松木です。
先日の「SPEED 40c」に続き、
全方位型ホイール『Racing Zero Carbon』もリムが新しくなりました。
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2018年フルクラム『Racing Zero Carbon』のスペック
『レーシングゼロカーボン』
リム素材:AC3を搭載した二織りカーボン
リムハイト:30mm
リム幅:外幅24.2mm、内幅17mm
スポーク:アルミ製エアロスポーク
スポーキング:フロント16本/リアフリー側14本、反フリー側7本
ハブ:二織りカーボン製ボディ、アルミ製フランジ、USBベアリング
カセット:プラズマ電解酸化処理アルミボディ
公表重量:1340g
赤文字の部分が、今回改良が加えられている箇所です。
新しい二織りカーボンリム
これまでの『レーゼロ』のカーボンリムは、
「本体ユニディレクショナル+ブレーキ面3K」で、
フルクラムの中で、唯一REYNOLDS製のリムが使われていました。
↑ REYNOLDSのホイール「ATTACK」。
対する、新しい『レーゼロ』のリム。
全体に「二織り構造のカーボンシート」を使用しており、
旧型リムの面影は無く、完全な別物だと分かります。
この二織りカーボンシートには、
「剛性」「反応性」「耐久性」が高いといった
ホイールにはうってつけとも言える特性があります。
剛性の高いカーボン素材を使うことで、リムは軽量化。
これまでの1358gだったホイール重量は
1340gにまでシェイプアップされました。
また、二織りのカーボンは「弾性」が高く、
リムが潰れることによるペダリングパワーのロスが少ないので、
更に気持ち良く反応してくれるホイールになっているそうです。
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その他の2つの変更点
雨天時の制動力の高い「AC3」
少し見えづらいんですが、
ブレーキ面に掘られた細い溝が分かるでしょうか?
「AC3(All Conditions Carbon Control)」
と名付けられる、この溝加工によって排水性能は向上。
ウェット時の制動力は43%も上がります。
詳しくは以下の記事で話しました。
2018カンパニョーロボーラ。新型『AC3』リムでアルミ同等のブレーキ性能を獲得したホイール。
ハブデザインの変更
現行の『レーゼロ』ハブ。真っ黒です。
そして、こちらが2018年モデルのデザイン。
ガンメタリックに高級感が漂っていてカッコ良いですね(^^)
リムのデザインに合わせるため、
ハブボディーのカーボンにも「二織り」のものが使用されています。
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