松木です。
ツアー・ダウンアンダー第三ステージを
射止めたダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)
今回は、彼の愛機『Foil RC』を含めた
4チームの機材をピックアップしていきましょう(^^)
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目次
チーム・ユンボ・ヴィスマ×Bianchi『Oltre XR4』
フレーム:Bianchi『Oltre XR4』(乗車インプレ)
コンポ:Shimano『Dura-Ace R9150』
ハンドル&ステム:一体型Vision『Metron 5D』
ホイール:Shimano『WH-R9100-C60-TU』(ステージによりC40と使い分ける)
タイヤ:Vittoria『Corsa』25cチューブラー
ペダル:Shimano『PD-R9100』
サドル:fi’zi:kカーボンレール(選手によりモデルを使い分ける)
ボトルケージ:Tacx『Ciro(サイロ)』
サイコン:Pioneer
パワーメーター:Shimano『FC-R9100-P』
「ラボバンク」として16年以上続いたチームですが、
2013年以降、スポンサー探しに奔走しているのか、
近年はコロコロチーム名が変わっています。
「チーム・ロットNL・ユンボ」で定着しつつあったものの(2015~2018年)、
今年はロットNLがスポンサー撤退し、入れ替わりでヴィスマの後ろ盾を得ることに。
TTのスペシャリストであるトニ・マルティンも加入。
パワーメーターがPioneerからShimanoへと変更。
ただ、サイコンはPioneerのままです。
最近発売した新型『SGX-CA600』を使用している選手もいますね。
ただ、全員ではなくて半数程度のようです。
ロットソウダル×Ridley『Helium SLX』
フレーム:Ridley『Helium SLX』
コンポ:Campagnolo『Super Record EPS 12s』
BBベアリング:C-Bear
ハンドル&ステム:Deda『Alanera』
バーテープ:Lizard Skins
ホイール:Campagnolo『Bora Ultra 50』(35と使い分ける)
タイヤ:Vittoria『Corsa』25cチューブラー
ペダル:LOOK『Keo Blade Carbon』
サドル:Selle Italiaボトルケージ:Tacx『Ciro』
サイコン:SRM『PC-8』
パワーメーター:SRM
去年4月に”12速”を発表したCampagnolo(詳しくはこちら)
8月には12速EPSのプロトタイプが目撃されていましたが、
このツアー・ダウンアンダーより本格的に実践投入開始。
複数のチームのマシンに装着されております。
eTap『Road AXS』同様、夏頃には一般販売している事でしょう。
パワーメーターは数少ないSRM。
メジャーであったSRMも、もはや絶滅危惧種か……
ハンドル周りはDeda『Alanera(アラネラ)』
C-C420mm、ステム長110mmで350gと、重量はそこそこ。
よく見ると、ブレーキアウターはJagwire『Elite Link』
リンク型ケーブルは「軽量」かつ「柔軟」ですが、
シフトに使うと「変速性能」が落ちる”諸刃の剣”でもある飛び道具。
また、熱収縮チューブでケーブルをまとめている点にメカニック魂あり。
BBベアリングには、ベルギー産のセラミックベアリングC-BEAR。
国内では2016年からJPスポーツが取り扱い始め、
ジワジワと世間に認知されつつあるブランド。
個人的には、BEARINGにかけたマスコットの”熊”がポイント高いです(笑)
ツアー・ダウンアンダー開幕クリテリウムで勝利を収めた
カレブ・ユアンは『Noah Fast』(乗車インプレ)の方を好んで使用します。
「加速性」が高く、また高速で伸びる「巡航性」は、
まさにスプリンターにうってつけのフレーム特性。
ちなみに、ユアンの前傾かつ頭の低いスプリントフォーム。
弱虫ペダル好きの間では「リアル御堂筋君」とも言われるそうですが、
このフォームには、下記の興味深いエピソード・データが存在します。
「1年以上の間、風洞実験室に通った」
「14秒間のスプリントで3m先行できる」
ミッチェルトン・スコット×SCOTT『Foil RC』
フレーム:SCOTT『Foil RC』
コンポ:Shimano『Dura-Ace R9150』F:54-38T/R:11-30T、クランク長175mm、
ハンドル&ステム:Syncros『RR1.0 Aero』
バーテープ:Syncros『Super Light』
ホイール:Shimano『WH-R9100-C60-TU』(ステージによりC40と使い分ける)
タイヤ:Pirelli『P Zero Velo』25cチューブラー
ペダル:Shimano『PD-R9100』
サドル:Syncros『Tifino』(使用モデルは選手の好みによる)
ボトルケージ:Elite『Leggero』
サイコン:Garmin『Edge 820』
パワーメーター:Shimano『FC-R9100-P』
車体重量:7.15kg(ライダーDaryl Impey 183cm)
SCOTT傘下のブランドSyncros(シンクロス)、
そしてShimanoパーツで固められています。
ステム一体型ハンドルSyncros『RR1.0 Aero』は、
ハンドル幅420m、ステム長110mmで395g。
「軽さ」ではなく「剛性」「エアロ」を重視したもの。
タイヤは昨年12月に新発売したばかりの
Pirelliのチューブラーモデル『P Zero Velo』
ソフトタイヤの代名詞としてF1でも使用される「イエローコンパウンド」に
”鉄板”のラテックスチューブを組み合わせて「乗り心地」「グリップ力」は最高レベル。
重量こそ275g(25mm)と平凡ながら、
その完成度の高さは、傑作Vittoria『Corsa』とタメを張るでしょうね。
軽量オールラウンドモデル『Addict RC』も用意されていますが、
他チームほど『Foil RC』⇔『Addict RC』をスイッチする事はありません。
『Foil RC』が気に入ったなら『Foil RC』、
『Addict RC』が好みなら『Addict RC』に乗り続けます。
例えば、クライマーであるサイモン・イェーツは、
ド平坦のコースであっても『Addict RC』で走ります。
モビスターチーム×Canyon『Ultimate CF SLX』
フレーム:Canyon『Ultimate CF SLX』
コンポ:Campagnolo『Super Record EPS 12s』
ハンドル&ステム:一体型Canyon『H36 Aerocockpit CF』
バーテープ:Lizard Skins
ホイール:Campagnolo『Bora Ultra 50』(35と使い分ける)
タイヤ:Continental『Competition Pro LTD』25cチューブラー
ペダル:LOOK『Keo 2 Max Carbon』
サドル:fi’zi:k『Arione』カーボンレール(好みにより『Antares』と使い分ける)
ボトルケージ:Elite『Vico Carbon』
サイコン:Garmin『Edge 1030』
パワーメーター:Power2Max
昨年10月、同チームのバルベルデが世界一の座に上り詰めた際、
その機材とライダー装備を、つぶさにピックアップしました↓
当時の機材と見比べてみると、
11s→12sになったぐらいで、その他の箇所は完全一致。
ディスク化もありませんね。
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