この記事の所要時間: 427

 

松木です。

 

「ご相談・お問い合わせページ」に寄せられたご相談の中から
皆さんの役に立ちそうなものをピックアップしてお届けするQ&A第六弾
(※読みやすいように加筆・省略・修正してます)

 

Q&A「Mt.富士ヒルで最速のホイール組み合わせは?」など4つの質問
 松木です。 「IT技術者」さんのように”質問箱”を用意はしていませんが、ブログ開設当時から「ご相談・お問い合わせページ」を設けています。 なので、...

 

Q&A「回転部とそれ以外の軽量化の違い」「10万のカーボンクリンチャー」など4つの質問
 松木です。  先日、「ご相談・お問い合わせページ」に寄せられた「面白い」と感じたご相談を掲載させてもらいました。 その後、ありがたいことに...

 

Q&A「40mm VS 50mm」「ローラーでフロントを上げるべきか?」「Cervelo『S5』について」など4つの質問
 松木です。      「ご相談・お問い合わせページ」に寄せられたご相談の中から皆さんの役に立ちそうなものをピックアップしてお届...

 

Q&A「ヒルクライムのドラフティング効果」「2:1組」「ポジションの出し方」など5つの質問
 松木です。      「ご相談・お問い合わせページ」に寄せられたご相談の中から皆さんの役に立ちそうなものをピックアップしてお届...

 

Q&A「軽量高剛性ホイール」「軽量化の質」「ビッグプーリー」「継続力」など4つの質問
 松木です。 「ご相談・お問い合わせページ」に寄せられたご相談の中から皆さんの役に立ちそうなものをピックアップしてお届けするQ&A第五弾。(※必要に...

 

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【チェーンリング】”楕円”について

Q1.楕円チェーンリングを考えているのですが、
松木さんのブログ等には殆ど出てきておらず、
どのようにお考えなのか
教えていただけたらと思います。

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楕円チェーンリング

A.昔々、まだQ-ringsにシルバーが存在していた頃・・・

Rotor『agilisクランク』(現在の3Dシリーズの前身)との組み合わせで
およそ2年使用していた時期があります。

 

速度が明らかに上がるといった美味しい事はなかったにせよ、
「回す」よりも「踏む」タイプのペダリングの自分にとっては、
そのタイミングで重くなる楕円ギアの感触は好印象でした。

 

 

ですが………

 

変速性能がどうしても気になってしまい、結局真円に戻してしまいましたね(^^;
(最近の楕円の変速性能は当時より改善されてます)

 

戻した直後は、真円に違和感を覚えたものの、
すぐに真円にも慣れてしまいまして、
以降また楕円を使いたいと思ったことはありません。

 

楕円チェーンリング メリット

「乳酸の発生を9%抑え、出力を4%アップ(上のデータだと1kmTTで+25w)する」
という大学実験のデータがあったりしますけど、ハッキリ言ってこれは眉唾物。

 

楕円チェーンリング向きのペダリング&脚質であったとしても、
せいぜい出力+1%程度のアドバンテージが妥当かなという感覚ですね。

 

楕円チェーンリング フルーム

また、1秒でしのぎを削るトップ選手の間でも、
楕円チェーンリングを使用しているのは、
INEOSのクリス・フルームぐらいなもの。

 

仮に誰でも「出力4%アップ」するのであれば、
選手たちは軒並み楕円チェーンリングを選択しているはずですが、
99%以上の選手は、通常の真円チェーンリング。

 

 

以上から、楕円チェーンリングに関しては、
特別オススメできるようなアイテムではなく、
「一度使ってみるのもいいかも」という控えめな態度を取ります。

 

使用経験が2年あり、自分の中で上記のような結論出ていますので、
今さら敢えてブログで取り上げようとは思わない次第です。

 

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【フレーム剛性】硬いフレームってどうなの?

Q2.松木さんのインプレッションで高得点のフレームは、
世間一般的には「硬い」と評されるフレームが多いように思えるのですが、
そのようなフレームがお好みなのでしょうか?

 

ホイール・フレームインプレッション
 フレームのインプレ(ABC順)3T『Strada』7.5点Avedio『Pegasus Ti』8.75点Axman『Hemera(百式)』8.25点Basso『Diamante SV』8点BH『G7 Pro』8.25点BH『Ultrali...

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A.端的には「普通よりは硬い」が好みですね。

 

「力強くダンシングしても推進力が逃げる感覚が無い」が、
自分の中での合格ラインなのですが、それも限度はあって、
「硬すぎる」フレームはむしろ嫌いです。

 

 

「超高剛性」との呼び声が高いフレームを体感してみたくて
2013/11~2014/11の間、Specialized『Tarmac SL3』に乗っていました。

 

tarmac sl3 インプレッション
Photo:横田プロ@護摩壇山デスライド(走行15時間30分、距離270km、獲得標高≒富士山)

評判通り「硬さ」「パリパリの乗り味」を強烈に感じるフレームでしたね。。。

 

この感覚はペダルをガンガン踏む”登り”ではまだ活きてくるのですが、
それ以外のシチュエーションでの印象が非常に悪い……

 

常に脚から「硬さ」が伝わってくるのが不快で仕方なかったのです!

