この記事の所要時間: 47

 

松木です。

 

「IT技術者」さんのように”質問箱”を用意はしていませんが、
ブログ開設当時から「ご相談・お問い合わせページ」を設けています。

 

なので、時々ご相談をいただくことがあり、
その方に対しては、個別でメール返信させてもらってます。

 

ご相談の内容は、質問される方にしか関係ないものも多いのですが、
中には、誰にでも当てはまる面白い質問もあったりします。

 

 

そこで今回は、
「過去にあった面白い質問」「その答え」を掲載しようと思います。
(※読みやすいよう、一部加筆・修正)

 

なるべく客観的に答えるように気を付けてはいるのですが、
”個人的な考え”もそれなりに含まれており、

そういった点で、少しばかり憚られる部分もあります。

 

ですが、同じような疑問を持たれている方の
少しでも参考になればいいかなと思いますね(^^)

 

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【軽量化】ホイール以外の軽量化は、どれほど効果があるのでしょうか?

世界最軽量のロードバイク完成車。

Q. ロードバイクに乗り始めて半年になりますが、
”軽量化”について興味を持ちました。

 

回転部の軽量化は大きな効果があると思うのですが、
回転部以外の軽量化は、速さに直結しますか?

 

例えば、回転部以外で500g軽量化した場合、
ヒルクライムでどれくらい速く登れるのでしょうか?

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ヒルクライムと体重の関係の検証。±5kgでタイムはどれだけ変わるのか?

A.「軽量化によって、ヒルクライムでどれだけ速くなるのか?」
というのは、自分もず~~っと考えている問題です。

 

  • 出せるパワー
  • ライダーの体重
  • 緩斜面 or 急勾配

 

当然、こういったことにも左右されますが、
多少誤差があったとしても、分かりやすく数値で言い切ってしまうならば、

 

”1kg軽くなると、100mの獲得標高で3.75秒ほど速くなる”

 

これは「いくつかの実験データ」と「自らの経験」から導き出したものです。

 

 

例えば、3kg軽量化、もしくはダイエットできた場合、
獲得標高1000mのヒルクライムでの短縮効果は、

 

3.75秒×3×1000/100≒113秒

 

意外と効果が小さいと感じられるかもしれませんが、
そこまで大きく外れた数字ではないはずです。

 

よかったら下の記事も参考にしてください。

減量・軽量化で、ヒルクライムのタイムがどれだけ短縮するか実験。
 松木です。 体重を減らすと峠のタイムはどれだけ短縮できるのか? その誰もが気になるであろう疑問に立ち向かうべく、Global Cycling Network(GCN)が...

【機材】使用されているエアロハンドルは何でしょうか?

空力学的に考えて、エアロハンドルにどこまでバーテープを巻くべきか?

Q. 当方エアロハンドル購入を考えてまして、
その1つとして、松木さんが使用されているエアロハンドルに興味を持ちました。

 

もしよろしければ、名前を教えていただけたら幸いです。

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バーテープに”速さ”を求めた結果。超薄手OGK『BT-06』インプレッション。 振動吸収性 グリップ力 重量 軽さ インプレ

A. 決戦用バイクには、ボントレガー『XXX Aero』を取り付けています。

 

「ハンドル形状が微妙で、何だか持ちづらい」
「”剛性”が低めで、スプリントに向かない」
「”剛性”は高いけど、代わりに”重量”が犠牲になっている」
「サイコンなどを取り付けるのに、REC-MOUNTが必須」
「ケーブルの内蔵化が困難、出来たとしてもワイヤーの引きが重い」

 

エアロハンドルは数多くありますが、
上記のような、何かしらの欠点があるほうが普通です。

 

 

ですが、『XXX Aero』に関しては、
大きな欠点の見当たらないバランスの取れたエアロハンドル
だと感じていますね(^^)

 

  • エアロハンドルにしては”剛性”がしっかりしている
  • 実測224g(C-C40cm)と、十分に軽くできている
  • サイコンやライトの取り付けスペースが設けられている
  • ケーブルを内蔵化するのに、それ程難易度は高くない

 

使い勝手は文句の付けようがありませんし、
下ハンスプリントにも耐えうる”剛性”を備えている点も気に入っています。

 

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【機材】手持ちの中で「富士ヒル」を最も速く走れるホイールの組み合わせは?

手持ちの中で「富士ヒル」最速のホイールの組み合わせは?

Q. 現状で手持ちホイールが、

 

  • 17年シャマル+Corsa Speed TL
  • 18年ボーラワン50TU+Corsa Elite(Corsa Speed TUに貼り換え予定)
  • 15年Racing 3+タイヤ未装着

 

松木さんならこの中で、
どれを付けて「富士ヒル」に出るかお聞かせ願いたいです。

良い案があれば、前後別でもオッケーです。

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手持ちの中で「富士ヒル」最速のホイールの組み合わせは?

