松木です。

 

コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

現在、ホイールにはコンチネンタル『GP4000 RS』25cを履かせてます。

ツール・ド・フランスの期間にだけ製造されていた限定クリンチャー。

 

 

まあ~これが良い具合なんですね!

 

 松木です。 ヨーロッパのほうの通販サイトで、”ツール・ド・フランス スペシャルエディション”として、コンチネンタル『4000 RS』なる新型タイヤが発売されています。 RSは「Renn Spec」の略。ドイツ語で”レース仕様”を意味する頭文字です。  1年ほど前、上の記事で「コンチネンタルの新型タイヤが試されている」という話をしましたが、それが、一般向けに形となったものだと考えられますね。 【『GP4000 RS』の関連記事】  コンチネンタル『GP4000 RS』と『GP 4000s Ⅱ』の比較 スペッ...

 

 松木です。 お馴染みBicycle Rolling Resistanceが、『GP4000 RS』を対して「転がり抵抗・耐パンクテスト」を実施。 その結果を公表しました。 Continental(コンチネンタル) Grand Prix 4000 RS 700×25c(622) Limited Edition (1本) posted with カエレバContinental(コンチネンタル)Amazon楽天市場Yahooショッピング 『GP4000s Ⅱ』比で転がり抵抗-15%と豪語されていますが、果たして本当なのでしょうか? 気になるテスト結果を見ていきましょう。 【関連記事】  実験方法https://yout...

 

以前にも『GP4000 RS』に関する記事を上げましたが、
今回は実走して感じたこと、つまり”インプレッション”です。
(上の記事の内容は繰り返さないので、ぜひ先に読んでおいて下さい)

 

『GP4000 RS』の前に使っていた
同社『GP TT 』『GP4000s Ⅱ』タイヤとも比較しながら
話していこうかと思います(^^)

 

スポンサーリンク

実測重量測定 &『4000s Ⅱ』との外観の違い

実測重量測定、『4000S Ⅱ』との外観の違い コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感実測重量測定、『4000S Ⅱ』との外観の違い コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

2本測定。204.3g207.3g(カタログ値215g)

 

アラミド繊維より強靭な耐パンクベルト
『ベクトランブレーカー』が入っているため、

200gを下回るような超決戦用タイヤほどではないにしろ、
市販される25cクリンチャーの中では、十分に軽量。

 

 

続いて、通常版『4000s Ⅱ』と見比べてみます。

 

コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

左『4000 RS』、右『4000S Ⅱ』。

 

コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

完全一致(笑)

触った感触も同じで、やはり同素材のゴムが使われている模様。

 

違いは「接地面の厚さ」のみ(側面は両モデルとも同厚)で、
厚さの実測値は『4000 RS』2.3mm、『4000s Ⅱ』2.9mmです。

実走インプレッション

転がり抵抗:4.5点/5点満点

コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

”サ-ッ”と進んでいく、気持ちイイ滑走感!

 

一部メーカーのタイヤに感じられる”ネットリ”とした接地感、
「転がり抵抗」の低いタイヤに感じられる引きずられるような減速感、

いずれも『4000 RS』にはありません。

グリップ力:5点/5点満点

グリップ力 コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

「グリップ力」は最高レベル。

 

”ガッシリ”と路面に食いついてくれる感覚があり、
高速コーナーでも、スリップする恐怖を感じずに車体を傾けられる!

 

結果、「安全」かつ「スムーズ」にコーナーをクリアできるため、

コーナーに苦手意識のある自分としては、
計り知れないアドバンテージを感じている所ですね(^^♪

乗り心地・振動吸収性:4点/5点満点

乗り心地・振動吸収性 コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

具体的に「乗り心地・振動吸収性」というのは、

  • 地面からどれだけ微振動を感じるか
  • 地面の凹凸で跳ねる感覚があるか

 

Vittoria『Corsa』などは、
はっきり「乗り心地・振動吸収性」が高いと感じられたりするのですが、

基本的に、「乗り心地・振動吸収性」に関しては、
タイヤそのものよりチューブの素材 」「空気圧設定」のほうが遥かに重要
だと、個人的には考えています。

 