 

「高剛性」とか「超軽量」というのは、それだけ特化したところで
イコール「速さ」「乗って気持ち良い」にはつながらないのだと実感。

 

 

この『Tarmac SL3』に乗って以来「〇〇%剛性アップ」という
フレームの売り文句に一切の魅力を感じなくなりました(^^;

 

ちなみに、Lightweightホイールも同様の理由で合わず↓

Lightweight(ライトウェイト)ホイールについてすべて話そうと思う【インプレ】
 松木です。 以前、Lightweightホイールを使っていた時期がありました。 やっぱりロード乗りとしては、誰しもが憧れるホイールですし、大枚はたいて試し...

【ホイールバランス】どれぐらい優位性があるか?

Q3.ホイールバランスは、どこまでレースで優位性があるとお考えでしょうか。

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A.まず自分はホイールバランスを取っています。

以前は『ホイールバランスシステム』を所有していたぐらいです(笑)

 

 

ですが、正直言いまして「ものすごい良い」とは感じておらず、
「必須だとは思わないが、出来るなら施工した方が良い」というスタンス。
(ウエイトを貼り付けているプロ選手も見たことないですし)

 

 

YouTubeには「高速回転させると上下にガタガタしていたホイールが、
バランスを取ると”ピタッ”と止まる」といった動画が多数UPされていますが、
これは一種のパフォーマンスでしかありません。

 

ホイールが大きく上下しているのは「共振」しているからであって、
実走において、ホイールにはバイク&ライダーの重さがのしかかっており、
「振れ」が抑え込まれている状態なので「共振」は起きませんから。

 

 

そして、体感的にも効果は”無い”に等しいレベルです。

 

大理石のような滑らかな路面を走っているならまだしも、
実際に走っているのは、凸凹が続くアスファルトの上がほとんど。

 

身体に伝わってくる振動の大部分はその凹凸によるものであり、
ホイールバランスの乱れによるブレの影響など「気のせい」の域を出ません。

 

ましてや、たまにサービス文句として見かける
「速度〇〇km/hアップ」などに1ミリの信憑性もありませんね(笑)

 

 

ホイールバランス 【使用機材マニア編】伊吹山ヒルクライムで準優勝できた『Cervelo S5』

と、散々こけ下ろしながらもホイールバランスを取っているのは、
「ウエイトを貼り付ける重量増のデメリット」よりも
「バランスを取って僅かなブレを抑えるメリット」の方が、
ほんの少し大きいのではないかと考えているからです。

 

重量増といっても一般的には
前後で数g~Max40g増、平均20gで済みますから(Campa、Fulcrumは特に優秀)、

ホイールバランスを取り、少しでもライドフィーリングを良くした方が、
賢明なチューンナップのような気がしています。

 

それに「やるだけやった感」も出ますし(←ここ重要w)

 

ただ、速度域が低くてホイールは高速回転せず、
また1gも増やしたくない「ヒルクライム」においては、
ホイールバランスを取るのは蛇足に過ぎないかもしれません…

 

【パワー管理】パワーメーターは必要?

パワーメーターの必要性

Q4.パワーメーターの導入を検討しているのですが、
パワーメーターの必要性についてどのようにお考えですか?
(普段はスマートトレーナーでZWIFTをやっています)

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A.「パワー」は唯一と言えるトレーニング指標になりますから、
やはり何らかの方法ではパワーは知るのは必須だと思います。

 

ですが、パワーメーターに関してそこまで難しく考えてはおらず、
必要に応じて最小限しか利用していません。

 

自分の場合、ZWIFTプレイがパワーメーター・分析代わりになっており、
Pioneerを持っているのですが、実走でパワーメーターを使うのは稀です。

 

パワーメーターの必要性

ZWIFTでは、画面左上のパワー、そして
名前下のw/kgと常に”にらめっこ”している状態です。

これで「FTP」「強み&弱点」は自ずと把握できますから、
パワー管理はそれで十分だなと。

 

すべての走行パワーデータを蓄積し、CTLを指標とする方も多いですが、
自分はその必要性を感じずに切り捨てています(正直面倒というのも(笑))
(※CTL:過去42日間の練習量から現在の練習効果を数値化したもの)

 

 

結論としては、
Zwifterならば実走用パワーメーターは必要ない気もしますが、

・普段の実走で、どうしてもパワーを測定したい区間・峠がある
・日々の実走、レースのパワーデータを基にしっかり分析、CTL管理したい
・ペダリング効率の改善に本気で取り組みたいと考えている

といった「明確な使用目的」があるならば、導入する価値はあるでしょう。

 

ただ「強くなるためにはパワーメーター!」という漠然とした想いで手に入れても、
パワーデータを取るだけ取って、ろくすっぽ分析しなければ単なる”お飾り”に……

 

パワーメーターの必要性

とは言え、
導入してみて初めて分かる事があるのも事実ですから(何事も経験!)、
とりあえず4iiiiなど安めの片側センサーで試したりするのは大いにアリ。

 

⇒「やはり要らない」という結論に至ったらヤフオクなどで売却
⇒「便利だ」と思えば、もう片側、もしくは精度の高い物へのグレードアップも検討

というのも一手かと思いますね(^^)

 

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