松木です。
現在、ホイールにはコンチネンタル『GP4000 RS』25cを履かせてます。
ツール・ド・フランスの期間にだけ製造されていた限定クリンチャー。
まあ~これが良い具合なんですね!
以前にも『GP4000 RS』に関する記事を上げましたが、
今回は実走して感じたこと、つまり”インプレッション”です。
(上の記事の内容は繰り返さないので、ぜひ先に読んでおいて下さい)
『GP4000 RS』の前に使っていた
同社『GP TT 』『GP4000s Ⅱ』タイヤとも比較しながら
話していこうかと思います(^^)
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目次
実測重量測定 &『4000s Ⅱ』との外観の違い
2本測定。204.3gと207.3g(カタログ値215g)
アラミド繊維より強靭な耐パンクベルト
『ベクトランブレーカー』が入っているため、
200gを下回るような超決戦用タイヤほどではないにしろ、
市販される25cクリンチャーの中では、十分に軽量。
続いて、通常版『4000s Ⅱ』と見比べてみます。
左『4000 RS』、右『4000S Ⅱ』。
完全一致(笑)
触った感触も同じで、やはり同素材のゴムが使われている模様。
違いは「接地面の厚さ」のみ(側面は両モデルとも同厚)で、
厚さの実測値は『4000 RS』2.3mm、『4000s Ⅱ』2.9mmです。
実走インプレッション
転がり抵抗:4.5点/5点満点
”サ-ッ”と進んでいく、気持ちイイ滑走感!
一部メーカーのタイヤに感じられる”ネットリ”とした接地感、
「転がり抵抗」の低いタイヤに感じられる引きずられるような減速感、
いずれも『4000 RS』にはありません。
グリップ力:5点/5点満点
「グリップ力」は最高レベル。
”ガッシリ”と路面に食いついてくれる感覚があり、
高速コーナーでも、スリップする恐怖を感じずに車体を傾けられる!
結果、「安全」かつ「スムーズ」にコーナーをクリアできるため、
コーナーに苦手意識のある自分としては、
計り知れないアドバンテージを感じている所ですね(^^♪
乗り心地・振動吸収性:4点/5点満点
具体的に「乗り心地・振動吸収性」というのは、
- 地面からどれだけ微振動を感じるか
- 地面の凹凸で跳ねる感覚があるか
Vittoria『Corsa』などは、
はっきり「乗り心地・振動吸収性」が高いと感じられたりするのですが、
基本的に、「乗り心地・振動吸収性」に関しては、
タイヤそのものより「チューブの素材 」「空気圧設定」のほうが遥かに重要
だと、個人的には考えています。
その考え方を前提とした上で、
あえて『4000 RS』の「乗り心地・振動吸収性」に評価を付けるならば”並”。
可もなく不可も無く。
微振動を極端にカットしてくれるような特殊性能は備わってませんし、
逆に「ゴツゴツと跳ねやすくて乗りづらい…」ということも全く無し。
耐パンク性:4点/5点満点
まだ十二分に距離を乗っていないとは言え、
「耐パンク性」に関しては、特に問題無いでしょうね。
かなり薄い『GP TT』を1500~2000km使用してきましたが、
(運が良かったのもあるかもしれないものの)
パンクの憂き目に遭うことは、一度たりともありませんでした。
この『GP TT』に比べれば、
『4000 RS』の方が幾分か厚め(接地面+0.4mm、サイド+0.1mm)。
それに、Bicycle Rolling Resistanceのテスト結果を見ても、
『GP TT』8(接地面)/4(サイド)、『4000 RS』9/4となっていて、
「『4000 RS』のほうが突き刺しパンクは起こりにくい」ことが伺えます。
ですから、『4000 RS』はレーシングクリンチャーの中では、
パンクに関して、十分安心できる部類に入るかと思われます。
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『GP TT 』『4000s Ⅱ』との比較
上の記事で話した通り、「最速」を目指した結果が、
フロント『4000s Ⅱ』23c+リア『GP TT』25c
……ただ、この組み合わせにも多少問題を感じておりまして、
『4000s Ⅱ』23c(実測204g)
【転がり抵抗】〇〇〇◑
【エアロ】〇〇〇〇〇
【グリップ力】〇〇〇〇
【快適性・振動吸収】〇〇〇
【耐パンク性】〇〇〇〇◑
『4000s Ⅱ』23cに関しては、
細いが故に「快適性・振動吸収」が25cよりも劣り、
『GP TT』25c(実測195g)
【転がり抵抗】〇〇〇〇〇
(【エアロ】〇〇〇)※後輪用だったため、ほぼ気にしなくていい
【グリップ力】〇〇〇◑
【快適性・振動吸収】〇〇〇〇
【耐パンク性】〇〇〇
『GP TT』25cの方は、(合格レベルではあったものの)
「グリップ力」「耐パンク性」にやや不安を感じていたんですね(^^;
『GP4000 RS』25c(実測204.3g/207.4g)
【転がり抵抗】〇〇〇〇◑
【エアロ】〇〇〇〇
【グリップ力】〇〇〇〇〇
【快適性・振動吸収】〇〇〇〇
【耐パンク性】〇〇〇〇
全項目4点以上で、一片の死角も無し。
「もしや理想のクリンチャータイヤなのでは?」
発表当時からそんな予感がしていましたけど、
実走してみて、それが確信へと変わりました。
”ツール限定モデル”ということで、
近い内に市場から消える運命にあるタイヤですから、
まだ残っている内にストックしておこうと思います。
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いつも楽しくブログを読ませてもらってます。
この度、こちらのGP4000 RSのブログを読み、タイヤを購入しまして、重量を計測したところ 225g程 ありました。
二本ともその程度ありました、多少の重量差はあると思いますが 20gも差がでちゃうものでしょうか?
横山さん、はじめまして。
ブログ読んでいただけているようで有難うございます(^^)!
製造場所やロットの違いで、タイヤの重量差が出ることは、
そこまで珍しいことではありません。
公表重量+10gなら十分ありえるケースですが、
4000RSに関して、私自身初耳ですね……
ご返信ありがとうございます、すいません
気づきませんでした。
その後 タイヤを返品し207g208gを別の店で重量を測ってもらい購入しました。
と、交換を楽しみにしていたら5000が発表されました 笑。なんか5000の方が評判いいみたいですね。
5000の実走インプレも聞きたいですね
新型cervlo s5も気になっています
ご返事ありがとうございました。
4000RSなら重量は軽いですし、まだ登りにおいてのみ5000よりも若干分がありそうですね(^^)
オールラウンド&ヒルクライム兼用として、4000RSは今でも良い選択だと思うのですが、ヒルクライムレースはGP TT、それ以外では5000と使い分けるのがベストではあるのかなと。
それから新型S5が気になるとのことですが、実はお借りできることになっていまして、いずれ徹底インプレする予定です。
アドバイスありがとうございます。
S5のインプレ楽しみにしております。