「いかに楽をして勝つか?」
ZWIFTレースならではの特徴を知り、
十分に準備しておくことで、
上位、もしくは優勝も普通に狙えます。
逆に、相当な脚力があったとしても、
遮二無二走っているだけでは勝てません。
脚を回すだけでなく、頭もフル回転させましょう。
「予備知識」「レース前日まで」「レース直前」「レース中」の大きく4つに分け、
さらに★の数で、その重要度を表すことにします。
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目次
- 1 必須予備知識:ZWIFTにおける走行抵抗まとめ
- 2 レース前日まで
- 3 レース直前
- 4 レース中
必須予備知識:ZWIFTにおける走行抵抗まとめ
全走行抵抗 =①重力抵抗+②転がり抵抗 +③空気抵抗
①重力抵抗に影響する要因:「ライダー体重」「フレーム重量」「ホイール重量」
②転がり抵抗に影響する要因:「ライダー体重」「フレーム重量」「ホイール重量」「路面」
③空気抵抗に影響する要因:「ライダー身長」「フレーム空力性能」「ホイール空力性能」
逆に言えば、上記以外のいかなる違い(機材差、設定差、性別など)も速度に影響しません。
【参考】ZWIFTに存在する「路面の種類」と、その「転がり抵抗」
レース前日まで
体重を落とす ★★★★★
ZWIFTには、
『「平坦」「上り」「下り」に関わらず、
低~中出力では「体重」が軽いほうが相当有利で、
400wに近づくほど「体重」による速度差は小さくなっていく』
という特徴があります。
数値データは、下のページに載せています。
ZWIFTにおいて、体重差を出力で覆すのは簡単ではないですから、
体重が軽いことは、かなりのアドバンテージになります。
参考:Zwift Insiderの「体重とスピードの関係」考察記事
最速機材で挑む★★★★
状況により最速のフレーム、ホイールは変わるものの、
概ねZWIFT「Concept Z1」に乗っておけば間違いありません。
ワークアウトで弱点を強化する ★★★★★
レース中、繰り返されるアタック、
峠では高出力の我慢比べ、最後はスプリント。
- なるべく高いFTP
- 高出力(350w以上)を維持できる筋持久力
- スプリント力
レースで必要なこういった能力は、
ただ距離を走っているだけでは身に付きません。
レースで足りないと感じた能力があれば、
それを短時間・ピンポイントで鍛えられる
「個人ワークアウト」を行うのが、地道ですが効果大です。
個人ワークアウトの基本↓
目的別おすすめのワークアウト25選↓
レース直前
コースを把握し、レース展開をイメージしておく ★★★
コースの距離、獲得標高はもちろん、
どんなコースプロフィールなのも把握しておくべきです。
そうすれば、アタックがかかりそうなポイント、
逆にこちらが仕掛けるべき場所が、ある程度は想像できます。
本気で狙っているレースなら試走しながら、
レース展開をイメージするのもいいでしょう。
具体的には「Zwift Events(Zwift Hacks)」で調べるのが便利です。
参加するレースを見つけたら、
右側のコース名の部分を押します。
ざっくりとコースデータが表示されるので、
さらに一番右の「Link」をクリック。
すると「Zwift Insider」のコース紹介ページに飛びます。
3Dでコースプロフィールが載っており、
視覚的に把握しやすいです。
さらに詳しく知りたいなら、上の赤枠部分をクリックします。
「velo viewer」もしくは「Strava」で確認できます。
ウォーミングアップ ★★★
いきなり坂が始まるコースの場合には、
ウォーミングアップしておいたほうが良いです。
やり方は人それぞれですが、自分の場合、
「軽く→少し上げて3分→少し間を空けてから200w後半で3分
→少し間を空けて20~25秒程度の強強度×2→10分程度ダウン」
脚と心肺へ、レース強度に耐えられる刺激を入れておきます。
エアロブーストを獲得しておく ★★★★(※現在は意味無し)
※2019年3月のアップデートにより
スタートに付いた時点で、手持ちアイテムが無くなるシステムに変更されました。
パワーアップアイテム「エアロブースト」は強力です。
15秒間に渡って+3km/hほどアップ。
つまり25mの差が生まれますから、
競り合いとなるレースにおいて、勝負を分かちます。
「ここだ!」という勝負の分かれ目を見きわめ、