A. もう次の週末には「富士ヒル」が控えていますが、
これは面白いご質問ですね(^^)

 

第一に『Racing3』という選択肢は消えます。

悪いホイールではありませんが、
他の2つに比べて優れている点はほぼありません(笑)

 

そして、残り2つのホイール。

 

ヒルクライムにおいて考えるべきは、
「軽さ」「剛性」「タイヤの路面抵抗」の3つですが、

富士ヒルの場合、平均勾配が緩く(5.2%)、
速い人だと25km/hほど出ますから、
「空気抵抗」も考慮すべきでしょうね。

 

文章にすると長くなってしまうので、
『ボーラ50TU』『シャマル』の優劣をまとめてみます。

 

■軽さ
『ボーラ50TU』実測1262g>『シャマル』実測1457g(+195g)

■剛性
『シャマル』『ボーラ50TU』
(感覚としては、『シャマル』がやや上)

■タイヤの路面抵抗
『Corsa Speed TL』『Corsa Speed TU』
「Bycycle Rolling Resistance」によると、『Corsa Speed TL』が僅かに上)

■空気抵抗
『ボーラ50TU』>『シャマル』

 

 

まず、ホイールの「剛性」に関して、
高速ダウンヒルなら“前輪”の剛性が大事ですが、
ヒルクライムであれば、そうではありません。

 

高出力を出し続けるヒルクライムにおいては、
パワー伝達効率の高さ、つまりは”後輪”の剛性が必要です。

坂道では、後ろ荷重にもなりますから、尚更ですね。

 

 

それから、「空気抵抗」については、
車体最前面にあたる”前輪”のほうが、
”後輪”よりもずっと大きな割合を占めます。

 

 

以上のように考えますと、

前輪:『ボーラ50TU』
後輪:『ボーラ50TU』もしくは『シャマル』

というのが、自分が考える「富士ヒル」における最速の組み合わせ。

 

手持ちの中で「富士ヒル」最速のホイールの組み合わせは? shamal

後輪をどちらにするのかという選択は、
坂で「より進む」と感じるほうを選べばいいかと思います。

 

一日の内に、両方のホイールを坂で履き比べてみても面白いかもしれませんね(^^)

 

「軽さ」「空気抵抗」は『ボーラ50TU』のほうが優れているものの、

先ほども話した通り、後輪の「空気抵抗」の影響は小さいですし、
走りに”シャキシャキ感”の強い『シャマル』 のほうが、
ヒルクライムにおいて良い感触を得られる可能性は十分ありえます。

【練習】「まずはLSDで持久力を付ける」は正しいでしょうか?

「まずはLSDで持久力を付ける」は正しいのでしょうか?

Q.「LSD中心にして、まずは持久力を付けないといけない」と言われました。

ですが、既婚子持ちの為そこまで時間が取れず、
1日に1〜2時間のLSDが限界ですが、それでも効果はありますか?

 

ちなみにロードバイクを買って1年が経ち、
4ヶ月前からトレーニングを始め、通勤やローラーを含め月に1000km走っています。

 

たまに「メディオ(L4相当の強度)」「インターバル」なども交ぜています。

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A. 「まずはLSDで持久力を!」というのはよく耳にする話ですね。

 

ですが、LSD(=Long Slow Distance)に関しては、
「LSDも数あるトレーニングの中の一つでしかない」と考えていて、
「初〜中級者はとりあえずLSD」というのは、少々大雑把すぎると思います。

 

「メディオ」「インターバル」など、
他の強度のトレーニングと同じように

LSDのメリット/デメリットを把握した上で、
LSDを取り入れるべきかどうかを冷静に判断すべきだと考えます。

 

【LSDのメリット】

  • ベースとなる持久力・地脚が向上する
  • 身体の動かし方を意識しながら練習できるため、フォーム固めに役立つ
  • 長時間練習できるため、運動量が増えて体重を減らすことができる
  • 強度が低いため、ケガをしにくい

 

【LSDのデメリット】

  • 続けていれば持久力は確実に上がっていくものの、伸び方はそこまで大きくない
  • パワーアップは期待できず、スプリントは速くならないし、峠などのTTも頭打ちしやすい
  • 何時間も淡々と練習するのが、人によっては退屈に感じやすい

 

 

質問者さんの場合、
「トレーニングを始めて4ヵ月、月1000km」ということで、
それなりに体力は付いているでしょうし、

仕事、家族とのバランスを取るために
「1日に1〜2時間の練習が限界」という時間的制約もありますから、
LSDのデメリットもそれなりに大きいと考えます。

 

とすると、
少なくともLSDに凝り固まって考える必要はないのではないでしょうか?

無理に時間を削ってまでLSDを行っても、長くは続かないでしょうし‥‥(^^;

 

時間のある日にはLSDを入れて、基礎となる”ベース能力”を高めつつ、
「メディオ」「インターバル」なんかの中〜強強度練習を中心に据えるほうが、
現状、質問者さんのレベル、生活環境に合致していると思います。

 

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