松木です。
ほうぼうのレースでは勝利を重ねていた梅ぴょん(一番左)ですが、
全国が注目するビッグレースのチャンピオンクラスでの入賞は初。
「死ぬまで自慢します!」と嬉しそうにしていましたが、
まだ若干19歳の伸び盛り。
”日本一”を射程圏内にとらえた走りを魅せた彼の
今後の更なる躍進が期待されます。
今回は、そんな梅ぴょんのマシン『SuperSix Evo Hi-Mod』をピックアップ。
サイコンあり、ボトル無しの状態で5.3kgという
「軽量化」に対して強烈なこだわりの詰まった一台となっています。
スポンサーリンク
梅川 陸選手の乗鞍決戦バイク『SuperSix Evo Hi-Mod』
フレーム:Cannondale『SuperSix Evo Hi-Mod』54サイズ
コンポーネント:SRAM『eTap』(クランク長175mm、スプロケ11-26T)
チェーンリング:Wolf Tooth『シングルチェーンリング』34T
ブレーキ:KCNC『C6』
ペダル:Shimano『PD-R9100』
ホイール:Lightweight『GIPFELSTURM』
タイヤ:Vittoria『Corsa Speed』23cチューブラー
ハンドル:ZIPP『SLC2』
バーテープ:CATEYE『シャイニー』0.4厚
ステム:KCNC『Team Issue』7075アルミ
シートポスト:フレーム純正品
サドル:fi’zi:k『Arione Versus Evo』カーボンレール
ボトルケージ:中華カーボン
ジャージ&ビブ:SUNVOLT『PROfitワンピース』
サイコン:Pioneer『SGX-CA500』
ヘルメット:Lazer『Z1』
シューズ:Giro『Empire ACC』
ソックス:Mavic『Haute Route』限定ソックス
フレームは実測800g強の「SuperSix Evo Hi-Mod」。
次期候補はAX-Lightness『Vial Evo Ultra』(バイアルエヴォウルトラ)だそう。
フレーム単体600g(52サイズ)、
フォーク265g(コラム未カット)という
おそらく市販されている世界一軽量なフレーム……
体重の軽い梅ぴょんだからこそ乗りこなせるであろう一台。
コンポは、SRAMのeTapです。
eTap:1914g
RED22:1736g
重量面ならREDのほうが優れているのですが、
”変速性能”と”スッキリした見た目”を重視してeTapをチョイス。
フロントは、乗鞍仕様のシングルギア。
チェーンリングは、シクロで根強い人気を誇る「ウルフトゥース」。
歯数は34T。
歯の高さがあることに加え、
「厚い歯⇒薄い歯」を繰り返すナローワイド設計で、
ちょっとやそっとの事ではチェーン落ちしません。
ちなみに、乗鞍チャンピオンクラス上位23人の
フロントギアの統計を取ってみたのですが、
〇✖✖〇✖〇〇〇✖✖〇〇〇〇〇✖〇〇〇✖✖✖〇
(1位から順に。〇:ダブル、✖:シングル)
ダブル60.9%、シングル39.1%となりました。
「軽量化」のため、FDやチェーンキャッチャーは排除。
多武峰(トウノミネ)朝練のステッカーが目につきます。
クランク長は175mm。
梅ぴょんは身長176cmで、脚も極端に長い訳ではなさそうですが、
「175mmのクランクが安くて。それからずっと175mmです。」
また、ポジションに関して”こだわり”が一切無く、
組み上げてもらった状態から、全くいじっていないという。
「特に問題無いので。変更して遅くなるのも嫌ですし。」
「調整しない」というのが、逆に”こだわり”と言えるかも(笑)
ペダルは「軽さ」より「軸の耐久性」を重視してデュラエース『PD-R9100』。
ホイールは、ヒルクライム界の申し子
ライトウェイト『GIPFELSTURM』。
(日本語読みは「ギップフェルシュトルム」又は「ギッフェルストーム」)
フロント440g、リア575g、合計1015g。
重量こそ意外と大人しい範囲で収まっているものの、
「リム高27mm+一体型竹スポーク+スポーク数20/24+前後とも結線」により、
1015gにしてあり得ないレベルの「高剛性」を獲得。
たとえ軽くても、たわんでパワーロスしてしまえば意味ありません。
その点、
「軽さ」と「剛性」を両立している『GIPFELSRUEM』は、
「実際に峠を最も速く登れるホイール」に仕上がっていると思います。
タイヤはビットリア『Corsa Speed』チューブラー。
Bicycle Rolling Resistanceのデータ中、堂々2位の速さを誇るタイヤ。
国内価格は16,200円とベラボウに高いですが、
海外通販だと半額ぐらいで買えますね(画像クリックでWiggleページへ)
ブレーキは、クライマー御用達のKCNC。
モデルはミドルグレード『C6』で、
実測225g(フネ、パッド、ナット込み)。
梅ぴょん曰く「ブレーキ効かないです!」
故に、ヒルクライムレースでのみ装着するのだそう。
ステムはKCNC『チームイシュー』。
「CNC切削7075アルミニウム合金」と「チタンボルト」によって
「剛性」を保ちつつ、徹底して無駄を削ぎ落として100mm/105gを実現。
このステムもクライマーの間では人気ですね(^^)
ハンドルはZIPP『SLC2』。
42サイズの公表が190gと、カーボンハンドルとしては最軽量クラス。
そして極め付けが、超希少なバーテープ『シャイニー』。
サイコンで有名なCATEYEが、10年近く前に販売していた幻の逸品。
自分が愛用しているOGK『BT-06』よりも更に薄い0.4mm。
触らしてもらった印象では、まぁビニテに近いですが(笑)、
UDカーボンのような質感がたまりませんね。
勝負服は、供給を受けるサンボルト『PROfitセパレートワンピース』。
シューズGIRO『Empire ACC』や
ソックスMavic『Haute Route(オートルート)』は、
梅ぴょんが所属する「大泉愛輪会」の水色に合わせたコーディネート。
また、ヘルメットはライトブルーのEPSが目を引くレイザー『Z1』。
Sサイズ190gと、ウェア類の「軽量化」にも抜かりありません。
スポンサーリンク