絶妙なタイミングでエアロブーストを発動させます。
レース中、一切アイテムを使ってはいけません。
「パワーアップ」について、詳しくは下のページで話してます。
エアロブーストの出現率は20%。
確実に手に入れておきたいならば、
レース1時間ほど前から準備しておいた方が良いです。
前方スタート(裏技あり) ★★★
ライド画面左下、30分前に「イベントに参加」ボタンが、
さらに、5分45秒前には、大きなポップも表示されます。
前から順番に並ばされるため、
なるべく早く待機場所に飛べば、
それだけ前方からスタートできることになります。
数十人の小規模なレースなら、
そんなこと気にしなくても問題無いのですが、
数百人単位のレースともなると、ご覧の通り。
先頭から50m後方になってしまうこともザラです。
これが数千人規模のものとなると、出走前にレースが終わってます(^^;
ただでさえ、スタートダッシュは、
400w越えが当たり前でキツイですから、
初っ端で脚を消耗しないためにも、
なるべく前のほうに並んでおきたいところです。。。
「でもスタート前に長時間待つのも嫌だ!!」という方のために裏技↓
- なる早でスタート位置へ(30分前から可)
- ZWIFTを閉じる
- イベント時間までに再起動してスタート位置へ
以上の手順で、待たずして前方スタートが叶います。
つまり一度スタートエリアに移動しておけば、その順番は記憶されます。
これは言うなれば『ディズニーのファストパス』みたいなイメージでしょうか(笑)
スタート直前までは、好きな事をするもよし、
ZWIFTコースでウォーミングアップするもよしです(^^)
3秒前から出力を上げてスタートダッシュ ★★★
スタート時、少しでもライバルの脚を削り、
集団を小さくしようと考えているライダーが、
500w越えのスタートダッシュをかましてくることもあります。
それに乗り遅れないように、
こちらもスタートダッシュする必要がありますが、
「ペダリングを強める→ZWIFTにパワーが反映→アバターの速度UP」
この一連の流れには数秒のタイムラグがあります。
つまり、スタート”直後”に踏み始めるのは遅く、
出遅れないためにも”3秒前”から出力を上げ始めます。
レース中
集団前方を走る ★★★★
レース中、絶対に避けたい”中切れ”。
前方のペースアップによる中切れを回避でき、
さらにはアタックにも対応できる
集団前方で常に走っておくのが賢明です。
先頭付近で走っていると、
- ”走行ライン”がズレて、ドラフティングから外れがちになる
- 細かいスピードコントロールができないため、思いがけず先頭に出てしまう
そういったデメリットもあるのですが、
中切れで、思いっきり脚を使ってしまうよりはマシです。
※「集団前方」というのをより細かく考えると、
- 先頭を牽引するパワーライダー、zPowerライダー(後述)の真後ろ(「危険回避」重視)
- ①のライダーが不在で、強豪ライダー(後述)が先頭付近いる場合は、
アタックにすぐ対応できるように、強豪ライダーの真後ろ(「危険回避」重視) - ①と②両方のライダー不在で、集団が落ち着いている場合は、
先頭と離れすぎず、かつ先頭に出てしまわない程度の前方で走る
(「危険回避」だけではなく「省エネ」とのバランスを考えながら位置取り)
「登りが始まる手前~KOM」は、特に要注意。
とにかく先頭から離れないこと。
登りはただでさえ強度が高いため、
そこで中切れを起こしたり、アタックの反応に遅れたら、
そのまま千切れてしまう危険が高いです。
強度が最も上がる「登り始め」も集団”最前”で。
先頭から少し離れた状態で登り始めると、
これだけの差が空いてしまい、
先頭に追い付くのに、脚を使わないといけません。
「山頂」も気をつけるべきポイント。
下りでドラフティングをさせまいと、
KOM手前で強烈なアタックをしてくるライダーもいます。
ライバルの戦力を把握する ★★★★★
「走り方」「パワー」「体重」などから
ライバルの戦力を概ね読み取ることができます。
戦力把握は、ほとんどの人がやらない事かもしれませんが、
勝ちにいくなら、レース中は常にやっておくべきだと思います。
①先頭を引く時間が長い
パワーライダー、もしくはzPowerライダー。
パワーライダーは、一般的に体重も重い(75~100kg)です。
登りで速さを発揮することは少ないですが、
