松木です。
ツアー・ダウンアンダー第二ステージは、
パトリック・ベヴィン(CCCチーム)がステージ優勝。
前回同様、各チームのバイクをピックアップしていきましょう(^^)
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目次
CCCチーム×GIANT『TCR Advanced SL』
フレーム:GIANT『TCR Advanced SL』
コンポ:Shimano『Dura-Ace R9150』
クランク:Shimano『FC-R9100-P』
ハンドル&ステム:GIANT『Contact SLR』&『Contact SL』
バーテープ:GIANT『Stratus Lite』
ホイール:GIANT『SLR0 42』
タイヤ:Vittoria『Corsa』25cチューブラー
ペダル:Shimano『PD-R9100』
サドル:GIANT『Contact SLR』
ボトルケージ:GIANT『Airway Sport』
サイコン:GIANT『Neos Track』
パワーメーター:Shimano『FC-R9100-P』
2007~2018年と息の長かったBMCレーシングが、
BMCのスポンサー撤退によって、新生CCCチームへと。
チームの主力選手であるリッチー・ポートは移籍し、
フレームもBMCからGIANTへと変わるなど、
2019年に大改革があったチームの一つです。
フレーム・コンポ以外のパーツは、
8割方GIANT製品で固められております。
(GIANTのチューブラーが存在しないため、タイヤはVittoria製)
ステムとボトルケージが最上位モデルではないのは、
おそらく「剛性」「耐久性」を考慮しての選択かと。
唯一GIANT製品の使用を控えている箇所がパワーメーター。
「スポンサーの関係」か、それとも「性能の信頼性」を優先してか、
GIANTのパワーメーター『Power PRO』は装着されていません。
ディメンションデータ×BMC『Teammachine SLR01 Disc』
フレーム:BMC『Teammachine SLR01 Disc』(乗車インプレ)
コンポ:Shimano『Dura-Ace R9170』11-28T、ローターF160mm/R140mm
クランク:Rotor『2inPower』170mm+真円『noQ』54-39T
チェーン:KMC『X11SL Ti』
ハンドル&ステム:ENVE『Aero Road』& BMC『ICSステム』
バーテープ:Joystick
ホイール:Enve『SES 5.6 Disc』(ステージによりリムハイトを使い分ける)
タイヤ:Vittoria『Corsa』25cチューブラー
ペダル:Shimano『PD-R9100』
サドル:Selle Italia『SP-01 Boost』
ボトルケージ:Tacx『Ciro(サイロ)』
サイコン:Garmin『Edge 520』
パワーメーター:Rotor『2inPower』
車体重量:7.32kg(54サイズ)
【2018年⇒2019年の使用フレームメーカー】
CCCチーム(旧BMCレーシング):BMC⇒GIANT
ディメンションデータ:Cervelo⇒BMC
チームサンウェブ:GIANT⇒Cervelo
非常にややこしや……
バーテープはJoystick。
プレステのコントローラーを思い出す名前ですが(笑)、
カナダのMTBブランドで「グリップ力」の高さが売り。
Lizard Skinsに似た”モチモチ系”の触り心地です。
2018年7月にUCIがディスクブレーキを解禁したことにより、
2019年からはディスクを採用するチームが激増しています。
そのローターサイズに着目すると、
前160mm、後140mmという組み合わせのチームが多数派。
自身でディスクブレーキで走ってみた感触では、
フロント140mmだと効きが足りず、逆にリア160mmだとロックしてスリップしやすい。
その故「前160mm、後140mm」なのでしょうね。
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EFエデュケーションファーストプロサイクリング×Cannondale『SystemSix』
フレーム:Cannondale『SystemSix』(『SuperSix EVO』と使い分ける)
コンポ:Shimano『Dura-Ace R9170』
クランク:Cannondale SISL+FSAエアロチェーンリング
スプロケ:Shimano『CS-R8000』11-30T(「耐久性」や「変速性能」を考慮してのチョイス)
ハンドル&ステム:FSA『Energy』& FSA製ステム
