今月頭に正式発表された
GIROの新型ヘルメット『ECLIPSE』(エクリプス「(日/月)食」)
先日紹介したKABUTO『AERO-R2』と共に目を付けてたんで、
サイクルモードでしっかりチェックしてきましたよ~(^^)
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目次
ジロ『ECLIPSE SPHERICAL AF(アジアンフィット)』
エアロ性能は世界最高レベル
GIROのエアロロードヘルメット『VANQUISH』(左:ヴァンキッシュ)
の後継モデルに位置付けられ、それよりも軽くてエアロ。
そしてGIROのロードヘルメット『AETHER』(右:イーサー)と並ぶほどに
軽く(+5g)、かつ涼しい(VANQUISH:85.1%、ECLIPSE:89.3%、AETHER:89.8%)
「エアロ性能」に関しては、40km/hで4時間(160km)走って
『AETHER』比-163.5秒、『VANQUISH』比-60.4秒。
これは出力換算でおよそ-8wと-3wに相当します。
以前に取り上げたベロドローム実走テストにて
「VANQUISHはBALLISTAと同等。EVADE ⅡやTRENTA 3Kには劣る」
という結果が出ておりました。
このテスト結果と上の棒グラフを照らし合わせて推測するに、
棒グラフで具体名を伏せられている「CLOSEST COMPETITOR」というのは、
この『EVADE Ⅱ』か『TRENTA 3K』のことである可能性が高いです。
ですから
『ECLIPSE』は世界最高クラスのエアロ性能を誇る
と考えられますね(^^)
MIPSの一歩先を行く『スフェリカル』テクノロジーとは?
名前にも付いているMIPSの一種「Sphericalテクノロジー」
通常は左のようなレイヤーをヘルメット内側に取り付け、
ハンモックみたいな構造になっているのが一般的です。
ですが、この「スフェリカル」というのは
右のようなシェルの二層構造となっておりまして、
下の動画のようにスライドすることで衝撃を逃がしてくれます。
おおぉ~~、初めて触りましたけど、こりゃ面白い( ゚Д゚)ホエ~
ちなみに、レイヤー式と比較して次のメリットがあります。
- 内外のシェルの硬さを変えていることで、幅広い種類の衝撃に対応できる
- レイヤーよりも頭との隙間があって通気性が良く、内部に熱がこもりにくい
- レイヤーによって損なわれる「フィットの違和感」が生じない
- レイヤー式MIPSでは考慮されていなかった回転方向の衝撃を緩和できる
- ただし、レイヤー式に比べて特別衝撃に強いわけではない(参考の実証テスト)
短くまとめると「違和感の無い、涼しくて安全なヘルメット」です!
被ってみてのフィット感、カッコ良さ
OGK KABUTO以外のメーカーのヘルメットは、
たとえアジアンフィットでも歪んでしまう場合があります。
ですが、このECLIPSEならまっすぐ被れましたし、
全体的なフィット感もAERO-R2と同じぐらいに良好(・ω・)bビッ
エセアジアンフィットじゃないです。
AERO-2に比べれば わずかに横幅がありますけど、
不格好に感じるほどの”キノコ頭”は回避できてます。
あと、AERO-R2は良くも悪くもどこか大衆向けに感じるデザイン。
対してこのECLIPSEは、落ち着いた雰囲気がチョー良かったです!
(左上からマットブラック、マットホワイトシルバー、マットチャコールマイカ、マットアノブルー)
~スペック~
【サイズ】 S(51-55cm)/ M(55-59cm)/ L(59-63cm)、アジアンフィット(AF)
【カラー展開】5色
【公表重量】 275g(Mサイズ)
【フィットシステム】 Roc Loc® 5 Air
【税込価格】¥36,300(高いが『AETHER』44,800円よりかは幾分かマシ)
【出荷開始】4月下旬、JCF公認
AERO-R2選んどきゃ間違いないですが、
通っぽくて、性能も申し分ないECLIPSEも大変魅力的ですなぁ~(゚^ ゚)ウーム
いっそ欲張って両方イっちゃうかもしれません(冗談抜きで)
※オマケで世界最軽量DARIMO『NEXUM』
世界最軽量のハンドル、ステム、シートポストを作ることに
執念を燃やすスペインのハンドメイドメーカーDARIMO(ダリモ)
その最新作がこのDARIMO『Nexum』(ネクサム)です。
ステム一体型ハンドルは300g台が一般的、
剛性や機能性重視のものは400g台(シマノ『VIBE EVO』等)
軽量に振ったものでもせいぜい200前半止まり(Bontrager『XXX』等)
ゆえに実測197g (400㎜×100㎜)というのは、ステム一体型の”軽量の果て”
「軽量2〇〇g!」と謳うカーボンハンドルらが、顔を覆いたくなる軽さであります!
全体的に うっっっす!
それにハンドメイドらしい「手作り感」(シワ・バリ)が目立ちますねw
また、表面仕上げは一切施されておらず、いかにも裸な質感・模様・繋ぎ目。
続いて、下ハン持って内側に潰すようにして「剛性」を確認。
(∪・ω・)∪グイグイ
多少タワむものの”フニャフニャ”って事もなく、重量剛性比は高そうでした。
ガンガンに力の加わるロードレースには使いたくないですが、
一般使用やヒルクライムレースならば まぁOKかなーと。
~特徴~
【ハンドルサイズC-C】20㎜刻みで360~440㎜
【ステム長】10㎜刻みで70~130㎜
【税込価格】118,800円
【体重制限】90kg(DARIMO製品は全部90kgです)
………12万………だと………。パワメMagene『P325 CS』2本買えるじゃんw
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