(パワーが圧倒的であれば、登りも尋常じゃなく速い)
基本出力は高いので満遍なく強いです。
パワーライダーがいた場合、
アタックして逃げ切ることは厳しいですし、
他の誰かがアタックしても、ほっといて大丈夫です。
逆に、パワーライダーを逃がしてしまったら、
二度と追いつけない可能性が非常に高いです。
アタックしてきたら、
お見合いなどせずに即座に食らい付かないといけないですし、
平地や下りでドラフティングゾーンから少しでも外れると、
追い付くのに相当脚を使わされるはめになりますから、
集中してビタづけしながら走らないといけません。
zPowerライダー(印無し)は、システム上、
長時間高出力をキープしやすいメリットがある反面、
アタックには即座に反応できないようです。
長時間の高出力で千切られず、
終盤のスプリント勝負となれば勝ちやすいです。
ただ、長時間高出力があまりに速い場合は、
ムキにならず、チートだと思って早々に千切れるのも肝心です。
②見学して「パワー」「体重」を見る
ZWIFTでは、ライバルの顔色を伺えない代わりに、
「パワー」を覗き見ることができます。
名前の所には「w/kg」が表示されていますから、
「体重」も計算できますね。
軽量ライダー(~60kg前半)は、
平地で引くような高い平均パワーはありませんが、
登りが尋常じゃなく速い場合がありますし、
また、切れ味の鋭いスプリント力を持っていたりします。
③走り方から戦力、脚質を予想する
前方をうまくキープし、余計な脚を使わないライダーは、
クレバーで、勝負所に力を温存している可能性が高いです。
それから、繰り返しアタックしてくるライダー。
瞬発力に自信がある証拠なので、
スプリントで勝てそうにないなら、
坂を利用して千切る他はありません。
アタックに反応するべきか ★★★★★
アタックにむやみやたらと反応するのは賢明ではありません。
なるべく脚を使わずに他力本願でいきたいところ。
それでもやはり、自ら反応するべきタイミングもあります。
「自分の脚の残り具合」を度外視すれば、
アタックに反応するかは、次の5つの基準から判断します。
”野生の勘”に頼っていては、いつまでも成長しません。
- 逃げたライダーの実力(特にパワー系は逃がしたらダメ)
- 逃げたライダーと残った集団との実力差(勝手に追いついてくれるか?)
- 一対一なら何としても食らい付く
- 残りの距離(距離が短いほど、逃がすと危険)
- 先のコースプロフィール(平地、下り基調だと逃げづらい)
これら1~5の基準を頭に入れておき、
(1と2は、先ほどの「戦力把握」が役立ちますね!)
アタックに反応すべきかを瞬時に決めなければなりません。
たった1秒の判断の遅れが、勝負を分かつことだってあり得ます。
マークする選手を見極める ★★★★
- パワーライダー
- 高出力を維持し続けるzPowerライダー
どちらがいる場合は、彼らが集団を引き連れる形でレースが進行します。
アタックを試みても、いづれ追い付かれる可能性が高く、
自分の首を絞めるだけの結果に終わることがほとんどですから、
大人しく終盤まで脚を温存すべきです。
高出力を維持し続ける彼らと間を空けると、
その差を詰めるのに脚を使わざるを得ないため、
彼らの後ろに貼り付くようにして走るのが省エネ。
- 強豪ライダー
強豪ライダーのアタックは1秒遅れただけで大きく離されてしまい、
千切れる、もしくは追走に脚を削られて「負け」につながります。
強豪ライダーの近くを走っておくのは当然として、
その動きにも細心の注意を払っておく必要があり(坂道や終盤は特に)、
付いて行くべきアタックには刹那で反応しましょう。
こういったマークすべきライダーは、
先ほどの「戦力把握」の方法で、レース中に見極めるか、
「Zwift Companion」アプリで事前に確認しておきます。
「Zwift Companion」アプリでは、
レースにエントリーしているライダーが表示されますから、
事前にマークすべきライダーをチェックしておけます。
- 「お気に入り」でフォローしているライダー
- フォローしているライダー
- フォローしていないライダー
以上の3つに区別して表示してくれるので、
一緒にレースに走り、今後要チェックだと感じたライダーを
「お気に入り」でフォローしておけば、
レース前に要注意人物を頭に入れておくことが可能になります。
ただし、マークしているライダーだけに