バーテープ:Prologo
ホイール:Vision『Metron 55 Disc』(ステージによりリムハイトを使い分ける)
タイヤ:Vittoria『Corsa』25cチューブラー
ペダル:Shimano『PD-R9100』
サドル:Prologo
ボトルケージ:Tacx『Ciro』
サイコン:Garmin『Edge 1030』
パワーメーター:Power2Max
『SystemSix』は、確かに平地なら最速に近いバイクですが、
「乗り心地」や「重量」が邪魔をして”万能なエアロロード”とまでは言えず……
そのために『SuperSix EVO』との使い分けは必須。
こちらはディスクブレーキではないことから、
チームとしては”リムブレーキ派”なのだろうと読み取れます。
(『System Six』はディスクONLYで仕方なく)
昨年までパワーメーターにはSRMが装着されていましたが、
今年からスポンサーがPower2Maxに変わった模様。
数年前までは、SRMがパワメ占有率No1だったイメージですが、
今回18チーム中、SRMを取り付けているのは僅か2チームのみ。
精度の申し分ないパワーメーターを各メーカーが開発した結果、
今やSRMでないといけない理由が、特に無くなったのでしょう。
EFエデュケーションは、選手らが身に付ける装備も一新。
まず、ヘルメットのPOC『Ventral Spin』は、
ベンチレーションが増えて冷却性能が向上した新型『Ventral Air』に。
そして、ウェア類もRaphaがウェアサプライヤーに付き、
集大成となるレーシングモデル『ブラックアウト』を開発。
上記のブラックカラーが先日販売開始されたものの、既に全サイズ完売。
RCC会員の方々が、即座に購入に走られたのだと思われます。。。
グルパマ・FDJ×Lapierre『Aircode SL Ultimate』
フレーム:Lapierre『Aircode SL Ultimate』(『Xelius SL Ultimate』と使い分ける)
コンポ:Shimano『Dura-Ace R9150』
ハンドル&ステム:PRO『Vibe』
バーテープ:PRO『Sports Control Team PRO』
ホイール:Shimano『WH-R9100-C60-TU』(ステージによりリムハイトを使い分ける)
タイヤ:Continental『Competition Pro LTD』25cチューブラー
ペダル:Shimano『PD-R9100』
サドル:Prologo『Nago Evo CPC Airing』カーボンレール
ボトルケージ:Elite『Custom Race Plus』
パワーメーター:Shimano『FC-R9100-P』
Shimanoとのつながりが強いFDJ(エフデジ)。
タイヤ、サドル、ボトルケージ以外のパーツは全てShimano/PRO製品。
サドル、ボトルケージもPROで揃えれば統一感は増しますが、
「スポンサー契約を結ぶメーカーは多い方が良い」といった
チーム予算面での事情もあったりするのかもしれません。
カチューシャ・アルペシン×Canyon『Aeroad CF SLX』
フレーム:Canyon『Aeroad CF SLX』
コンポ:Sram eTap 12速無線『Road AXS』
ハンドル&ステム:一体型Canyon『H36 Aerocockpit CF』
バーテープ:Canyon
ホイール:ZIPP『303 Firecrest Disc』(『454 NSW』と使い分ける)
タイヤ:Continental『Competition Pro LTD』25cチューブラー
ペダル:LOOK『Keo Blade Carbon』
サドル:Selle Italia
ボトルケージ:Tacx『Ciro』
パワーメーター:Quarq(クオーク)
2017年よりアルペシンがスポンサーに加わったカチューシャ・アルペシン。
ホイールZIPP、パワーメーターQuarqは、どちらも18チーム中唯一。
無線12速コンポSRAM『Road AXS』を
取り付けている数少ないチームでもあり(他にはトレック・セガフレード)、
全体のパーツ構成は、なかなかに独創的だと言えますね(^^)
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松木様
続報ありがとうございます。 新機材の話はそれだけでワクワクしますね。
ディスクとリムと。 まだディスク一色にはならないようで安心しましたw。
個人的にはsystem-sixがどの程度の成績を残すのかが興味があります。
いつもありがとうございます!