松木です。
「BICYCLE ROLLING RESISTANCE」が
ピレリ『P Zero Velo』タイヤ全3種の路面抵抗実験を実施。
その結果をかいつまんで紹介します。
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驚愕の結果。2017年コンチネンタル『Supersonic』タイヤ路面抵抗テスト
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目次
ピレリ『P Zero Velo』路面抵抗テスト結果
注目すべき部分だけ赤枠で囲みました。
①実測重量 ②6.9気圧での路面抵抗 ③耐突き刺しパンク性能(正面/側面)
Pirelli『P Zero Velo TT』
クリンチャータイヤという括りで見ると、
路面抵抗は「グランプリTT25c」に少し劣るものの
163gという他を圧倒する軽さがあります。
ヒルクライムに出場する人が、
「軽くて良いクリンチャーは何かな?」と考えた時、
最有力候補に挙がってくると思いますね。
2017年の「スーパーソニック23c」は、179gと若干重いです。
Pirelli『P Zero Velo』
「Pゼロヴェロ」が、ライバルになりうるのは以下のタイヤ。
- ミシュラン「パワーコンペティション」
- コンチネンタル「GP4000SⅡ」
- ビットリア「コルサG+」
- シュワルベ「ONE Vガード」
「Pゼロヴェロ」以外はよく使っていますが、
「BICYCLE ROLLING RESISTANCE」の結果を踏まえると、
次のようになります。
【転がり抵抗】
「パワーコンペ」>>「GP4000SⅡ」≒「コルサG+」≒「ONE」≒「Pゼロヴェロ」
【重量】
「Pゼロヴェロ」≒「パワーコンペ」≒「GP4000SⅡ」>>「ONE」>「コルサG+」
【耐突き刺しパンク】
「GP4000SⅡ」≒「ONE」≒「コルサG+」≒「Pゼロヴェロ」>「パワーコンペ」
”速さ”なら「パワーコンペ」や「GP4000SⅡ」、
”コーナリング”や”乗り心地”なら「コルサG+」、
”耐久性”なら「GP4000SⅡ」や「ONE」。
他メーカーのタイヤに比べて高価ということもありますし、
「Pゼロヴェロ」がこれらに割って入れる存在かと考えると‥‥やや難しい気がします。
Pirelli『P Zero Velo 4S』
雨でのグリップを重視した「Pゼロヴェロ4S」。
「Pゼロヴェロ」の厚さが、センター2.6mm、サイド0.6mmなのに対し、
「Pゼロヴェロ4S」は、センター2.9mm、サイド0.65mmと肉厚。
そのため、重量は+10gとなっていて、
「耐突き刺しパンク性能」も高め(13/5)です。
”コーナリング”や”乗り心地”は良さそうで、
「一番走りやすいと感じるモデル」なのかもしれませんね。
ただ、レース機材として使うと考えるならば、
あまり良いとは言いがたい路面抵抗値なのが厳しい‥‥
Pirelliタイヤは、海外通販Wiggleだと少し安いです。
商品代以外、送料も消費税も関税もかかりません。
特に『Pゼロヴェロ』がお買い得ですね。
(下の画像をクリックすると、Wiggleの販売ページに飛びます)
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