固執するのも良くないケースもあります。
現実のレースで痛いミスをしたことがあります。
「戦力把握」を怠ってしまった失敗例です↓
登り口でアタックするベストタイミング ★★★★
短い登りを利用したアタック。
後続を引き離すために有効です。
ただし、そのタイミングが重要で、
登り始めてからでは全然遅いです。
その理由は二つ。
一つ目が、最初のほうに話した
「ペダリングを強める→ZWIFTにパワーが反映→アバターの速度UP」
この一連の流れに数秒のタイムラグがあること。
二つ目は、ZWIFTには、
「登り始めの助走はかなり効く」「坂の途中でスピードを上げにくい」
という特徴があること。
つまり、登り始めの時点で、
できるだけ速度が出しておいたほうが良い訳です。
そこで、坂の50mほど手前からペースを上げ始めます。
そうすれば、難なく付いていけます。
ですが、登り始めてから踏み始めると、
あっという間に引き離されてしまう恐れがあります。
これを逆手に取れば、後続とうまく差を広げられます。
自分が坂の50m手前でアタックを仕掛けた場合、
ライバルは、坂の30m手前あたりで反応することになります。
この20mの差によって、登り口での速度差が生まれ、
「登り始めの助走はかなり効く」「坂の途中でスピードを上げにくい」
という特徴によって、坂の途中でもライバルとの差は更に広がっていきます。
それに「坂に入ると同時にアタック開始」
という固定観念を持つライダーも多いため、
集団がお見合いしたり、ライバルの反応が遅れたりすることもあり、
そうなってくれれば、しめたものです。
省エネ&最速のダウンヒル走法★★★★★
- 速度57~58km/h以上
- かつパワー9w以下
- かつ勾配-2%後半以上の急な下り
以上の条件を満たすと、
アバターはダウンヒルポジション(俗にsupertuck)を取ります。
この姿勢はアイテム「Aero Boost」並みの空気抵抗軽減効果があり、
2.5~3.5w/kg(体重65kgなら163~228w)も節約することが可能(参考記事)
ですから下りは半端に踏むぐらいなら、漕がない方がむしろ速いのです。
しかし、下りに入ってすぐ踏み止めては、57~58km/h以上になかなか到達しません。
「57~58km/h以上までしっかり速度を上げてから脚を止める」
こうすれば「ダウンヒル突入直後」「ダウンヒル中」両方とも高速を維持できますし、
その上、長い間脚を休めることも出来て一石二鳥。
この事はほとんどのズイフターに知られていない裏知識ですから、
「エスケープ中のタイム稼ぎ」「ライバルを引き離す手段」として非常に強力です。
スプリントのタイミング★★★★★
スプリントで負ける原因は大きく3つ。
- 単純に脚力の差が大きくて負ける
- 番手から差そうとして届かずに負ける
- 先駆けしたせいで負ける
①の場合、どうしたって勝ち目はありません。
(なので、ロングスパートを考えなければなりません)
問題なのは②の「番手から差そうとして届かずに負ける」
一見賢そうに思える戦略ですが、
実際にやってみると、
先に仕掛けられて少し間が空く
→その状態から抜かすには相当のパワーが必要
→結局届かない
というように、この戦略のおかげで勝てることはほぼありません。
逆に③の「先駆けしたせいで負ける」というのは意外と少なく、
よって、スプリントは先駆けするのが正解です。
勝利は自分からもぎ取りに行きましょう(^^)
- 残り500mまで番手(脚を使わないほど遅いペースなら先頭を引いてもOK)
- そこからペダルに少し力を込めて抜かしにかかる
- 自分の後輪と相手の前輪が離れるタイミングで「エアロブースト+全力」(残り400m弱)
- (100m約6~7秒として)25秒間(モガける限界時間)、全身全霊で踏み続ける
※2019年5月のアップデートにより
「エアロブースト」の発動時間が30秒⇒15秒に短縮したことにより、
発動すべきタイミングがやや難しくなる(残り400mで使うか、それとも200mまで残すのか)
これを基本として
「ライバルの人数・脚力」「自分の残り脚力」「地形」を考慮して、
最適なスプリント開始のタイミングを考えて前後にスライドします。
以上のセオリーに加え、
「ライバルの嫌がるor裏をかけるタイミングは?」
という”心理戦”も絡んでくるため、もっと複雑です。
ZWIFTの特徴をつかんで楽に走るテクニック ★★★
