松木です。
昨日6月25日、青森県で開催された
『全日本選手権ロードレース2017』男子エリートは、
Team UKYOの畑中勇介選手が勝利しました。
念願の全日本ロード初優勝を支えた機材は何だったのか?
一緒に見ていきましょう。
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目次
2017年全日本選手権ロードレース優勝者の機材
フレーム:GARNEAU「GENNIX A1」
メインコンポ:DURA-ACE 9070(ブレーキのみR9100)
ペダル:DURA-ACE PD-R9100
ホイール:SHIMANO「WH-9000-C24-TU」
タイヤ:VITTORIA CORSA 25c
ハンドル:PRO「PLT」2017年モデル
ステム:PRO「VIBE」2017年モデル
サドル:ASTVTE「SKYLITE SR I-PROF」
パワーメーター:PIONEER
バーテープ:OGK「BT-02」
ボトルケージ:OGK「PC-3」
ジャージ&ビブ:ATLAS製カスタムオーダージャージ
ヘルメット:OGK「AERO-R1」
サングラス:OGK「PRIMATO」
グローブ:OGK「PRG-6」
シューズ:SHIMANO「SH-R315」
メインコンポとホイールは旧型デュラですね。
ホイールに関しては、
他のUKYO選手は「WH-R9100-C40-TU」を使っていますから、
あえて旧型の「WH-9000-C24-TU」を選んでいることになります。
C40はワイドリム化したことで、
わずかながら重く、軽快さが落ちたというようにも考えられ、
アップダウンの多い今回の全日本コースでは
「坂道に優れるC24のほうが向いている」と判断したのかしれません。
フレーム:GARNEAU「GENNIX A1」
ガノーには「ジェニックスR1」というオールラウンドモデルがあります。
アップダウンの多かった全日本ロード2017のコースでは、
「R1」のほうが相性が良さそうですが、「A1」を選択。
先日の「富士あざみライン」で圧勝した
オスカル・プジョルも「ジェニックスA1」でした。
つまり、”上りもこなせるエアロロードバイク”ということです。
シクロワイアードの「ジェニックスA1」紹介記事↓
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タイヤ:VITTORIA CORSA 25c
タイヤは現在プロでの使用率No.1のビットリア「CORSA」。
ジロ・デ・イタリアを優勝したトム・デュムランのバイクも「CORSA」でした。
科学的な実験によると、
”転がり抵抗”は、コンチネンタル「Competition」よりも上。
その上、”グリップ力”があるコンパウンド(ゴム素材)で、
路面に食いつく感じが強く、安心してコーナーを曲がれますし、
内蔵されるラテックスチューブのおかげで
”振動吸収性”が高く、乗っていて疲れにくいです。
およそロードバイクに必要とされる性能を高いバランスで備えており、
現時点でも最も「勝ちに近いタイヤ」だと思いますね。
でも、Wiggleだと尋常じゃなく安売りしているタイヤですw
画像クリックで「CORSA」クリンチャーのWiggle販売ページへ
画像クリックで「CORSA」チューブラーのWiggle販売ページへ
ハンドル:PRO「PLT」2017年モデル
ハンドルは、PROのセカンドグレード「PLT」。
Team UKYOでは、ほとんどの選手がこのモデルを使っています。
トップモデルの「VIBE」を選ばないのは、
「VIBE」にはコンパクトモデルしかないからか、
それとも重量のある「PLT」のほうが剛性が高いからでしょうか?
ステム:PRO「VIBE」2017年モデル
ステムはPRO「VIBE」2017年モデル。
前面と後端がエアロ形状になっています。
Di2ケーブルを内蔵できる仕組みになっています。
PRO「VIBE」ハンドルと組み合わせないといけないとか、
フォークはツライチで切らないといけないなどの制約はあるものの、
この見た目は、かなりカッコいいと思いますね。
シマノプロ VIBE ステム -10°1-1/4インチ 31.8mm
サドル:ASTVTE「SKYLITE SR I-PROF」
サドルは、ASTVTE(アスチュート)。
ASTVTEは「SKYLINE」と「STAR」という2種類があって、
”穴の有無”、”ロゴの有無”、”サドル幅”、”レール素材”、”滑り止め加工”などで
ちょっとずつ名前が変わります。
ちなみに、チーム右京が使っているのは、
「SKYLITE SR I-PROF」(カーボンレール、穴無、ロゴ有)のチーム限定カラーです。
Wiggleだと近いモデルが32%offになっていますね↓(画像クリック)
バーテープ:OGK「BT-02」
バーテープはOGKの「BT-02」。
非常に細かい溝のおかげで滑りにくくなっている、
全天候型タイプのバーテープです。
コルクよりは多少薄くてダイレクト感があり、
レースシーンでは特に人気がありますね。
ヘルメット:OGK「AERO-R1」
最近、この「AERO-1」が色んなチームに供給されていて、
プロレースシーンでよく目にします。
OGK「AERO-R1」のインプレ記事↓
OGK KABUTO初のエアロロードヘルメット『AERO-R1』をインプレ 【サイクルモード2016】
「AERO-TL」に匹敵する”空力性能”と
S/Mサイズで210gという”軽さ”、
その上、”安い”というのも受けている理由ですね。
ジャージ&ビブ:ATLAS製カスタムオーダージャージ
ジャージは、台湾の「ATLAS」社製のカスタムオーダーです。
日本のプロチームでは唯一ではないでしょうか?
ちなみに現在のJプロチームトップ5のジャージメーカーは下の通りです。
- マトリックス:パールイズミ
- 宇都宮ブリッツェン:パールイズミ
- シマノレーシング:シマノ
- 愛三工業:シマノ
- 那須ブラーゼン:パールイズミ
あとオーダージャージで人気なのは、
ブリジストンアンカーが着る「WAVE ONE」や
アマチュア強豪選手の着用率が異様に高い「サンボルト」など。
Team UKYOのジャージは「Yahoo!ショップ」から購入できます(画像クリック)
シューズ:SHIMANO「SH-R315」
シューズは、シマノのカスタムフィット対応の「SH-R315」ですが、
2011年に発売された、かなり前のモデルです。
「SH-R315」⇒「SH-R320」⇒「SH-R321」⇒現行「SH-RC900」
自分もボントレガーの2012年モデルのシューズを使い続けていますが、
畑中選手も「SH-R315」には強いこだわりがあるんだと思います。
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