その考え方を前提とした上で、
あえて『4000 RS』の「乗り心地・振動吸収性」に評価を付けるならば”並”

可もなく不可も無く。

 

微振動を極端にカットしてくれるような特殊性能は備わってませんし、
逆に「ゴツゴツと跳ねやすくて乗りづらい…」ということも全く無し。

耐パンク性:4点/5点満点

まだ十二分に距離を乗っていないとは言え、
「耐パンク性」に関しては、特に問題無いでしょうね。

 

耐パンク性 コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

かなり薄い『GP TT』を1500~2000km使用してきましたが、
(運が良かったのもあるかもしれないものの)
パンクの憂き目に遭うことは、一度たりともありませんでした。

 

コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

この『GP TT』に比べれば、
『4000 RS』の方が幾分か厚め(接地面+0.4mm、サイド+0.1mm)。

 

それに、Bicycle Rolling Resistanceのテスト結果を見ても、
『GP TT』8(接地面)/4(サイド)、『4000 RS』9/4となっていて、
「『4000 RS』のほうが突き刺しパンクは起こりにくい」ことが伺えます。

 

 

ですから、『4000 RS』はレーシングクリンチャーの中では、
パンクに関して、十分安心できる部類に入るかと思われます。

 

スポンサーリンク

『GP TT 』『4000s Ⅱ』との比較

 松木です。 タイヤの「速い、遅い」を決める際に注目されるのは十中八九が”路面抵抗”ですが、実は、前輪に関しては”空気抵抗”がかなり重要だという話です。 以前、下の記事で路面抵抗の低いタイヤを検証しましたが、「空気抵抗」を考えた際、最速のクリンチャータイヤは変動してしまいます。『世界最速のクリンチャータイヤを決める。』 Cycling WEEKLYの記事「タイヤの空気抵抗の影響は?」 かなり面白い記事なんですが、すべて英語なので、要点だけいくつか挙げてみます。  タイヤの空気抵抗を考え...

 

上の記事で話した通り、「最速」を目指した結果が、

フロント『4000s Ⅱ』23c+リア『GP TT』25c

 

……ただ、この組み合わせにも多少問題を感じておりまして、

 

【使用機材】伊吹山ヒルクライムで準優勝できた『Cervelo S5』7.1kg タイヤ 4000s Ⅱ

『4000s Ⅱ』23c(実測204g)

【転がり抵抗】〇〇〇◑
【エアロ】〇〇〇〇〇
【グリップ力】〇〇〇〇
【快適性・振動吸収】〇〇〇
【耐パンク性】〇〇〇〇◑

 

『4000s Ⅱ』23cに関しては、
細いが故に「快適性・振動吸収」が25cよりも劣り、

 

『GP TT』25c(実測195g)

【転がり抵抗】〇〇〇〇〇
(【エアロ】〇〇〇)※後輪用だったため、ほぼ気にしなくていい
【グリップ力】〇〇〇◑
【快適性・振動吸収】〇〇〇〇
【耐パンク性】〇〇〇

 

『GP TT』25cの方は、(合格レベルではあったものの)
「グリップ力」「耐パンク性」にやや不安を感じていたんですね(^^;

 

 

コンチネンタル GP4000 RS タイヤ インプレッション continental 重量 レビュー 使用感

『GP4000 RS』25c(実測204.3g/207.4g)

【転がり抵抗】〇〇〇〇◑
【エアロ】〇〇〇〇
【グリップ力】〇〇〇〇〇
【快適性・振動吸収】〇〇〇〇
【耐パンク性】〇〇〇〇

 

全項目4点以上で、一片の死角も無し。

 

「もしや理想のクリンチャータイヤなのでは?」

 

発表当時からそんな予感がしていましたけど、
実走してみて、それが確信へと変わりました。

 

”ツール限定モデル”ということで、
近い内に市場から消える運命にあるタイヤですから、
まだ残っている内にストックしておこうと思います。

 

スポンサーリンク