①勾配変化と自動負荷調整のタイムラグに合わせたシフトチェンジ
勾配によりローラー台の負荷が自動で変わる「自動負荷調整」ですが、
およそ1~1.5秒(ローラー台にもよる)のタイムラグがあります。
そのタイムラグを織り込んだタイミングで
ギアチェンジしないと、減速してしまいます。
②一定のパワー
「できるだけ一定ペース」というのが体力温存の基本。
ですが、ブレーキが無く、スピード調整できないZWIFTでは、
一定のパワーであっても、集団内で大きく前後に移動してしまいます。
その度にペースを上げ下げしていては、徐々に脚が削られて……
大事なのは「何ワットで走っていれば、集団前方にいられるか」を把握し、
自身のアバターの動きに惑わされず、その出力をキープするのに集中することです。
③差を詰める際は、一定パワーより瞬間的に高出力を出すほうが楽
ZWIFTならではと言えるのですが、
一瞬でも高出力を出すと、”グイっ”と速度が上がり、
逆に、その上がった速度は落ちづらい特徴があります。
②の内容と矛盾し、脚を消耗してしまうように思うかもしれませんが、
「すぐ前を走るライダーとの差を早く詰めたい」という状況においては、
一定ペースでダラダラ差を詰めるよりも効率的の良い、楽な走り方です。
④下りで積極的に脚を休める
レース中、常に気を張って踏み続けているのは疲れます。
そこで、ドラフティングが強烈に効く「下り」を利用します。
下りでは、先頭のライダーが踏んでいても、
後ろに付いていれば、ほとんど漕がなくても大丈夫。
ペダリングを数秒止めて脚を休めさせたり、
全身の力を抜いて脱力・リラックスしたり、
上半身のストレッチをしたり。
こうやって回復させておくことで、
その先のレースが随分と楽になります。
⑤コーナーの立ち上がり
ZWIFTはライン取りが無いため、
コーナー(特に急カーブ)で変に膨らんだりします。
それだけで3~4m差が付いてしまうこともあり、
「なるべく前方でコーナーに入る」
「コーナリング中は少し踏んでおく」ほうが良いです。
視点移動をうまく活用する ★★★★
レース中、
「集団の人数や形を知っておく」
「アタック後、後方との差を見る」
ということは重要。
周囲の状況が把握できれば、
「ペースを上げるべきか、下げるべきか、それともキープするべきなのか」
そのような判断がしやすくなります。
そこでキーボードの「0」が活躍します。
「0」は視点切り替えではなく
「現在の視点で、”距離”と”方角”を固定する」
というのが基本的な役割ですが、
「0」を押した後、
「↑」「↓」「→」「←」で視点を自在に動かせますし、
「+」「-」で”ズームイン”、”ズームアウト”もできます。
「8」→「0」で前方上からの良い視点となりますから、
あとはアングルや距離感を微調整すればOK。
アタック、スプリントの際にはパワーゲージを消しておく ★★★
画面下には、後続100m以内にいるライダーが表示されます。
そして、49m以内からは具体的な数字も出ます。
アタック、スプリントの際、
先ほど話した「視点移動」も”使える技”ではありますが、
通常の視点で、この数字の推移を見るほうが”基本”。
パワーゲージを表示させていると、
左のように後続のライダー情報が隠れてしまいます。
アタック、スプリントの前にはキーボードの「G」を押して、
右のようにパワーゲージを非表示にしておきましょう。
後続との距離、タイムギャップを正確に割り出す ★★
画面右側の「近くのライダー」に表示されている「秒差」ですが、
距離差を基にして算出されています(参考記事)
「1秒差=8.3m」(60秒差≒500m)
1秒間に8.3m進むには、時速30km/h。
レースだと、平地では40km/h以上は出ますから、
実際の秒差はもっと短く、
逆に、登りでは30km/hも出ないので、
実際の秒差はもっと長いです。
つまり、右の「秒差」はアテになりません(^^;
※追記:2020年8月のアプデで、この秒差演算も改良されたそうですが、
それまでとほとんど変わっていないように感じます。。。
正確な「秒差」の導き方ですが、
「30km/h÷(現在の時速)×(秒差)」で計算できます。
例えば、時速45km/hで走っていて、秒差が15秒なら、
30km/h÷45km/h×15秒=10秒というのが正確な秒差となります。
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