松木です。
2021年Pinarello『Prince(プリンス) FX』が発表されました(⇒HP、シクロワイアード)
”Dogma F10⇒Dogma F10のテクノロジーを踏襲した2019 Prince FX
⇒Dogma F12⇒Dogma F12のテクノロジーを踏襲した2021 Prince FX”
この一連の流れの中で生まれてきた今回の新型。
「前作との違い」「F12との違い」を中心に見ていくことによって
「2021年プリンスFXとは一体何なのか?」を上手く知ることが出来るはずです。
【2019 PRINCE FXの特徴】
【2019 PRINCE DISKのインプレッション】
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『プリンスFX Disk』新旧比較
パッと見だとかなり似てますな……(上:2019、下:2021)
両者の違いをピックアップしてみましょう!
- 全体的にエッジ、流線美が強調されている
- 上のTiCR(Total Internal Cable Routing)ハンドル&ステム(かTalon Ultra)を使えば、
ケーブルを完全内蔵化(空気抵抗85%減)(通常ハンドル&ステム使用可) - ケーブルの通り道を作るために、上側ヘッドベアリング1″1/8⇒1″1/2大口径化
- フレーム形状、アシンメトリックデザインの最適化
- ラインナップはディスクブレーキのみ
2019年モデルではここまで鋭い「エッジ」は効いていませんでした。
これらは「空力」を高めると同時に「ルックス」も良くしています。
上部ヘッドベアリングの大口径化は、
主に「ケーブルの通り道確保」のために行われました。
その副産物として「整流効果」「剛性UP」のオマケ付き。
それから、外見上では判別できない
「形状、アシンメトリックデザインの最適化」がフレーム全体に施されています。
・左側フォーク、チェーンステイをディスクに最適化⇒ブレーキがより強力に効く
・フォークの上部のボリュームUP⇒エアロダイナミクスの向上
・ダウンチューブの横を3mm広く、縦を狭く⇒「剛性」を保ちつつ縦方向の「快適性」UP
・チェーンステイ形状の見直し⇒「剛性」10%UP
・若干ハンドルが近く、高くなったジオメトリー⇒「乗りやすさ」を考慮
なるほどなぁ~
細かく見けば、外見以上に2019と2021のPrince FXは別物だと分かりました。
【その他スペックの違いまとめ】
2020 プリンスFX |
2021 プリンスFX |
2020 プリンス |
2021 プリンス |
|
カーボン素材 | T900 3K | T900 3K |
T700 12K | T700 UD |
ブレーキ仕様 |
リム ディスク |
ディスクのみ | リム(ノーマル) ディスク |
リム(ダイレクトマウント式) ディスク |
フレームセット 税抜価格 |
Disc ¥475,000 リム¥455,000 |
¥469,000 | Disc ¥295,000 リム¥275,000 |
Disc ¥369,000 リム105完成車のみ ¥389,000 |
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2021 Prince FXとDogma F12の違い
2021 Prince FXに比べて
Dogma F12の方が「エッジ」「流線美」はキレている印象なものの、
この2つは相当似ていますね(上:2021 Prince FX、下:Dogma F12)
主な違いは上に示すぐらいしか無く、
「2019 Prince FX≠2021 Prince FX≒Dogma F12」
この関係にあるのが分かります。
「Dogma F12 Diskは超絶カッコ良くて欲しいんだけど、
”硬くてレーシーな乗り味”は自分に合わないかもしれない。。。
……ていうか、そもそも価格がシャレになってないしww(フレーム80万オーバー)」
きっと多いであろう、このニーズを満たすものこそが2021 Prince FXでしょう。
Dogmaシリーズには一貫して「うっひゃ~硬っった!」と打ちのめされてきた身としては、
ピナレロの中だと、この2021 Prince FXが最も良い感触が得られるような気がします(^^)
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はじめまして。
機材選びなど参考にさせて頂いております。
更新を待っておりました。
色々あるとは思いますが、応援しております。
ご自愛ください。
ヨウスケさん、優しいお言葉有難うございますm(__)m そういって下さる方がいる限り、参考にして頂けるよう更新し続けていくつもりです。