+0.5mm
『Race Lite』
(内幅17.4mm)
24.8mm(+1.9mm
(ポンピング29回)
25.2mm(+2.3mm
『Aeolus』
(内幅19.5mm)
25.7mm(+2.8mm
(ポンピング31回)
26.2mm(+3.3mm

 

折角なので、新品の4000sⅡでのポンピング回数も数えておきました。

 

同じタイヤであったとしても
「ポンピング回数が多い=空気量が多い=乗り心地が良い」
というふうに言えるかと思います。

 

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結論と考察

【実験】アテにならないタイヤ幅の表記。「リム内幅」「タイヤの使用歴」でどれぐらい変わるのか?

測定結果から、次のことが分かりました。

 

  • 表記通りのタイヤ幅になるのは、通常のナローリムにはめた場合
  • タイヤ幅は「タイヤの使用歴」よりも「リム内幅」による影響のほうがずっと大きい
  • リム内幅が1mm広がると、タイヤ幅は0.4~0.5mm太くなる
  • それなりに使ったタイヤは、新品よりも0.5mm太かった

 

 

「リム内幅」によってタイヤ幅は全然変わってしまうんですね(^^;

このことを知らないと、思いがけずタイヤが太くなってしまいます。

特に、次の2つのケースに注意しないといけません。

 

タイヤの空気抵抗は馬鹿にできないという新常識

一つ目が「空力」

 

『タイヤの空気抵抗は馬鹿にできないという新常識』の記事で話しましたが、
「前輪の空力的に最適なタイヤ幅は、ホイール外幅-2mm」ということを狙って
外幅26.9mmのAeolusに25mmタイヤを付けるのはNGです。

 

実際、Aeolusの後輪には25mmタイヤをはめていますが、
28.5mmもの太さがあります。

23mmタイヤをはめても、25.7mmまで膨れ上がってしまいますから、
本当は22mmタイヤぐらいが空力学的には良いことになります。

 

【実験】アテにならないタイヤ幅の表記。「リム内幅」「タイヤの使用歴」でどれぐらい変わるのか? タイヤクリアランス

二つ目が「フレームとタイヤのクリアランス」の問題です。

 

25mmタイヤに対応していない数年前のフレームに、
最近のワイドリムホイールを装着しようとする場合には要注意。

 

23mmタイヤを履かせたとしても、
タイヤは簡単に25mm以上に膨れ上がりますから、
フレームに干渉する可能性があります。

 

クリアランスが十分に確保されていないと、
タイヤ、ゴミがフレームの塗装が削ってしまったり、
最悪小石なんかが詰まってホイールロックの恐れもあったりして危険です。

 

 

ですから、今回話したタイヤ幅の知識は
頭に入れておいて損は無いかと思います。

 

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